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  CD NEWS 08/01/99 by makoto FURUTA
CD NEWS08月01日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年08月02日午後02時25分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

CD印の飾り棚線マーク

◎☆☆☆☆「ふーせん」ザ・チョップスティックス

1.ふーせん
2.転校生ポニー
3.ふーせん(バッキング・トラック)

 いいねえ、このバンド名。The Chopsticks(ザ・チョップスティックス)だもんね。中学生時代習った英単語で、けったいな言葉と感じていましたが、それだけにインパクトが強かった、ということです。東洋の英知ですもんね「箸(はし)」といえば。これさえ使いこなせれば、ほとんどどんな料理もでも食べることができます。昔の人は実に便利な道具を開発してくれました。そんな名前をバンド名にしたのですから、かなりの自信もあるわけでしょう。

 ザ・チョップスティックスは、杉山俊広(Vo.&A.Gt.)=神奈川県川崎市出身=、五味哲也(Gt.)=横浜市出身=、佐藤慎祐(B.)=愛知県出身=、神西倫朗(Dr.)=島根県出身=の4人組。1995年10月に結成で、デビューシングルがこの「ふーせん」。

 「ふーせん」は、もうオリエンタルなフレーバー漂う、不思議な一曲。でも、この歌はふーせんを題材にしながら、「もっと有給休暇を利用して、リフレッシュしてたまっているストレスを吹き飛ばしましょう」、あるいは「ふーせんのように都会のビルの谷間を漂いながら気ままに生きていきたい」というメッセージのようなものがさりげなく含まれているんですね。タイトル通りまさにふんわりとしたつかみどころのない歌なのに言いたことはしっかり言っています。これはなかなかただ者ではないような気がします。「ふーせん」はテレビ朝日系「ネプいっ!」のオープニングテーマとして使われています。

 カップリングの「転校生ポニー」は、胸キュンものの転校生ポニーをめぐるラブラブな一曲。このハチャメチャ感、はっきり言って好きです。もう全体に散らかっていますが、なんだか笑みがこぼれてくるような楽しさがあふれていて、で、途中思わず「走れコータロー」を彷佛させる部分もあって、それなのに切ないラブソングだったりして。聞く人によっては、この取りとめのなさがテーマ性のなさに繋がって聞こえるかもしれないし、途中から少しバカバカしく感じれるかも知れない。でも僕はこういう路線の楽曲が大好きなのです。次回作にも期待したい。

 (SME、SRDL-4636、1020円)


◎☆☆☆☆☆「THE SURF COASTERS」THE SURF COASTERS

1.BIG THUNDER
2.STEPPIN' OUT
3.LINDA
4.DONKY CRAZY
5.ADVENTURES IN PARADOX
6.NO EXIT (17)
7.WEST GHOST
8.HYSTERIC DRUMMER
9.SKATER ON 10th AVENUE
10.3.BB. (three brothers ball)
11.REDZONE DEADZONE
12.CREEPY CRAWLY
13.SURF IS BLUE
14.SATISFY

 THE SURF COASTERSは、1994年に結成。ちょっとクルクル回りそうなバンド名は、八景島シーパラダイスのローラーコースターに由来しているとか。1995年デビュー。途中、中シゲヲ以外のメンバーが脱退しバンドは実質上、活動中止に。しかし、中シゲヲは単独でTHE SURF COASTERS 名義での活動を続け、1997年秋、酒井昌史(G.)、栗田伸広(B.)、みやけこういち(Dr.)を新メンバーにライブ活動を再開、新生THE SURF COASTERSをスタートさせています。

 今回のアルバムのキャッチフレーズは「THE SURF COASTERS遂に最高傑作誕生!!」とものものしい。しかもバンド名をそのまんまアルバムタイトルにするほどで自信もうかがえます。THE SURF COASTERSとしては初の「スタジオライヴ盤」に挑戦。テーマは、「ひたすら勢いを追求すること」。アナログ録音一発録り(別名「入魂の一発録り」ともいわれ、曲中の掛け声も全てメンバーが演奏中のものとなっています)、もちろん、そんなわけで途中で失敗すればやり直し、というのは当たり前。それでも、超ハイ・スピード(3週間)で製作されたというアルバムです。

実に軽快で暑い夏を乗り切るには、このCD一枚さえあれば、ひょっとしたらなんとかなるかもしれない。サーフィンミュージックというのは、そう、この季節にやっぱりというか当然のごとくピッタリなのです(昔の言い方なら「あったり前田のランチクラッカー」なのです)。“Prince Of The Surfguitar”と自称する中シゲヲは、「時間をかけてしまうとどうしても洗練されすぎだったり、きれいに整理されたりしてピュアな部分がなくなりがちである。荒くてもいい、多少のミスなど気にしない、現在進行形のバンドとしての“今”を伝えることの方が重要で、それが勢いであり、スピード感であり、緊張の連続でありすなわちバンドのパワーなのだ。どうぞドラムの連打に、そしてリヴァーヴの波にのまれて下さい」とコメントしています。そう一旦、この波に飲まれてしまうとあとは非常に心地良い。心を体を音の波に預けて山のような波やプカプカ漂う波がきっとあなたにとっての暑気払いとなってくれるはずです。

 全14曲で、酒井、中による連名曲が2曲(7「WEST GHOST」,12「CREEPY CRAWLY」)、みやけのドラムソロ曲(8「HYSTERIC DRUMMER」。なんと31秒)、栗田の手によるインタールード(10「3.BB. (three brothers ball)」)そして、メンバー全員の手による曲も2曲となっています。メンバー全員の積極的な関わりが、今後のTHE SURF COASTERSの活動の広がりにつながっていくようで楽しみです。

 (BMGファンハウス、FHCF-2478、3059円)


◎☆☆☆☆「Higher and Higher!」DA PUMP

1. intro~Higher and Higher!~
2. Joyful
3. You Can Understand~Share my world~
4. inter #1「Beatbox」
5. Crazy Beat Goes On!
6. inter #2「Destiny」
7. You are making Love & Dream
8. inter #3「Friendship」
9. Love & Friendship
10. Medicine of Love
11. inter #4「Okinawa」
12. South Guys in Tokio
13. Summer Nervous
14. inter #5「Night Life」
15. All Night Long
16. Baby, Baby, Baby
17. Around The World
18. Don't Stop Lovin'!
19. inter #6「Pray, promise, and…」
20. Thinkin' about you

 DA PUMPの通算2枚目のアルバム。しかし、まあ20曲ってなんだかすごいボリュームを感じさせますが、実質の収録時間は59分36秒。短い曲で24秒から長い曲で4分40秒まで。作詞は全曲m.c.A・T(except inter#1~#6)で、作曲・編曲は、富樫明生といった具合。

 1997年、ISSA、KEN、YUKINARI、SINOBUの4人からなるダンスヴォーカルユニットとして登場し、ダンスとラップを中心としたパフォーマンスで人気があります。今年第一弾としてリリースされたシングル「Joyful」(通算7枚目シングル)は、ラップでなくR&B色の濃いコーラスを主体にした楽曲でした。最新のシングル「Crazy Beat Goes On!」は、自らも出演するCMソングとしても有名。夏の太陽の下、海に近い場所で、走ったり自転車に乗ったりと溌溂(はつらつ)としたDA PUMPらしい演技(?)が好印象を与えました。

ISSAのヴォーカルも、KEN、YUKINARI、SINOBUのラップ・コーラスもなかなかバランスが良い。特にあのm.c.A・Tをぐっと若くしたようなISSAのヴォーカルは、多くのm.c.A・Tや富樫明生ファンをも納得させるでしょう。富樫明生+DA PUMPは最高の組み合わせではないかと僕は思います。

 ISSA主演で、SPEEDの上原多香子がヒロインの映画「ドリームメーカー」(菅原浩志監督、全国東映系10月23日ロードショー)のクランクインもあり、話題性は豊富です。

avex tune、ATCT-10062、3059円)


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Coming Soon


<反省>
◎ども、一言評論家のまこりん先生をお呼びいたしました。「まこりん先生、この夏の感想は?」「(きっぱりとした口調で、一言)暑い」--ううううう、ありがとうございました。奥の深いお言葉にちょっとちびりました。この夏は暑そうです。もう上半身裸でMacに向かっていますが、Macも汗びっしょり(のよう)です。なにしろ、中にある温度計が摂氏70℃を指そうとしているのですから。夏にG3マシンはちと厳しいのでしょうか。なーにぺんてぃあむよりましかな、うっ、クーラーがほしい。

◎花粉症、いつの間にか直ったような(シーズンが終わったのか?)気がします。で、トータル3回目の尿路結石。時々思い出したようにぴょんぴょん跳ねています。ウサギか? 相変わらず水をビールを、人間ポンプのように飲みまくっております。もうお腹はポンポン。たぬきです、タヌキ。

◎景気が悪い、とか言われながらも、この時期、売れているものにパソコンがあります。なんだかそろそろブームに拍車をかけそうな雰囲気が漂っています。僕の周りでもパソコンとまるで縁がなかったような人まで購入しているのですから、もうブレーク寸前といってもいいかと思います。でも、パソコンはなんでもできる(実際たいていのことはできるのですが)ようですが、本当はやっぱり日常のメンテナンスとか結構必要なんですね。そのあたりが普通の家電と違うところ、箱から出してすぐにインターネットはできるのですが、これをどういうふうに使っていくかは、実は購入者次第なのです。がんがん使いましょう、と本当は呼び掛けたいのですが、がんがん使うまでが大変なのよ、と言われると返す言葉がありません。でもねホコリ被ってしまうより、ぐぁんぐぁん使って使って使いまくってください。そしたら、パソコンっていいもんだなあ、と思える瞬間が必ずあると思います。

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<今週の一句>夏本番 暑くて暑くて へたり気味(mako-rin詠める)
Macさん 貯金なくて 指加え(字余り。mako-rin歩き疲れて詠める。)

筆者/copy right=フルタマコト
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