CD NEWS08月19日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2001年10月02日午後11時40分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp


 
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◎☆☆☆☆☆「Contact」ファンタスティック・プラスチック・マシーン(fpm)


■01. City Lights
■02. Beatiful Days (Taku's Garage Mix)
■03. Whistle Song (Sunaga 't Experience Remix)
■04. God Save The Mona Lisa
■05. Paragon2(Short Edit)
■06. Black Da Da(江戸前Mix)
■07. Love Is Psychedelic(Full Spoken Mix)
■08. I'm Still A Simple Man
■09. Todos Os Desejos〜欲望のすべて〜(King Britt's Scuba Mix)
■10. すべてをゆらして(On A Cheir)
■11. Whistle Song(Grant Nelson Club Mix)
■12. Beautiful Days(Female Vocal Version)


 アーティスト、プロデューサー、コンポーザー、アレンジャー、リミキサーそしてDJとして日本国内はもとより、遠くヨーロッパ、アメリカを中心としてワールドワイドに活動し、高い評価を得ている田中知之のソロ・プロジェクト「ファンタスティック・プラスチック・マシーン(Fantastic Plastic Machine=fpm)」のニューアルバム(通算4枚目)。

 フランス、ドイツ、イギリス、ブラジルなど世界各国のリミキサーの精鋭達によって生まれ変わった全く新しいアルバム「beautiful.」(今年1月にリリースしたサード・アルバム)という位置付け。新しく録音した「City Lights」「Black Da Da(江戸前Mix)」の2曲を含めるとこれはもう全く新しい「おnewなalbum」的雰囲気もあります。Fantastic Plastic Machineは、単なるリミックスものではないとして「beautiful. renewal(not only remix)album」と説明しています。

 ライナーのクレジットを眺めると「m-flo」のTAKU、RIP SLYME、Hirth Martinezらが参加。さらにゲスト・ヴォーカルとしてKahimi Karie(カヒミ・カリィ)の名も「すべてをゆらして(On A Cheir)」に出てきます。囁き系ヴォ−カルが堪能できます。

 ドライブのお供にぜひ持っていきたいアルバムナンバー1かもしれません。ここんところちょっと日々寒くなってきましたが、まだまだ日中、半袖姿の元気な人を見かける時期ですから、オープンエアーが楽しめる車ならなおのことぐっと楽しめそうです。

 音楽の楽しさをしっかり詰め込んで、なお、包容力というか余裕がCD一枚にあり余っているようなところが大きな魅力でしょうか。ジャンルからいえば全く異なるゴンチチをなぜかイメージしてしまうような(あくまでもイメージですから、聞くと絶対違いますよ)ところがmako-rinはお気に入り。シンプルなお茶漬けにもメーンディッシュにもどちらにでもオススメの逸品。

 冒頭曲「City Lights」は、NHK「TOP RUNNER」のテーマ曲。

 (cutting edge、CTCR-14182、2548円)


◎☆☆☆☆「夢をみるヒト」 大木彩乃


■01.夢をみるヒト
■02.好きな季節
■02.スカートの花


 大木彩乃(おおきあやの)のニューシングル。大木彩乃は1975年1月11日生まれの血液型O型。東京都出身。玉川大学文学部芸術学科音楽専攻ピアノ課程卒。1999年5月21日ビクターエンタテインメントからマキシシングル「眠る魚」でデビュー。99年7月23日にファースト・アルバム「幻の魚」をリリースしています。

 久しぶりに浮遊感あふれる楽曲を聞きました。ふわっとしていながら、しっかり存在感もあるヴォ−カルはきっと聞く人の“耳を釘付け”にすることでしょう。後半のコーラスも大好き。子どもの頃の夢に戻れない、自由に羽根が生えていて自由に大空を飛び回ったあのころ。こういう想いは誰もがするのでしょう。でもmako-rinはいつまでも飛んでいたいと思っています。飛びづらいわ、息がくるしいわ、羽根が取れそうやわ。大変でしょうが。

 「好きな季節」は、にぎやかな都会で「ひとり」でいることの淋しさを感じながらも、前向きに、孤独感、ミンナでいることへの羨望、そして『ひとり』でいることの気楽さ、楽しさをみずみずしく落ち着いたメロディーで表現する大木彩乃。今作の『夢をみるヒト』は、そんな大木彩乃の世界観がストレートに表現さ れている。

 (ビクターエンタテインメント、VICL-35279、1260円)


◎☆☆☆☆「めくれたオレンジ」東京スカパラダイスオーケストラ



■01. めくれたオレンジ
■02. Raise It All
■03. You're So Delightful
■04. めくれたオレンジ(Instrumental)


おお、いいねえ。この東京スカパラダイスオーケストラのニューシングル「めくれたオレンジ」。 “トーキョー・スカ”サウンドの名前で知られる世界有数の巨大ライブバンド、 それが「TOKYO SKA PARADICE ARCHESTRA(東京スカパラダイスオーケストラ)」。コピーを見れば「ビートは波打ち、ホーンズは火を吹く。地鳴りとカオス。そしてエンタテインメント。」とくるから、なんだかこのキャッチ読んでいるだけでぞくぞくしてくるじゃないですか。

 そして、このCDをかけた途端、全く裏切られないスカした感じがたまんない。とにかく勢いがあって、切れ味があって、もう体が弾んでくるのが手に取るようにわかります。きっと一度聞いたら、誰にもすすめたくなる、そんな楽曲なんです。そして何よりも励まされる一曲なのです。mako-rinが好きになる理由がいっぱい詰まっています。

 1989年、シングル「MONSTER ROCK」、アルバム「スカパラ登場」でメジャーデビュー以来、ずっと名前の通りにSKAにこだわり続け、メンバーの脱退や不慮の事故による死去などさまざまな困難を乗り越え、今日に至っています。今や、世界のSKAファンがこぞって東京スカパラダイスオーケストラのCDを求めるようになっています。SKAからジャズ、ロックまでなんでもこなしてしまう、それほど魅力にあふれているのです。

 「東京スカパラダイスオーケストラ」のメンバーは、NARGO(trumpet)、北原雅彦 (trombone)、冷牟田竜之 (alto sax/agitate-man)、GAMO(tenor sax)、谷中 敦 (baritone sax)、沖 祐市 (keyboards)、加藤隆志(guitars)、川上つよし(bass)、大森はじめ(percussions)。

 (cutting edge、CTCR-40083、1223円)


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Coming Soon


<反省>
◎ようやく肉骨粉を全面禁止したが、もう3週間の時間が経ってしまっている。中央官庁の役人たちって初動が遅いし、それをコントロールすべき農水相もぼんやりし過ぎ。これでは国民の大切な生命を守りきれない。即刻自ら責任の所在を明らかにすべきです。同時にいい加減な対応をした役人の処分も求めたいいと思います。また、万が一国民が今後この行政の過誤でなんらかの影響を受けた場合、関係者は素早く自らを律すべきです。こんな役人たちに大切な生命が奪われてなるものか。

◎風評被害を心配したあまり、逆によけいに心配を拡大して国民から牛肉を遠ざけてしまった農水省お役人たちの罪は大きい。懲りない人たちは、まさか反省会と称して焼き肉屋で一杯やっているんではないでしょうね。外務省のとぼけた人たちは田中真紀子外相に叱られてもその日の晩に平気でやっていましたけど。ああいう阿呆なところは見習わないように。歴史に残る大きな馬と鹿の集まりなんだから。この人たちが外交やっていると思うと毎日冷や冷やさせられて涼しいです。



<今週の一句>牛肉の トレイ侘びしい 肉売り場

筆者/copy right=フルタマコト
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