CD NEWS01月04日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年01月08日午後01時55分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

CD印の飾り棚線マーク

◎「FOREVER THE BEST OF LAZY KNACK」 LAZY KNACK

   あちゃー、LAZY KNACKっていつのまにか解散していたんですねえ。昨年末、そう、クリスマスイヴにファイナルライブを東京・渋谷公会堂でやっていたのです。で、このアルバムがベストもの。突然の解散や手際の良いベストアルバム発売にいろんなことを考えてしまいます。LAZY KNACKは、1995年12月のデビューですから、とりあえず丸3年は頑張ったことになるわけです。もっとも香月優奈や清水聡はまだ1979年生まれのティーンエイジャーなので、またまた、音楽シーンに戻ってくるであろうことを期待しておりますので次なる飛躍のための解散と受け止めることが正解のようです。
  アルバムは全13曲。リミックス曲も含めるとすべてのシングル曲はもちろん、アルバム未発表曲として「風に身をまかせ」「Treasure」「RHYTHM」「INTO A DREAM」の4曲が、また未発表曲として「YES WE CAN」が収録されています。浅倉大介ファンやテクノポップファンにはおすすめの一枚。(FUNHOUSE 、FHDF-2410、3059円)

◎「すてきな世界」堂島孝平

  マッシュルームカットで独自のポップな世界を切りひらいている堂島の4枚目のニューアルバム。1曲目の「微笑みがえし」は、キャンディーズファンには、胸キュン(by YMO)もののタイトルですが、中味は全然違っていて、アンサーソングにもなっていない、つまり、タイトルだけ同じの全くの別物。もっとも、ラブソングという共通点はあるのですがねえ。こういうタイトル付けられるとついフラッと聞いてしまうのは、ラン、スー、ミキちゃんの素人くさい芸(やっぱり、ぼくは伊東四郎、小松政夫との絡みが一番好き)でブラウン管に釘付けになっていた世代の弱みなのでしょうねえ。
 でも、「ノーベンバー」「オードリー(Type2)」のようにリバプールサウンド満載の音があったりして、伊達にマッシュルームにしているのではないことに気が付く。蛇足ではありますが「オードリー(Type2)」はもちろん鳳"potetin"啓助師匠への賛歌ではありません(そういう楽曲が出てもいいのにね)。銀幕のあの人、オードリーです。これもまた名前を聞くだけで、回想モードに入ってしまいます。映画「always」に出てきた時はびっくりしましたが…。このあたり、堂島という人は若い人なのに変なツボを妙におさえていて、不思議な人です。今年“買い”の一人です。(日本コロムビア、COCA-14674、3059円)

◎「THE YELLOW MONKEY SONGBOOK」PABLO Contemporani Orchestra

  ナイアガラーな人にはちょっと気になるアルバムです。このタイトル見ただけで、レコードショップに走り出す人がいてもおかしくありません。あるいは 「SONGBOOK」のネーミングに怒る人がいるかも。PABLO Contemporani Orchestraとはあまり聞きなれませんが、この程度のこと気にしてはいけません。ぼくは勝手に1998年の“多羅尾伴内楽団”と解釈しています。
  なぜナイアガラ臭いかといえば、まず、すべてのアレンジをあの井上鑑が行っているからです。しかもプロデューサーのクレジット名にしっかりと朝妻一郎氏の名前があるのを見つけてしまいました。イエモンとナイアガラの取り合わせはちょっと不思議な気がしますが、井上鑑のアレンジがなかなかの聞きものですので、チェック怠りなくよろしく。
  ただ、この手の企画もののアルバムってこういう熱いファン以外になかなか受けませんので売れ行きを心配します。逆にマニアックな一枚になる可能性もあって見過ごせませんけどね。イエモンファンは、このアルバムの良さに気付いてくれるでしょうか。気付いてくれたら、うれしいのですが…。収録楽曲は「楽園」「アバンギャルドで行こうよ」「Pearl Light of Revolution」「ピリオドの雨」「JAM」「BURN」など全13曲で、もちろん全部インストゥルメンタルです。(FUNHOUSE 、FHDF-2407、2854円)

音符印の飾り棚線マーク

今年もヨロシク、Coming Soon


 <反省>いや〜もうすっかり新しい年ですが、このあたりの時間の流れって、実にのどかなんですね。三が日くらいは亀の歩みのごとく過ぎていき、今日4日あたりから、実にめまぐるしく時間が動き始めるわけです。かくいう私、本日より勤務復活。さっそく宿直勤務ですが仕事しながら、片っ端からネットサーフィンしてやろう、と思っています。
 あと3年で次世紀に突入ですが、デジタルの世界では、1年が4年相当ですから干支でいえば一回りするわけです。どうもこの世界の技術の進歩はめまぐるしく、きょう夢のようなことをしゃべっていても、明日には実現してしまう世界なので、正直、驚きの連続ばかりです。パソコンを例にとってもスピード競争には関心があまりなかったAppleがいつの間にかパソコン業界で最速マシンを手に入れてしまい、新しい展開が起きつつあります。98年にラプソディーが出てくると、現在の枠組みが一変してしまうかもしれません。
   それにしてもこうした事情をもっとAppleは公表すべきです。いまだにマイクロソフトに買収されたと真顔で話す『窓な人』がいて苦笑することもたびたびで、つい笑い話になってしまいますが(Macな人は、こういう場合、つい調子を合わせて深刻な顔をして「そうなんですよ」なんて悪乗りしてしまう人が多いですから)…。こういう誤解がいつまでも続くのは、本家本元のAppleからMac以外のユーザーに対しても分かりやすい説明がないのも原因の一つだと思いますから。誤解はしかたないにしても、こういうことを積極的に明らかにして、『窓な人』にもよりよい環境でパソコンが使える状況がきていることを知らせるべき時にきている、と思います。そういう点でも、今年は大転回の年となりそうです。
 先週お約束しましたように随時各コーナーをアップデートしていきたいと思っています。どうか今年もよろしく御願いします。
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