CD NEWS08月12日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2001年09月24日午後06時20分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp


 
CD印の飾り棚線マーク  

◎☆☆☆☆☆「Dirty Shoes」hiro:n


■01. Dirty Shoes
■02. Rendez-vous
■03. Dirty Shoes( DJ KRUSH remix)


 hiro:n(ヒロン)のニューシングル。Dirty Shoesに対しては、「両想いの歌です。両想いの方が片想いよりも淋しかったり、苦しかったり、力がいるナーと思います。そんな想いを歌にしました」とヒロンが説明しています。

 そう確かに両想いの方が辛そう。「汚れた靴でリズムとるあなたをまた一つ好きになる/Your Dirty Shoes どんな時も無邪気な顔でけして飾らないあなたが好き」、「Dirty Shoes」でありのままの等身大の自分で直球勝負してくる男の子への評価は結構高そうです。決して飾っているつもりはないけれど、少しでもカッコよく思われたい、という嫌な気持ちがないところが清々しいのかもしれません。

 でもmako-rinは汚れた靴をいつまでも履いている男の子には「靴ぐらい磨け」と言ってしまうかもしれません。飾らない気持ちと他人に不快感を与えない気持ちという点はその見極めが結構難儀かもしれませんね、きっと。

 (日本コロムビア、COCA-50640 、1260円)



◎☆☆☆☆「Get your groove」 福原裕美子


■01. Get your groove
■02. Rn'J
■03. Get your groove (English Version)
■04. Get your groove (Instrumental)
■05. Rn'J (Instrumental)


 9月5日に発売された福原裕美子の2枚目のシングルCD。NHKドラマDモード「ルージュ」主題歌になっています。

 ファーストシングルの「What would I do」(フジテレビ系ドラマ「私を旅館に連れてって」主題歌。観月ありさちゃんがヒロインの素敵なドラマでした)に似た路線です。思いっきりシャウトして、毎日同じ繰り返しにうんざりしてきた日常生活をスパッと変えたいという気持ちが込めれているかのようです。

 とは、いえ、この日常生活ってそれほど簡単には変えられないのも現実です。せめてクラブに行っている間だけでも変わるんじゃないか、との思いには共感してしまいます。問題はクラブで遊び終わって出てきた時なんでしょうね、たぶん。う〜ん、悔しいことにまた、日常に戻っているわけでいきなり現実に引き戻されます。ホント悔しい。

 でもmako-rinは、こう考えます。一足飛びの劇的変化の生活も確かにないわけではないでしょうが、それはちょっと無理。ちょっと地味すぎる考えですが、変えたいと思う生活に向って毎日努力することではないでしょうか。自分を変える、世の中を変えるって結構しんどいことだと思うのですが、毎日毎日、そう主張しながら、周りを説得して信念とポリシーさえあれば変わっていくと思うのですが…、どんなもんでしょうか…。

      1981年10月23日生まれの血液型B型。プロフィールを見るといきなり「クォーター」って書いてあってなんのこっちゃと思うのですが、アメリカ人の祖父を持つクォーターとうことです。3歳から歌、ピアノを始め、10歳の頃から好きな楽曲を自分流にアレンジして弾けるようになり、中学時代から作詞・作曲を始めているそうです。

 高校3年間をアメリカで過ごし、毎日ラジオから流れる本場の音楽や友人たちとのバンドやコーラスグループでの活動でいろいろな音楽知識を身に付けています。当時の担当はヴォーカル、ピアノ、キーボードなどです。2000年6月アメリカの高校卒業後、帰国。今はさまざまな楽曲を製作中。

 (SONIC GROOVE、AVCD-16010、1050円)


◎☆☆☆☆「あたりまえのこと」CLOVER



■01. あたりまえのこと
■02. 守りたいもの
■03. あたりまえのこと (Instrumental)
■04. 守りたいもの (Instrumental)


ASAYAN・敗者復活オーディションで、最終の4人に残ってレコード会社4社の争奪戦になり、話題となった「椛田早紀」の待望のフォーライフレコード・デビュー。ユニットとして「CLOVER」を結成して最高のメンバーによって守られながら真価を世に問います。

 「CLOVER」の吉田純子は、デビュー曲「あたりまえのこと」の作詞・作曲を手がけたことをきっかけで「CLOVER」に参加しています。残る二人のメンバーである馬場、eiriはベテランのアーティストで、今後の「CLOVER」の活躍が楽しみです。

 「あたりまえのこと」は、突然、真夜中にかかってきた電話がきっかけ。電話の向こうにいる相手に以前から好意をもっているのですが、それがどうしても言い出せない女性が主役です。あなたのことをもっと知りたいのに知ってしまったら、取り残されてしまうんではないか、と心配しています。

 そんな心配はきっと取越し苦労なんだろう、と思います。全く好意を持たない異性のところにそんな深夜電話をするわけがないじゃないですか。向こうだって機会をうかがっているのではないでしょうか。うまくお互いに思いが伝わらないもどかしさ、こういう気持ちってよくあります。時間が解決するわけでもないので、ここはひとつ肚を決めて、告(こく)ってしまう(=告白する)のも一つの手段かもしれません。アカン時はアカンのであって、うまくいけばみっけもんじゃないですか(ダメかな?)。

 「CLOVER」のメンバーは、椛田早紀(VOCAL、1981年12月22日生、大分県別府市出身)▽馬場一嘉(GUITAR、CHORUS、ARRANGEMENT、SOUND PRODUCE、1968年4月5日生、三重県松阪市出身。ロックバンド「UB:TAPS」の元ギタリスト)▽eiri(GUITAR、1971年4月23日生、「Dear」の元メンバー)▽吉田純子(CHORUS、COMPOSE、KEYBOARDS、1974年7月24日生、福岡市在住、2級建築士の資格を持つ変わり種。福岡で女性シンガー・ソングライターとして活動)。

 (フォーライフ、FLCF-3972、1020円)


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Coming Soon


<反省>
◎中央官庁の役人たちって本当にカスの集まりなんでしょうか。国民の税金を二重にかすめ盗(と)る外務省のエライ人たちに呆れていたら、今度は農水省のアカンタレの役人たちの登場です。国民の命を守れないのは厚生省のボンヤリ役人の特許かと思っていたら、そうでもないようです。農水省の役人も結構やってくれます。狂牛病で死んだ牛たちのその後の処分把握について二転三転する発表をして、この人たちも厚生省の無責任役人と共通の仕事に対するいい加減さを国民に十分明らかにしてくれました。国民の生命を守るよりも自己保身、自分の身を守ることに一生懸命なのですから、本当にもう開いた口がふさがりません。こういう役人に血税が支払われていることに腹が立ちます。牛の処分だけでなく自らの処分についても納得いく発表を求めたいものです。責任の所在をうやむやにしてハイ、サヨナラ、では国民はなめられたままで、これで高い給料を支払っているのですからホント困ります。

◎それにしてもこういうふうに諸外国でその危険性が指摘されていても、狂牛病を起こす可能性が高いと言われる肉骨粉を含んだ飼料が野放しに近い状態になっていたことは問題です。取り急ぎ現在ある肉骨粉飼料を速やかに探し出して怪しきものは焼却処分などしてこれ以上被害が広がらないような対策を講じてほしいものです。そして早く安全な肉宣言をしてほしいのです。焼肉大好きなので、少々のリスクは…とは思うもののやっぱり不安なまま食べても楽しくなさそう。安心してものを食べられないのはたまりません。

◎気持ちは分かるけれど、「報復に対する報復」という無限地獄に陥らないように見守らなければなりません。憎むべきはテロを起こした集団であって、その集団を内包する国民ではないはずです。なんの罪もない人たち、まったく民間人が犠牲になるのはこれ以上ごめんです。ましてや逃げ場所さえ見つけられない弱者が辛い目にあったり命を落とすのが予測されるならなおさら、ほかの解決方法をさぐるべきではないでしょうか。

<今週の一句>クルリッと 蜻蛉着陸 ミルク背に

筆者/copy right=フルタマコト
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