CD NEWS02月01日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年02月01日午前11時45分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

CD印の飾り棚線マーク

◎☆☆☆☆☆「恋のルール、新しいルール」pizzicato five

   pizzicato fiveのご機嫌なニューシングル。いつもキュートな野宮真貴さんといつもひょうきんな小西康陽くんのとってもおしゃれで、楽しい一枚です。前回リリースの「大都会交響楽」(1997年11月1日発売。日本コロムビア、CODA-1388、1050円)からなぜだか独特のパッケージングで発売されていて、ちょっと今までのシングルCDのパッケージングに見慣れたものにとっては戸惑ってしまいます。「大都会交響楽」は銀色の小袋に黒文字や写真印刷されて、なかなかメタリックな感じが出ていてそのセンスに、さすが、とため息が出ました。
 今回は白地に、黒を基調にしたカラー印刷。pizzicato fiveのメンバーは、一見すると「ピンキーとキラーズ」かと間違えそうなイデタチでかっこよく(1960年代ですなあ)収まっているデザイン。これもまた実にさえていますねえ。でも、この2枚のCD、パッケージを開けるときにはよほど注意しなくては。勢い余って、ビリビリとやってしまいそうで、注意が必要です。
 「恋のルール、新しいルール」は、フジテレビ系「黄金ボキャブラ天国」のテーマソングになっています。なんとなく、あの「ベイビィ・ポータブル・ロック」の姉妹曲のような感じがしましたが、まずはpizzicato fiveの初春を飾る一枚として目出度い。今年は思いっきりガンガンにやってくれそうな期待感込めて最高の星5つを付けたいと思います。
 (日本コロムビア、CODA-1404、1050円)

◎☆☆☆「Because」斎藤和義

  斎藤さんちの和義くんのニューアルバム「Because」は、最近俄然人気が出てきた和義くんの魅力がいっぱい詰まった11曲入り。彼のアルバムはこれで通算6枚目となります。森の中にパラシュートで降り立った斎藤くんは、まずはジュースを飲んで一息ついています。彼らしい。そんなリラックスムードでアルバムの表紙写真を飾っているのですから、これはもう、落ち着きサウンド満載と保証シールを付けたも同然。
 実際十分リラックスできますしねえ。一曲目の「ジユウ ニ ナリタイ」で、和義ワールドへ出る前の準備体操とシャワーを浴びることになっているようです。これがリフレン部分を一緒に歌っていると実に気持ち良い。「生きていくことは死ぬまでの暇つぶし」なんて言われたら、怒る人もいるでしょうけれど、この言葉でずいぶん肩の荷が軽く感じる人もいるはず。
 すべてのことからの自由というのはとっても難しくても、身の回りのなんだか、いつのまにかくっついてきてしまった『不自由さ』は振り払おうと思えばいつでもできたはずです。なんでもないようなことだけれど、いろいろ増えて固まってくると不自由の山になっているのかもしれません。たとえば「テレビのスイッチを切ったり」「ワープロをトッパらう」「人の視線を気にしない」なんていう簡単なことで実は簡単に「ジユウ」になれそう。でも僕には今のところ「携帯電話」を捨てることができないし、パソコンから離れることも当分難しそうです。心から自由になりたいために今の僕は『不自由さ』を楽しんでいるのだろうか。ちょっと考えすぎると迷路に入り込んでいくような気が…。でも自由はほしいし、斎藤和義ワールドは、その取っ掛かりの第一歩のように思えます。初回限定として特製パラシュートカレンダーなるものが付いていて、組み立てる楽しみがあります。なんだか昔の漫画雑誌の10大付録みたい。(FUNHOUSE、FHCFー2408、3059円)

◎☆☆☆「銀座」古内東子

  古内東子のニューシングル。アメリカンポップスの上質な良さをさりげなく取り入れて、女の子の日常生活や恋愛感情などを歌わせると、この人のちょっと切ないような声とマッチして、いい味が出てきます。急に思い出しましたが、古内と同じ頃のデビューで鈴木祥子というシンガーもバカラックなどの影響を受けて素敵な曲を作っていたのに、最近顔を見せませんねえ。女性シンガーものは時々特集組むくらい好きなのでお気に入りのシンガーの歌声がないとなぜか気が抜けます。
 「銀座」は、タイトル通り銀座周辺のことを取り入れながら、好きな男性に問いかけています。銀ブラの雰囲気ぐらいしか歌詞には出てこないのですが(つまり後は心情表現がほとんどを占めているということですが)、このCD NEWS読者で、銀座に本社のあるサイトーさん、この曲どう思いますか? レコード店で聞いて感想を教えてください。ちなみにTBS系「世界ふしぎ発見!」のエンディングテーマになっていますのでテレビでチェックする手もあります。
 カップリングは「友達に戻れない」。これまた、『友達→恋人』となった彼氏が、なんらかのトラブルがございまして、再び『恋人→友達』になってしまったようです。でも、彼女は「もう友達に戻れない」と決断し、会うことを放棄するのです。なんだ、字にしてしまえば、これだけのことだけど、古内の切ないけど決意するまでの戸惑いなどが描かれた歌を聞いているときっと心動かされますよ。(Sony Records 、SRDL-4448、1020円)

音符印の飾り棚線マーク

Coming Soon


 <反省>  いやあ〜、2週間たちましたが、しつこくまだ風邪ひいております。しかも家族みんな風邪でダウンしてしまいました。インフルエンザです。みんな次々に高熱を出して床に伏せっております。
 全国的にもインフルエンザが流行っているようですので、もし、風邪かなと思われたら、インターネットなんかやっていないで(^_^;;;)さっさと早めに休んで、ゆっくり睡眠をとってください。皆さんお忙しいでしょうけれど、お医者に行ってちゃんと診断してもらってください。「たかが、風邪」となめていると、私のようになかなか直らず結果的に困ることになります。
 風邪薬、元々あんまり薬そのものを飲みつけないので、たまに飲むと、すっごく効いてフラフラしてきます。なんだか酔っ払っているようで、体がふわふわして、さらに眠たくなってくるのです。「眠い。眠い」が口癖になっています。

簡単メールはここ!手紙マーク!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、さっき注文されたそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。

<今週の一句>風邪ひきを 皆にうつして しかられる(mako-rin詠める)
おおたきの MLすらも 読めぬ風邪(mako-rin詠める) 

筆者/copy right=フルタマコト
!メールをください!
手紙マーク
cdnewsjp@yahoo.co.jp

前号に戻る戻るマーク ホームに戻る 進むマーク次号に進む
ホームに戻る