CD NEWS 08/15/99 by makoto FURUTA
毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年08月15日午後11時35分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「魔法のリングにKissをして」岡本真夜
1.魔法のリングにKissをして〜Prologue〜
2.Help Me ||
3.宝物〜Album Mix〜
4.会いたくて
5.この街は止まらない
6.Everlasting〜Album Mix〜
7.海へLet's go!
8.そんなの嘘
9.この星空の彼方
10.明日へ
11.魔法のリングにKissをして
岡本真夜の通算5枚目のアルバム。1995年にシングルCD「TOMORROW」でデビューして以来、真夜の作品はテレビCMや主題歌などで日常的に耳にすることが多いですね。このアルバムに収録されている11曲の中でも「Everlasting」(クラフトカマンベール入り6PチーズCMソング)、「宝物」(TBS系ドラマ「ママチャリ刑事」主題歌)、「この星空の彼方」「Help Me ||」(TOYOTA NOAH CMイメージソング)、「海へLet's go!」(カネボウ化粧水CMイメージソング)、「魔法のリングにKissをして」(よさこい国体イメージソング)(1999赤い羽根共同募金CMイメージソング)という具合。また他のアーティストに提供した楽曲としては、「明日へ」(広末涼子)、「会いたくて」(石井聖子)もあり、このアルバムではセルフカバー曲となります。
真夜の楽曲には、落ち込んでいる人たちの気持ちを少しでもやわらげてくれて、一緒に解決の糸を探ろうとしてくれるような押し付けがましくない優しさがあふれているような気がして、いつも頼もしい存在です。失恋をしたり、仕事や勉強につまづいてしまった時に、彼女の歌声を聞くと、ぐったりと重くなった心がサアーと音を立てて軽くなっていくような気分になります。心の整理がつかず、どうしようもないとき、真夜の歌声を聞くとだんだんと落ち着いていきます。誰だって不安な気持ちになる時に、そばにいる人が励ましてくれれば、ホッとするはずです。一番は信頼できる人がいることでしょうが、それが叶わない時には、僕は岡本真夜のアルバムをお勧めします。
タイトル曲の「魔法のリングにKissをして」は、後半部分のゴスペルコーラスも参加してくる部分が圧巻です。この楽曲を聞くと、岡本真夜が確かな使命感を持って歌っていることがよくわかります。真夜は、今後も力強く歌い続けることで、あらゆる世代に向けて愛や夢を信じながら、ともに助け合って生きていこうとしています。たぶん、こうした姿勢は多くのファンの共感を生むことだろうと思います。
プロダクト・ノーツの「10代の世代にはとても新鮮な気持ちを、20代の世代には同世代の共感を、30代以上の世代にはとても懐かしい気持ちを与えてくれる作品に仕上がっている」という記述通り、世代を越えて愛されるアルバムの一つになると思います。
(徳間ジャパンコミュニケーションズ、TKCA-71650、3059円)
1.なぜ…
2.風のいたずら
「なぜ 見つめるほど 行き違うの 2人の恋」(作詞・作曲=たくや)ー印象的なイントロから始まる、このCD「なぜ…」はなかなかの名曲だと思います。今や、車をドライブ中に何度もリピートし、流している状態です。適度な切迫感が、ドライブと妙にマッチして見事なハーモニーとなっております。もっともドライブ先には、素敵な恋が待ち受けているのではなくて、空腹を取りあえず満たしてくれるファーストフード店であったりするところが我ながら間抜けですが…。
「なぜ…」は、TBS系ドラマ「P.S.元気です、俊平」の主題歌ですが、どうもチャンスがなくて、いまだにこのおもしろそうなドラマ(紫門ふみの青春ラブストーリー「P.S.元気です、俊平」=講談社漫画文庫刊=が原作ですから)を観ていない。Tamaのヴォーカルが、これから始まろうとしている恋の予感と、それを躊躇する気持ちの交錯を歌い上げています。全体に抑え気味に歌えば歌うほど、切なさが伝わってきます。
カップリングは「風のいたずら」で、これはタイトル曲と変わってややユーモア感のあるHysteric Blueらしい楽曲です。でも、Tamaの歌詞をじっくり読むと、結構、明るい曲調と違ってこれも切ない思い出が残る歌なんですね。コラージュのようにあちこちから切り取られ、並べられた時間軸の異なった幼い頃の思い出が目に浮かぶようです。
(Sony Records 、SRDL-4644、1020円)
1.OPENING〜CRAZY DRIVING
2.LET'S GO
3.RAP CITY
4.PARADISE A GO GO
5.BURGER & NOODLE
6.AND I LOVE YOU SO
7.SECRET AGENTMAN
8.I'VE GOT A WOMAN
9.BOB BOGLE MEDLEY
Walk Don't Run〜Rawhide〜Shang Hide〜Torquay〜The Work Song〜Mr.Moto〜Comin' Home Baby〜RAP CITY〜Bumble Bee Twist〜Green Hornet '66〜Perfidia〜Blue Moon〜
10.WALK DON'T RUN'64
11.DIAMOND HEAD〜PIPE LINE
12.BLACK SAND BEACH
13.DRIVING GUITAR
14.YELLOW JACKET
15.MISIRLOU
16.SHONAN BOOGIE
17.KIMI TO ITSUMADEMO
18.CARAVAN
永遠のギター小僧(小GALもいるかな)にとって涙、涙、涙のアルバムが、このCD。1998年8月18日と19日に、東京赤坂BLITZで開催された「永遠のギターキッズ」のライブの模様を収めています。
加山雄三がエレキ仲間に呼び掛けて実現したコンサート。出演しているのは、加山雄三&HYPER LAUNCHERS、NOKIE EDWARDS & Dr.K PROJECT、THE VENTURES、中シゲヲ(The Surf Coasters)といった具合。クレジットを見るとMCは鳥塚茂樹になっているんですね。おお、懐かしい、と思ったあなたもワイルド・ワンズファン?
永遠の20代若大将の歌声も聞けるのもちょっと渋いけれど、なんといってもTHE VENTURESの初期のサウンド(初代リード・ギタリスト、ボブ・ボーグルをフィーチャーしたメドレー「BOB BOGLE MEDLEY」(Walk Don't Run〜Rawhide〜Shang Hide〜Torquay〜The Work Song〜Mr.Moto〜Comin' Home Baby〜RAP CITY〜Bumble Bee Twist〜Green Hornet '66〜Perfidia〜Blue Moon〜)、また現在のリード・ギタリストのジェリー・マギーによるビッグヒット曲「DIAMOND HEAD〜PIPE LINE」、「BLACK SAND BEACH」も楽しめます。当然、ドン・ウィルソンのテケテケテケサウンドも思わずうなってしまいます。
(BMGファンハウス 、FHCF-2480、2625円)
Coming Soon
<反省>
◎今週は5つ星が3枚並んでしまいました。こういうのもたまにはいいような気がしますが、なんだか手を抜いているように思われないかと少し心配。いいものはいい、という評価ですので、よろしく。
◎関西ではそれほどでもなかったのですが、関東方面の大雨、大変だったようです。CD NEWSERの皆様のところはいかがだったでしょうか。大雨に伴う川の増水事故、映像などがその瞬間をとらえていただけにショックでした。しかし、人の生き死の瞬間をとらえた映像というのをそのまま生々しく放送していくのは、正直、どうかな、と感じました。その場に居合わせて映像を撮影していても、十分吟味した上で時には放送しない英断も必要ではないか、と思った次第。難しい判断が必要だとは思いますが、そう感じました。
◎夏の花火。過日、琵琶湖湖畔の花火を、じっくり眺めることができましたが、それがなんと自宅から。今年は花火の上げ方が高くて、さらに同一のものを並べて3本ずつ打ち上げていたので、いつもは見られないのに、近くの民家で半分ほど陰になりましたが、なんとか見られたので、アイスクリーム食べながら楽しめました。ちょっと得したような。
◎ども。先週、先々週にに引き続きスタジオに一言評論家のまこりん先生をお呼びいたしました。「現在の御気分は?」「(きっぱりとした口調で、一言)眠い」--ううううう、(またもや一言か)ありがとうございました。なんだか本当に眠いくらい目眩のする印象的なお言葉にちょっと我が耳を疑いました、あ、一瞬眠っていたのね、こちらも(どや、イーブンや)。
◎ま、眠い時は眠ればいいのですが、通勤電車に運良く座れて眠っていると全身汗びっしょりになることが。寝汗もありますが、目の前の人が笑っているから。どうも大きな鼾(いびき)をかいて眠っているらしい。もう恥ずかしくって汗びっしょりに(^_^;;)、いつも笑われるのはつらい。あはっは。ううう悲しい。
◎iBookの記事を書いた雑誌がたくさん出てきました。こうやって写真を見ていると、大きさがそれほど問題でないような気がしてこれはこれでいいかな、と。ひょっとして結構良かったりして、8月も半ばですからそろそろ、アップルから日本での販売価格が示されてもいい頃ではないか、と。
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<今週の一句>暑さだもん 暑いぜたまらん 夏だもん(mako-rin詠める)
蝉時雨 思い出ばかりが 心に降り(字余り。mako-rin詠める。)
筆者/copy right=フルタマコト
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