毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2001年09月16日午後11時20分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「アニメタル・マラソン IV」ANIMETAL
■01. 地獄の三銃士-Instrumental-
■02. 宇宙の王者!ゴッドマーズ(六神合体ゴッドマーズ)
■03. エルガイム-Time for L-GAIM(重戦機エルガイム)
■04. 失われた伝説を求めて(機甲創世記モスピーダ)
■05. ゴーショーグン発進せよ(戦国魔神ゴーショーグン)
■06. トライダーG7のテーマ(無敵ロボ トライダーG7)
■07. 銀河旋風ブライガ-(銀河旋風ブライガ-)
■08. 銀河烈風ブライガ-(銀河烈風ブライガ-)
■09. 銀河疾風ブライガ-(銀河疾風ブライガ-)
■10. 太陽の使者・鉄人28号(鉄人28号)
■11. われらがガッチャマン(科学忍者ガッチャマン)
■12. ガッチャマンファイター (ガッチャマンファイター)
■13. おれたちの船出(わが青春のアルカディア無限軌道ssx)
■14. タイガーマスク二世(タイガーマスク二世)
■15. 傷だらけの栄光(あしたのジョー2)
■16. 侍ジャイアンツ(侍ジャイアンツ)
■17. 空手バカ一代
■18. 荒野の少年イサム(荒野の少年イサム)
■19. 愛をとりもどせ!!(北斗の拳)
■20. ゲームセンターあらし(ゲームセンターあらし)
■21. 夢操作P.M.P.1(プラレス三四郎)
■22. 夢の狩人(魔境伝説アクロバンチ)
■23. HELLO,VIFAM(銀河漂流バイファム)
■24. 黄金戦士ゴールド・ライタン(黄金戦士ゴールド・ライタン)
■25. 亜空戦士大作戦のテーマ(亜空大作戦スラングル)
■26. ダルタニアスの歌(未来ロボ ダルタニアス)
■27. がんばれ!宇宙の戦士(宇宙大帝ゴッドシグマ)
■28. 斗え!ゴライオン(百獣王ゴライオン)
■29. 銀河の青春(機甲艦隊ダイラガーXV)
■30. 光速雷神アルべガス(光速雷神アルべガス)
■31. たたかえ!ガ・キーン(マグネロボ ガ・キーン)
■32. UFO戦士ダイアポロン(UFO戦士ダイアポロン)
■33. ブロッカー軍団 マシンブラスター(ブロッカー軍団,マシンブラスター)
■34. アストロガンガー(アストロガンガー)
■35. アイアンリーガー ~限りなき使命~(疾風!アイアンリーガー)
■36. ゲッターロボ號(ゲッターロボ號)
■37. Zのテーマ(マジンガーZ)
1999年7月31日に渋谷クラブ・クアトロで封印されたはずの伝説的なバンド「ANIMETAL」が21世紀の最初の年の同月、同日、同場所、同メンバーで復活してしまいました。一度引退する、と宣言しておきながら、いつの間にか復活してメーンステージに上がってしまうという現象は、この芸能界にあっては、さして珍しいことではございません。いいじゃない、何回も封印したって。そのつど、ファンの希望にこたえて封印を厳かに解けばいいじゃない。
で、「ANIMETAL」と言えば人気TVアニメ・ソングをメタルで演奏するというコンセプトで、当時一世を風靡した伝説的バンド。そのくせ名前に反して特撮やら円谷プロものなどアニメとあまり関係ないアルバムを製作していたのも事実ではあります(笑)。
そのつど「TOKU(TOKUSATU)METAL」とか「TUBU(TUBURAYA)METAL」なんて名前にしておけば良かったのかもしれませんが、きっとプロデュ-サ-氏にその知恵(笑)がなかったのか、レコード会社が嫌がったのでしょう。でもCDを出すたびにバンド名が変わるコンセプトって面白いと思いません? レコード店のラックをあっちへ行ったり、こっちへ行ったりして買わなくてはならないなんて、なんだか健康のために良さそうです。
またまた強烈なスタイルで再び復活します!今回は人気アニメ・ソングとアニメのタイアップを付けたオリジナル楽曲を収録。
(avex tune、AVCT-10103
、2625円)
◎☆☆☆☆☆「慎吾ママの学園天国 -校門篇-」 慎吾ママ
■01. 慎吾ママの学園天国 -校門篇-
■02. 慎吾ママのおはロック音頭
■03. 慎吾ママの学園天国 -校門篇-(music track)
■04. 慎吾ママのおはロック音頭(music track)
8月22日に発売された慎吾ママの2枚目のシングルCD。一番の特徴は、阿久悠作詞・井上忠夫(大輔)作曲による「フィンガー5」(玉元一夫、光男、正男、晃、妙子のオリジナルメンバー、具志堅実、安広司の家族、親類メンバー)の大ヒット曲「学園天国」(1974年3月5日発売シングルレコード)を元pizzicato fiveの小西康陽クンがプロデュース(編曲も)しているところでしょう。そういえばこの楽曲、ちょっと前に小泉"KyonKyon"今日子もカバーしていました。
SMAPメンバー、香取慎吾が女装をして慎吾ママに変身すると、どうやら「女優」というカテゴリーに入るらしくて、この夏、フジテレビ系単発ドラマでしっかりヒロインを演じていたのにびっくりしました。
「おはロック」の姉妹曲というコンセプトなのでしょう、やたらと「おっはー」が連呼されますがそれほど違和感がありません。なんでも飲み込んでしまうような広さがこの楽曲「学園天国」にはあります。きっとオリジナル曲が素晴らしいからでしょう。SMAP好き、慎吾ママ好き、pizzicato five好き、フィンガー5好き、KyonKyon好きをも巻き込んで必須CDとなりそうです。
さて、カップリングの「慎吾ママのおはロック音頭」も見逃せません。ナイアガラの巨匠、大瀧詠一(ラジオ再放送復活おめでとうございます)が切り開いた音頭ものの楽しさを小西クンがあますところなく再現してくれています。夏場の音頭ものを聞くたびに、むかし、むかし「オバQ音頭」を町内会の盆踊りで踊ったことを思い出すのです。江州音頭を例にあげるまでもなく音頭こそ日本を代表するダンスミュージックの原点。守っていきたい文化遺産なのです。
(ビクターエンタテインメント、VICL-35323、1100円)
◎☆☆☆☆☆「Who Let The Dogs Out」Baha Men
■01. La Bamba
■02. Who Let The Dogs Out
■03. Sugar Baby Love
■04. Beautiful Sunday
■05. You All Dat
■06. Get Ya Party On
■07. Summer Of Love
■08. It's All In The Mind
■09. Where Did I Go Wrong
■10. Getting Hotter
■11. What's Up,Come On
■12. You're Mine
■13. Shake It Mamma
■14. Reach Out
■15. You Can Get It
■16. Who Let The Dogs Out -Barking Mad Mix-
■17. YOU ALL DAT -Dance Remix-
■18. WHO LET THE DOGS OUT -Doggy Style Mix-
「Who Let The Dogs Out Woof Woof Woof(犬を放ったの誰だ!? ウオッフ! ウォッフ! ウォッフ!!)」の楽曲は、あのAppleのiBookのテレビCMから流れてきたので知っている人も多いはず。
空港カウンターで、「まん中の席ください」と申し込む若者。搭乗して自分の両隣りの席のトレーを開いてiBookだのCDだのを並べるかなり強心臓の男の子なんです。右隣の女性に「これ、僕の彼女なの」とたぶん、iMovieで一生懸命編集したムービーを見せ自慢します。クスッと鼻で笑われるが、そんなことを気にする若者ではない。このおしゃべりに左隣で眠っていたおじさんが起きてしまいました。「あ、これ僕が今一番気に入っている楽曲なんですよ、ほら聞いてみる」と話しながらヘッドフォンジャックからコードを抜くと、iBookのステレオスピーカーから大音量で「Who Let The Dogs Out」が流れ出す。体を揺すって踊る若者。ジャンボジェット(たぶん)機内で眠り込んでいた乗客らは一斉に目を覚ます、というCMです。
バハ・メンは彼等の故国、バハマの土着のリズム「ジャンカヌー」の長年の支持者。ジャンカヌーは、もともと西アフリカから伝わったリズムで、クリスマスの翌朝に行われるバハマのジャンカヌー・パレードの際、伝統的行事として催され、ヤギ革ドラムとカウベルで演奏されます。午前3時から夜明けまで続くパレードです。
この伝統の音楽に合わせて「犬を放ったの誰だ!? ウオッフ! ウォッフ! ウォッフ!!」と歌い出す。パーティーで犬を放ってしまう、とんでもない歌なのですが、これがとぼけていて楽しい。ほとんど「「Who Let The Dogs Out Woof Woof Woof」の繰り返し。すぐに覚えてしまうし、このリズム楽しいですもんね。
冒頭の「La Bamba」はアサヒ本生CMタイアップソング。そんな関係かこのアルバムの本来のタイトルは「Who Let The Dogs Out」なのに邦題には「シュガー・ベイビー・ラブ+ラ・バンバ」に変わっています。可哀想な「Who Let The Dogs Out」。ビールの前に犬は勝てません。
カバー曲には「SUGAR BABY LOVE」や「BEAUTIFUL SUNDAY」。ロンドン出身の6人組THE RUBRTTES、1974年のヒット曲。ちなみに日本では1988年にWINKがカバーしています。
そして「BEAUTIFUL SUNDAY」といえば田中星児クンのカバーでおなじみ。元は英国バーミンガム出身の DANIEL BOONEの1972年のヒット曲。全米チャートは15位でしたが、日本では1976年のTBS系朝番組「おはよう720」(その昔「ヤング720」というのもありました)のコーナーで使われて大ヒットし、日本国内だけで190万枚にもなる売り上げを記録しました。そして急きょリリースされたのが「ステージ101」でも活躍していた田中星児クンなのです。これも50万枚を超えるヒットでした。
DESMOND CHILD(BON JOVI、SHER、MICHAEL BOLTON、ALICE COOPER、CHICAGO、AEROSMITHなどをプロデュース)、MICHAEL MANGINI(ロック・グループ、EXTREMEの「最後の」ドラマー)、MARK HUDSON(兄弟トリオ、HUDSON BROTHERSのメンバー)の3人のプロデューサーによる作品です。
メンバーは、RICK CAREY、MARVIN PROSPER、OMERIT HIELDの3人のヴォ-カリストにPATRICK CAREY、ISAIAH TAYLOR、JOSPH SPENCEなど元からいるメンバー9人が現在のラインナップ。
(avex trax、AVCD-11943、2752円)
<反省>
◎先週、メールマガジン発行直前に飛び込んできたNYアメリカトレードセンタービルやペンタゴンへの同時テロ。数千人ともいわれる犠牲者の中には日本人も多く含まれています。犠牲となった多くの人々の御冥福を祈ります。
◎主張がどうであれこういう卑劣なテロは許されないものです。しかし、だからといって米国の報復攻撃を黙って見過ごしていていいのでしょうか。武力に対する武力を続ければ、いつまでも報復に次ぐ報復の泥沼化に陥るだけです。日本はいつも外交下手(だってあの私欲の海に溺れている"泥棒"役人たちが血税をかすめ取る片手間でやっているんだもん)ですが、今こそこの外交を通して、平和的手段で解決策を模索すべきではないかと思います。日本の独自の主張があっていいと思います。
<今週の一句>ビル崩れ 絶叫の声 耳残る
筆者/copy right=フルタマコト
一言、いいですか? メールください!
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