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いやあ〜まいったな。このアルバム探すのにずいぶん時間がかかりました。6月21日の発売日当日自宅から歩いて5分の某レコードショップに「ないの?」とたずねると店員は『ひゃあ〜まずい』という顔を一瞬しながら「ありません。ご注文なさいますか」ときたので無言で立ち去った。それ以来シリアのレコードを探す旅に出たのであります。大阪市内の某有名レコード店を含め3店を回りましたがありません。京都市内の2店でもなし。滋賀県内あちこち動き回って探した3店でも同様。こうしてあきらめかけていた28日午後、別の用事で再び訪れた自宅から歩いて5分の一番最初にたずねたレコード店でゲット。ぼくがだまっていたにも関わらず注文を入れたプロ根性をかいます。それにしても長い旅であった。ところが山下達郎・竹内まりや家のアルバム廉価版で出ているのご存じ? このシリアのアルバムのパーカッションも達郎ですが、こんなに安く買えるなんていい時代になりました。
「夢で逢えたら」は、実はナイアガラの再発売もので、ぼくも日本コロムビア時代のアナログ版LP、アナログシングル、Sony版CD一枚を持っているのです。それにも関わらずまた、購入するのは、ナイアガラ〜の悲しい性。とにかく再発売ものであってもテイクが違っていたりして、全くの新発売ものと変わらないわけでして、このあたり、躊躇することなく買う、これがナイアガラの生きる道なのです。このアルバムオリジナル曲以外にボーナストラックも6曲も入っていて、この中には、前述のレアになっているシングルの音源もあって、こういうきめの細かいサービスがうれしゅうございます。ところで、シリア・ポールの最近についてご存じのかた、いらっしゃったらご一報を、ナイアガラMLでも行方を追っております。追伸。このアルバム大変重要なもの(とぼくは思う)にも関わらずたいていのレコード店は、なめていて、ほとんど置いていません。このようなアルバムがさりげなく並んでいる店は、かなりできるお店ですので、皆さんご注意を(Sony Records、SRCL-3993、1529円)
「YOUNG OH! OH!」だなんて、司会は斎藤努か、川村龍一か。桂三枝、笑福亭仁鶴、月亭可朝はどこや。パンダは? こんなこと書いても10代は知らないもんね〜。ついにMBSの若者向けバラエティーテレビ番組「YOUNG OH! OH!」も、アルバムタイトルになるほど伝説化してしまったわけで、リアルタイムに斎藤努の差し出すマイクに向かって「O.K.」を叫んだ私としては、ちょっと悲しい。でも、このままでいくと「YOUNG 720」とか「YOUNG TOWN」なんてタイトルものが飛び出すのではないか、と期待してしまいますな(脱線ついでに、ホールを借り切っての公開録画番組であれほどパワーのあふれた番組があっただろうか。テレビ制作人は、もう一度「YOUNG OH! OH!」を検証してみてはどうか。ヒントがあらゆるところにあると思うから)。
それにしても、このFOUR TRIPSの音の古さは素敵です。懐かしいポップスは、それこそ、毎週日曜日午後6時に放送されていた「YOUNG OH! OH!」の時代と同じようなあったかさがあふれています。散漫といえば散漫だけど若さあふれていていいじゃないかと思うわけ。ドラマ「友達の恋人」の主題歌「WONDER」もしっかりアルバムバージョンとして入っています。このほか白川和美のかわいい声が楽しめる「くらげの恋」はなかなかおもしろい。ラストソングの「あきらめない季節」は永遠のポップスになれそうなさわやかで少し甘酸っぱい雰囲気が凝縮されていておすすめ曲です。一つ残念なのは、楽曲とはいえ独裁者の名前が恋愛ソングに出てくるセンスには疑問を感じます。わざわざこの独裁者の名前を持ち出さなくても十分表現できたと思うのですが…。(FUNHOUSE、FHCFー2379、3059円)
海外でこの「CD NEWS」をごらんの方は時々、聞いたこともないアーティスト名が出てきて、大変おどろかれていることと思います。日本を離れて2、3年海外で生活されている方に「つぶやきシロー」というタレントの名前をいきなり出しても戸惑われるばかりでしょうから、説明します。つぶやきシローは、本名・永塚勤で、1971年3月10日生まれ。彼の独特のおしゃべりで分かるように栃木県出身。1994年に「ホリプロお笑いオーディション」(芸能プロの老舗もこういうことやる時代になってきたのですねえ)で合格(正しくは補欠合格)し、、その独特のマッシュルームカットの髪の毛とおしゃべりと人から突っ込まれやすい気の弱いキャラクターとで最近人気となっております。一方、桜井とは、真心ブラザーズの桜井秀俊で、こちらはれっきとしたミュージシャン。「セキララ〜つぶやきと桜井」とは、お笑い芸人とミュージシャンによるユニットと説明しておきます。
このシングルなんと、東芝EMI版もありまして、同時発売中。つぶやきの「つぶやきトーク」部分若干違うのが特徴。カップリングの「しょぼ〜ん」もバージョン違い。でも、買うのはどっちでもいいような気がします。歌詞はまったくマジメそのもの。つぶやき自身もたぶんお笑いを離れたら、マジメそのもののような人で、なぜお笑いやってんだかよくわからない。補欠合格の勢いの恐ろしさですね。でも、なんだかよ〜くわからないのですが、このほのぼのしたキャラクターによって励まされる人も多いみたいで、この歌もそこそこは売れると思います。(Ki/oon Sony Records、KSD2ー1165)
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筆者/copy right=フルタマコト cdnewsjp@yahoo.co.jp