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1996年3月にオルケスタデ・ラ・ルスから独立しソロ活動を始めたピアニストの塩谷哲とシング・ライク・トーキングのボーカリスト、佐藤竹善が結成したユニット名を「SALT & SUGAR」というそうです。今年5月に行った2人のコンサートの模様をライブレコーディングしたもの10曲と新たにスタジオレコーディング3曲が収録されている。ピアノとボーカルというアコースティックそのもののシンプルさが聴く人の心をグッととらえるみたいです。2人の音楽の原点となった曲が中心に選ばれています。「One Note Samba」(Antonio Carlos Jobim)▽「you Send Me」(Sam Cooke)▽「 Oh! Daling 」(Lennon/McCatney)▽「Wait For The Magic」(Todd Urbanos)…などおなじみの曲がならんでいます。二人の即興的なかけあいが実に生き生きしています。じっくり聴くことも、バックで流して楽しむ(そのうちについつられていっしょに歌ったりしたり)こともできるアルバムになっています(ファンハウス、FHCF-2342、3000円)
小田和正とシング・ライク・トーキングのボーカリスト、佐藤竹善が結成したユニット名を「PLUS ONE」というそうです。竹善はあっちこっちでユニットを結成しているのですね。念のためですが、キーボードに藤田千章、ギターに西村智彦といった2人が竹善といっしょになると、そう、シング・ライク・トーキングになるわけですね。どうしてもややこしい、困るわ〜、という人は机の前に図表を作って整理整頓しておくのも一つの手段です。竹善+塩谷哲=SALT & SUGAR、竹善+小田和正=PLUS ONE、竹善+藤田千章+西村智彦=SING LIKE TALKING、丸善+梶井基次郎=LEMON…てな具合に。この歌は歌詞や曲に小田調の部分も、竹善を感じさせる部分もミックスされていて微妙な"味"をかもし出しています。コーラスの美しさを思う存分楽しみたい人にはおすすめ。ただし一曲しか収録されていません。カップリングはカラオケとなっています。また、Victoria'97のウィンターキャンペーンCMソングとしてオンエア中です。(ファンハウス、FHDF-1600、700円)
クリスマスものアルバムの紹介は今年はこの一枚で最後となりそうですが、グッと落ち着いた雰囲気でウィンダム・ヒルの個性派ぞろいの名演奏家のクリスマスソングを選んでみました。1曲目は思わずライオネル・リッチーとマイケル・ジャクソンの顔が浮かんでしまいました(曲を聞けばわかります)「Do You Hear What I Hear」(Jim Brickman)。ウィンダム・ヒルの代表アーティスト、George winstonの「Christmas Time Is Here」などもう聴いているだけで心洗われます。クリスマスの特別な時だけでなく、落ち着いた時間を過ごしたいと思う時、あるいは、そっと心に響く音に耳を傾けたい時にはもってこいの一枚かもしれません。おなじみの「Silent Night」(Ray Lynch)なんて、もう泣けてしまいますよ。というわけで、あなたがこの「水の国」家頁を読んでいるクリスマスが平和で心静かで暖かな時でありますように(そして南米ペルーの事件が早く無事に解決しますように)。なんと今年のX'mas、ぼくは宿泊勤務日なのです。サンタが心配だなあ〜。(ファンハウス、FHCH-1003、2400円)
筆者/copy right=フルタマコト cdnewsjp@yahoo.co.jp