CD NEWS 03月28日号


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   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=04月03日午後03時00分


Presented by Makoto Furuta,1991-2005(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

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◎☆☆☆☆☆「冬の恋歌(ソナタ) OST完全盤」Various Artists


■01.最初から今まで
■02.My Memory
■03.初めて
■04.あなただけが
■05.My Memory (Piano&Violin)
■06.離せない恋
■07.始まり
■08.あなただけが (Piano&Violin)
■09.My Memory (Piano)
■10.忘れないで
■11.記憶の中へ (Ins.)
■12.恋人 (Chinese Ver.)
■13.スミレ
■14.あなただけが (Piano)
■15.初めて (Piano)
■16.スミレ (Ins.)
■17.最初から今まで (Japanese Ver.)

 半年という時間があると人間は結構変わるもんだと思う。昨年秋ごろには、それほどというより、正直言って、全く関心のなかった韓国ドラマにいまでは夢中なのだから変われば変わるものである。なんでこんなにはまったのか、やっぱり「冬のソナタ」にコロッと参ってしまったのが大きいだろう。
  
 ヨン様に関しては、世の中のファンとは違って、僕にはそれほど関心がなかったのだが、だまされたと思って時々見ていたNHK地上波の「冬ソナ」がいつの間にか、なんだか待ち遠しい存在になってしまってからは実に難儀な存在なってしまった韓流ドラマ。完全にハマッてしまってからは、テーマソングを聴いただけで、もう目がうるうる来てしまう。人間、歳だけはとりたくないなあ。年をとるとやっぱり、涙腺がゆるみっぱなしになる。花粉症の全盛期と変わらぬ。僕なんかきっとユルユルで涙腺のパッキングが、経年変化ですきまだらけになっているに違いない。

 一応僕は男性なので、ヨン様よりもチェ・ジウさんの方に興味がある。それにしても、こんなにいつでも泣いている女優は珍しい。チェ・ジウさんがブラウン管(まだ液晶でもプラズマでもない)上にいる時の半分くらいは、きっと泣いているはずだ。こんなに泣ける女優は素晴らしいと感心してしまう。きっと泣くための取って置きの引き出しがとんでもなくたくさんあるのだろう。観察していると、うれしくって泣いたり、追いつめられて自分一人ではどうしようもなくて泣いたり、感激して泣いたり、あの日のことを思い出して泣いたり、実にいろいろなバリエーションがあって、それが皆微妙に違うのだ。それを演じ分けている。泣くにしてもいろんなパターンがあることに気付かせてくれた。さらに観察すると涙の流れる方向、その涙の粘度まで微妙に違うようだ。チェ・ジウさん恐るべし。韓国にはとんでもない女優がいるもんだ。

 ひそかに好きなのはチェ・ジウさんの走る姿。お世辞にも美しくない。この部分だけなんとか吹き替えを使ってあげてほしい、と監督にお願いしたくなるほどだ。実に重そうにドタドタと走る。軽やかさがまるでない。最初は気になっていたが、段々慣れてきて、チェ・ジウさんの安定感ある走りがなんだか好きになってきた。 好きな人ならどんな走り方をしていても素晴らしい。オリンピック選手ではないのだから、どんな走りをしようといいではないか。泣きながら、ドタドタ走るチェ・ジウさんがなんだか無性にいとおしい。僕の胸に飛び込んでおいで(と書きながら、実際にドーンとチェ・ジウさんがぶつかってきた日には、きっと10mくらい吹っ飛ぶのは覚悟しておかなくてはならないだろう。ああ見えてチェ・ジウさんはしっかりした体格の女性なのだ。うーんと体を鍛えておかなくてはならない。そういう意味ではヨン様はうってつけだ。あのくらいボディービルで鍛えておかなければ、チェ・ジウさんを抱きかかえられないではないか。チェ・ジウさん、やっぱり恐るべし。

 さて、このCDはピアノとバイオリンを中心にした楽曲が並んでいて、これがまた、実にすんなり心の中に入ってくる。これも何かの拍子に、ズキーンと胸にしみてしまうと、最後には腰が抜けたみたいな気分になってくる。しかもB.G.M.のように流れる楽曲と共に、何度も見たはずのテレビのシーンまでもが頭の中で再現されると、突然、雪が降り出し、チュンサンとユジンが湖畔でたわむれる映像が動き出すのだから、もう条件反射そのものになってしまう。みっともないだろうが、僕は思いっきりその映像を追い、泣くことにしている。

 冬ソナの代表的な楽曲が並んでいる。ユン・ソクホ監督が日本で公開したテレビシリーズは、シーンなどを割愛したり、著作権の関係で楽曲も入れ替えているので、すべての楽曲が収録されているわけではないが、結構、納得のいく選曲で収録されているほうだ。

 (UAE、JKCA-1004、2500円)


◎☆☆☆☆「Beautiful Days〜美しき日々」OST


■01.その日までさよなら / ZERO
■02.約束 / ZERO
■03.Heaven / イ・ジョンヒョン
■04.約束 / リュ・シウォン
■05.あなたの後ろで / Scat: ZERO
■06.For you / ZERO
■07.その日までさよなら / リュ・シウォン
■08.いつも今日のように / Scat: ZERO
■09.夢 / イ・ジョンヒョン
■10.Missing you / リュ・シウォン
■11.Please (Instrumental)
■12.傷あと / リュ・シウォン
■13.君だけのために (Instrumental)
■14.願い / ZERO

  だから、やっぱり冬ソナ以来、チェ・ジウさんが気になってしまったのかなあ。でも「美しき日々」のチェ・ジウさんは、「冬のソナタ」のチェ・ジウさんより最初は少しはしっかりしていると思ったら、恋愛になった途端、もう実に優柔不断になってしまって、結局このドラマもかなりイライラして見ることになった。

 自立して生活していく女性が、レコード会社「ビクトリーレコード」の御曹司だかなんだか、キザなお兄ちゃんに見初められたら、もう単なる恋する娘になってしまったところが納得できない。正直、なんだかなあ、とがっかりしてしまった。イ・ビョンホンさんってそれほど男前でもなんでもないけれど、結構にやけていていい男である。テクノカットのような髪型したソンジュ役のリュ・シウォンさんも変わっていて面白い。「真実」の御曹司チョン・ヒョヌとどう違うのかよく分からない。服装までほとんど一緒だし、あれってリュ・シウォンさんの持ち込み自前衣装かなあ。でも目が離せないほど、このドラマはおもしろい。

 このCD、ドラマのバラードをうまく並べて、なかなかいい具合に仕上がっている。ドライブ中に流れてくると、結構ドラマの1シーンを思い出してしまって鼻歌を歌ってしまう。歌いながらもチェ・ジウさんの演じたキム・ヨンスの役が、やっぱり納得できない。ヨンスの友人、カン・ナレさんが結構いい味が出ていた。それにこの人の方がチェ・ジウさんよりも美人である、きっと。
 
  昨年末の紅白歌合戦にも出ていたイ・ジョンヒョンさんのキム・セナ役はかなり弾(はじ)けていて痛快だった。インタビュー受けているイ・ジョンヒョンさんが落ち着いた女性なのに、ドラマでは、典型的な現代っ子という落差。この雰囲気が全く異なっている役どころが今考えると面白いところだったかもしれない。それに長身のチェ・ジウさんとカン・ナレさんの間に入ると、イ・ジョンヒョンさんは幼い子どもように思えるほど。

 ドラマの中では、謎の歌手ZEROという登場人物(リュ・シウォンさんが演じる)がいるが、実は、実在のZEROも顔出さずに活動をしているそう。ややこしいドラマだけれど、そのミステリアスな存在はドラマが終了しても話題を呼びそう。


  (UAE、JKCA-1005、2500円)



◎☆☆☆☆☆「Niagara Moon (30th Anniversary)」大滝詠一



■01.ナイアガラ・ムーン
■02.三文ソング
■03.論寒牛男
■04.ロックン・ロール・マーチ
■05.ハンド・クラッピング・ルンバ
■06.恋はメレンゲ
■07.福生ストラット(パートU)
■08.シャックリ・ママさん
■09.楽しい夜更し
■10.君に夢中
■11.CIDER ’73’74’75
■12.ナイアガラ・ムーンがまた輝けば
■13.三文ソング(1st.Version)
■14.三文ソング(2st.Version)
■15.論寒牛男
■16.ロックン・ロール・マーチ(Take1)(Take2)
■17.ハンド・クラッピング・ルンバ
■18.恋はメレンゲ
■19.福生ストラット(パートU)
■20.シャックリ・ママさん
■21.楽しい夜更し
■22.いつも夢中
■23.朝からゴキゲン
■24.ジダンダ(unissued)
■25.夜の散歩道
■26.NIAGARA MOON

  ナイアガラの大御所、大滝詠一さんの30周年アルバム。実はこのアルバムを学生時代に聴いたのだが、きっとこのアルバムを聴かなければ、このCD NEWSも生まれなかったし、たぶん、今のmako-rinも存在しなかっただろう。そういう意味では世の中の大きな起爆剤になったアルバムだし、今後もカンフル剤として多くのポップスファンの間で聴き継がれていくだろう。決して古くなっていないところにこのアルバムの驚きがある。

  うんちくいっぱいのライナーノーツに詳しいことが書かれているので、そちらを読んでもらうことにして、(そうそう、さらに詳しい概要を知りたい人は現在発売中の「レコードコレクターズ」が最高。保存版ナイアガラ特集です)僕は、何も考えずにひたすらCDに耳を傾けてほしい、と思う。自らの耳を信じて、何度も何度もあきれるくらいに聴いてほしい。

  ちなみにオリジナル・エレック盤は、「01.ナイアガラ・ムーン」から「12.ナイアガラ・ムーンがまた輝けば」まで。この間は何度もリピート可能。エンドレスで楽しめる。ちなみに「13.三文ソング(1st.Version)」よりも後は、ボーナス曲。早い話が、おまけになっているのに、オリジナル13曲の倍にあたる13曲。なんと元のアルバムの倍にあたる26曲が入っている。しかも2100円というバーゲン価格ではありませんか。
 
  素晴らしい。各社(エレック、コロムビア、ソニーミュージック)からナイアガラの「ムーン」が発売されるたびに購入しているが、mako-rinは、今回は保存用と試聴用計2枚を購入してしまった。好きだねえ。そこまでして聴きたいアルバムって少ないですね。
 
  mako-rinのお気に入りは「ハンド・クラッピング・ルンバ」。この計算されたいい加減さが素晴らしい。学生時代、このCM曲を聞きたいためにアルバムを購入することになった「CIDER ’73’74’75」。このアルバムを持って、京都市内の某十字屋カウンターに行った時、店員の「やるな」という顔は今も鮮明に覚えている。さまざまな理由から、結局何枚も持つことになった「ムーン」は、どれにも思い出があって手放せない。

 (ソニーミュージック、SRCL-5004、2100円)


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Coming Soon


<反省>

◎御無沙汰しておりました、お元気ですか、CD NEWSのmako-rinです。 2004年9月以来です。さて、春です。またまた勤務地が変わり、大阪になります。2年ぶりの大阪は花粉の大発生、花粉症のmako-rinにはやや心配の日々。

◎本文でもお気づきのようにこの数カ月はmako-rinは、韓流ドラマに夢中。もう時間さえあれば、韓国ドラマを見ています。そんなわけで久しぶりに韓国のOST2枚と、発売されたばかりの大滝詠一の30周年記念アルバムを紹介しました。Niagara Moonこそ、僕がポップスが大好きになった原点的アルバムです。このアルバムが僕のいろんな人生の節目でリリースされることに感慨深いものがあります。大瀧詠一のファン、それも実にしぶとくも4半世紀以上にわたるファンで良かったと思う瞬間です。これからもしつこくナイアガラサウンドを楽しんでいこうと考えています。

◎舞鶴での仕事の補佐をしてくれたシトロエンXantiaは至極快調でトラブルは全くありませんでした。おかげで大雪の日も、台風で浸水した日もハイトコントロールで車高を上げて浸水、大雪からも逃れ、こんな素晴らしい車はないと思います。4月からはたぶん、僕がステアリングを握る機会は減る分、免許取り立ての娘が握る可能性が高くなりそうです。それにしてもファーストカーがフランス車って大丈夫でしょうかねえ。ぜいたくでうらやましい気がしますが車にとっても少々ぶつけられても毎日乗ってくれる人がいるほうがうれしいでしょうから、よしとします。

◎iPodはとっても素晴らしい。いつもiPodに励まされた。寝付きの悪い僕を寝かしつけてくれました。どこに行くのも一緒。なかなかの相棒ぶりです。

◎半年ぶりのCD NEWSいかがでしたか。また、ご感想をお寄せください。皆さんのご感想こそはmako-rinの元気の素です。

◎花粉症グッズがいたるところで用意され、その充実ぶりに驚くばかりです。徳用マスクなんて、60枚入りで698円。うれしいじゃありませんか。使い捨てですけれど快適です。洗眼薬もいろいろとあって、試しています。洗うと気持ち良くてくせになります。

◎お読みくださる方が最後の一人になるまでのんびりと続けようと思っています。もしよろしければ、どうぞ引き続き御愛読くださいませ。次回の更新もお楽しみに。

◎某所でブログを始めましたのでお知らせいたします。


<今週気付いたこと>花粉って吸い込み過ぎると頭痛くならない?

筆者/copy right=フルタマコト

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