毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年03月16日午前11時25分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「Hey! Mr.Angryman」斎藤和義
最新アルバム「Because」の中で評判の「Hey! Mr.Angryman」がシングルカットされて登場です。どこかで聞いたことある、と思えばさっきまで見ていたさんまちゃんの番組「さんまのスーパーからくりTV」(TBS/MBS系)のエンディングテーマソングに使われていました。それにしてもニュースをチェックしていると実に腹の立つことばかり。どうもこの国の上に立つポジションにいる人々は生き方を間違えているようです。こうなれば若い人に期待しなくっちゃ、だから簡単にキレたりせずに、おっちゃんの話もたまには聞いてね、そういう歌ではもちろんありません。
でも斎藤さんちの和義くんは非常に軽快なロックにのせてこう呼び掛けています。“邪悪な人を見抜くには”じっくりその人の声に耳を傾けてごらん、と。「自慢する時の声と 自信のない時の声は同じ」「取り引きする時の声と 嘘をつく時は同じ」。実に見事ですね。怒りを歌にする人もこのくらいのユーモアがほしいものです。怒れる人 Mr.Angrymanは和義くんそのものなんでしょうが、彼一流の照れとユーモアで今の世の中を歌いながら歩いていきます。肩に力入れずに、さわやかに核心を突いて歌っているところが頼もしいと思います。そういう意味では笑いで着実に現実の社会を変えているさんまちゃんにも共通するものがあります。
(FUNHOUSE、FHDF-1674、1020円)
◎☆☆☆☆「ガールフレンド」The Turtles
大阪と奈良出身のガチガチの関西人4人組のメンバー。ヴォーカルの松本タカヒロ、道太郎(ベース)、山本昇(ドラムス)、岩見直明(キーボード)。この中に一人僕の高校の後輩がいるんだから嫌になっちゃう(でもうれしいなあ、頑張ってね)。ファーストの「ボクはロケットマン」(97年8月)、セカンドの「SWEET CANDY」(97年11月)なんだか懐かしいフレーバー風のサウンドが気になっていましたが、ついにタイアップもバッチリと、自動車会社ですぞ。このサードシングルは、日産新型セレナのCMイメージソングで登場です。音的には彼等が生まれた1970年代サウンドを意識しているのかどうかわかりませんが、非常に前向きなところが健康的で素晴らしいと思います。一途で、大好きなガールフレンドにメロメロで、誰がなんと言おうと、どこにいても電車に乗ってどこまでも会いにいくよ、雨が振ろうが、槍が降ろうが何が何でも行くぜっという、少し方向を間違えると「危ないやっちゃ」になってしまいますが、微妙なところでバランスが取れています。さすが関西人。
カップリング曲「影男」は相も変わらず、熱血演奏のインストルメンタルサウンド。もう汗が飛び散り、鼻水も噴水となり、虹の向こうは晴れなのかしら(By天地真理)って感じ。ちょっとこの熱の入れかたはすごいですぞ。で、なんと亀男たちのファンになってしまった人用のメーリングサービスもすでにできているとか。詳しくはhttp://www.sme.co.jp/Turtles/へどうぞ。メンバーが責任編集しているって、いったい誰が管理人やっているんだろうか? で4月にはなんとアルバムが出てきます。えらいこっちゃ。(Sony Records、SRDL-4504、816円)
◎☆☆☆「この指とまれ!」TOKIO
ジャニーズ事務所所属の数多いグループの中で、バンド系を結成以来守り続けているTOKIO。実に音楽志向が強くって、バック転などできなくても(でも、いざとなればできそうな気もするほどエネルギッシュな体力派のメンバーぞろい)やっていけることを身を持って示している5人です。その昔、たのきんトリオという3人組で売り出されたタレントがいました。近藤マッチ、田原トシちゃんの2人と比べるとやや霞む感じで存在していた甘いフェースで一世風靡した野村“よっちゃん”義男は、その後ギターの才能を生かし、今でもスタジオミュージシャンとして息長く活躍中ですね。この系譜がTOKIOにも当てはまりそうです。
ファンの層も他のジャニーズのタレントの周りにいる層と違っているように感じるのですが…。さて、卒業シーズン、転勤シーズンとなっていますが、このシングル曲「この指とまれ!」も、そうした場合に歌われるとちょっと雰囲気変わりそうな一曲。エンディングの子どもたちの歌声もいい効果出していると思います。曲調が明るくて笑顔で再会を約束する場合などに最適かもしれません。会うは別れの始め、などと言います。いろんな出会いがあって様々な別れもあることを示した言葉ですが、別れの際は湿っぽくなりがち。僕なんか「どうせ狭い世の中、そう堅く考えずにそのうちまたどこかで会えるさ」、と軽く考えるようにしています。不思議なことにそう思っているとまた本当に再会の時が巡ってくるのです。だから、そこのあなた、千昌夫の「星影のワルツ」のようにそんなに別れを辛いものにせず、「じゃあ、またね」くらいの植木等タッチでいきましょうよ。(Sony Records、SRDL-4462、1020円)
<反省>先週、「大容量ハードディスクに移行でMac OS 8.1にするかどうか現在思案中、誰かアドバイスを」、と呼び掛けたら大谷和利さんからメールが届きました。(さすがエバンジェリスト!! 頼りになります。)。新しいOS に興味を持っているかたも多いので書いておきます。大谷さんの結論からいうと「少し待て」ということです。つまりアップデータなどがそろう(そろそろそろって来ましたが)のを待ってからMac OS 8.1にアップデートした方がいい、ということです。で、僕は今お預け状態。新しいもの好きなので、我慢できるか、この一週間が山となるのでしょうか。
ところでこのMac OS8.1の最大の特徴の『HFS+』について大谷さんは「ディスクユーティリティ関連の動きも要注目です。まだHFS+をサポートしたディスクユーティリティがなかったと思うので、そういうものが揃ってからでも良いように思います」とアドバイスしてくださっています。Macらしい『HFS+』をすぐにでも導入したいというMacファンの気持ちはよく分かるのですが、これもしばらく様子見というところでしょうか。大谷さん、お忙しいところどうもありがとうございました。
花粉症の話続編。会社では、なぜか窓がはめ殺しで自由に開けけられないので花粉が非常に濃密に存在しているような気がします。会社につくなり挨拶以前にくしゃみの連発。面倒なのでティッシュ代わりにトイレットペーパーで鼻をかんでおりますが、周囲の女性は「ペーパーを巻き上げる姿がなかなか本格的」と褒めて(本当に褒めてんだか?)くれるので、うっかり気を抜いてかめません。くしゃみと鼻水の戦いの途中結果を申せば、最近では鼻水軍が優勢で審判をやる身はつろうございます。新しい週に医者に診てもらおうと思っています。
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