CD NEWS 08/08/99 by makoto FURUTA
毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年08月09日午前11時00分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「SOUL BANGIN'」久保田利伸
1.SOUL BANGIN'
2.SOUL BANGIN' "DJ HASEBE REMIX"
3.the Sound of Carnival(SOUL BOSSA TRIO REMIX'99)
久保田利伸のNew Maxi Single 「SOUL BANGIN'」は何度聞いても飽きのこないCDです。もう20回以上聞いているでしょうか、聞けば聞くほどいい歌だな、と感心してしまいます。久保田のソウルフルで、どことなくセクシーなヴォーカルも魅力的です。何よりも素敵なのは、聞いているうちに体が動きだす。そう、思わず踊ってしまうわ、一緒になって大きな声張り上げて歌ってしまうわ、いやはや、もう大変なのです。「SOUL BANGIN'」は「命の鼓動がこだまする」くらいの意味でしょうか。鼓動どころかバンバン跳ね回ってしまいます。思わず自分でバンバンします(by嵐山光三郎だっけ?)。
TOYOTA「PRADO」CMイメージソングらしいのですが、まだこのCM自体は見ていないのでなんともコメントのしようがありません。ひょっとして、テレビ画面の中で「PRADO」がバンバン、ジャンプしていたら、僕はきっと笑い転げてしまいます。そんなめちゃくちゃな車のCMってきっと楽しいでしょうねえ。
「SOUL BANGIN'」は作詞・作曲ともに久保田本人。「いのちのイグニッションキーをON!」なんて歌詞が実に小気味いいですね。男の子なら半端じゃなくて一生懸命やってごらん、いつまでも昨日までのことにしがみついていなくて、ほら今こそドーンとやってみぃ、というようなノリです。久保田利伸らしいワールドワイドな視点と共に、人間味あふれる温かい雰囲気が随所に感じられて、鼓舞されるCDだと思います。
「the Sound of Carnival」はTBSの金曜ドラマ「独身生活」の主題歌です。
(SME 、SRDL-4570、1223円)
◎☆☆☆☆「All I wish」我那覇 美奈
1.All I wish
2.あたらしいくつ
3.All I wish(Instrumental)
夏のイメージのする曲を探していたら、このCDにいきあたりました。…といっても、まずはCDジャケット点検で、海をバックに笑う女の子(なぜか写真は思いっきりブレております。このブレ方があまりにも素敵だったのが決め手かな?)に目がいった次第。このブレ方と笑顔が実にすがすがしくって、思わず手に取ったのです。でもこの選び方は決して間違いではありませんでした。実に正解、というのもジャケット通り、女の子のヴォーカルはうだる暑さの中でまさに清涼となるそよ風のようなんですから。
我那覇 美奈(がなは みな) は、鹿児島県出身の1981年3月生まれ。ひぃ、ふう、みぃ…(指を折って数えております、おお)なんと18歳なんですね。でも実にしっかりした女の子で、1998年2月に「桜のころ」でデビュー(16歳でデビューしているんですね)し、これまでに3枚のシングルとアルバム1枚をリリースしています。
「All I wish」の中で何度も繰り返されるI wishは、それこそ無数の願いがあるようなのですが、やっぱり一番の願いといえば、「好きな人といつまでもずっと一緒にいたい」、という素朴ですが誰もが心から願う気持ちです。美奈の「 I wish」の声がいつまでも 耳に残り印象的な歌になっています。カップリングの「あたらしいくつ」もそうですが、人生に前向きな楽曲こそが我那覇 美奈にぴったしだと思います。
(フォーライフ 、FHCF-3752、1020円)
◎☆☆☆☆☆「みんないるよ」mawari
1. みんないるよ
2. こころの花
心に沁み入るサウンド特集の3つ目は(そう、今回の選曲テーマは「心沁み」だったのね)、TBS夏のキャンペーンソングとして東京方面でオン・ジ・エアされているmawariの「みんないるよ」です。この曲 は、イラストライターとして活動中の326(ナカムラミツル)の作詞に、mawariが曲をつけた爽やかでちょっとせつないような雰囲気を持った作品です。
mawariは、1980年11月生まれで出身は神奈川県。幼い時からピアノを習い始め「今でもピアノの前に座るとなんだか落ち着く」という(作曲は、どうもギターでやっているらしい)。両親の影響でカーペンターズばかり聴くようになり、意味もわからずに英語の歌詞を覚え、毎日のように歌っていた、という。1999年4月、シングル「幸せの青い風」でデビューしていて、この「みんないるよ」は2枚目のシングル。
芸名のmawariは、「ひまわり」から来ているそうです。夏の陽射しを全身に受けてお日様の方にいつも顔を向けて生きていく彼女のポジティブなイメージにぴったりです。「みんないるよ」は幼い時の「いつもひとりぼっちだなあ」と感じるイメージからどんどん広がって、普遍性のあるストーリーになって、人に優しくなれる素敵な歌です。サウンドは実にシンプルですが、それだけにグッとくるものがあります。
実は僕、先日、誕生日を迎えた(もう、おそろしくて歳などいえない)ばかりの夏男ですが、この季節に生まれたせいか、ドでかい花を太陽に向かって誇らし気に咲かせるひまわりが大好き。透明感の感じられるmawariの歌声がとっても気に入っています。どうか御一聴を。
(キングレコード KICS-745、1020円)
Coming Soon
<反省>
◎悲しきナツバテ(@_@)と諸般の精神的ショック(!?)で、日曜更新が遅れました。ごめんなさい。
◎ども。先週に引き続きスタジオに一言評論家のまこりん先生をお呼びいたしました。「まこりん先生、ただいまの御気分は?」「(きっぱりとした口調で、一言)暑い」--ううううう、ありがとうございました。なんだか目眩のするくらい印象的なお言葉にちょっと油蝉も泣くのを止めてしまいました。あ、そうそう、スタジオですから蝉の泣き声は聞こえませんでしたね。それにしても御暑うございます。アメリカでは何十年ぶりかの干ばつ(旱魃=ひでり)とかいうではありませんか。大変です。ここ温帯モンスーン地帯にあるニッポンもまだ夏といっても序の口で、高校球児らが白球をひたすら追う長期休暇恒例のイベントが始まったばかりです。水の国地元である比叡山はなかなかのピッチャーだったのですが、なんと初日に負けてしまいました。残念。そう、きょうも上半身裸でMacに向かっていますが、Macも摂氏70℃を指そうとしていおります。冬場なら暖かくて良いのでしょうが、今はそうはいっておれません。額から玉の汗がしたたり落ちる今、Macよりも先にmako-rinの方が参ってしまいます。ううう。
◎花粉症、直ったと思っていたら、やっぱ、やたらくしゃみが出る。まだ残っているのか。なんだか初春からずっと直らないので面倒。マスクが不要な分だけよしとしないと。
◎iMacが海外では次期リビジョンが登場するのではないか、という噂がながれています。現行の333MHzとどういう違いなのか興味のあるところだが、ほぼ3カ月置きに進歩していくのはすごいなあ、と感心する。だって初代の233MHzだって今でも十分な高速マシンで何一つ不満はないのだから。
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<今週の一句>暑さだもん 暑いぜたまらん 夏だもん(mako-rin詠める)
蝉時雨 思い出ばかりが 心に降り(字余り。mako-rin詠める。)
筆者/copy right=フルタマコト
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