毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年02月08日午後09時11分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「READYMADE RECORDS REMIXES」pizzicato five-5th GARDEN-FANTASTIC PLASTIC MACHINE
これはもうご機嫌なリミックスアルバム。pizzicato five,5th GARDEN,FANTASTIC PLASTIC MACHINEといった3団体揃い踏みとなっています。「*********records」の表記でお馴染みの「READYMADE RECORDS」所属アーティストの持ち歌をば「世界の国からコニャニャチハ」とばかりにリミックスしまくっているのです。帯には「レ・レ・レのアルバム」とあります。
レ・レ・レといえば、Remixerにコモエスタ八重樫がいるのは「な〜るへそ」とわかるのですが、あとはmoodman & ahh! folly jet 10(「パノラミカ」のリミックス)とか誰だかわからない人々のクレジットが…。まあ、このあたりの怪しさがこのアルバムの一種の魅力なんでしょうか? でも、クレジット問題とか誰がやっているとかは、本当はどうだっていいと思います。聞いていて、これなんだか面白くていいねえ〜っていう音こそが大切なのであって、その他の情報は二次的なものにすぎません。二次的なものの方をありがたがる方もいらっしゃいますが…。
原曲を知っているとなおのこと楽しめます。「ふふふ、こんな遊びして」とかね。そうなるといろいろアルバムを聞き回ることになり、そこでまた新しい曲に出会って、一層好きになる…という仕掛けを小西康陽くんあたりは企んでいるに違いありませんが、知っていながらしっかりその構図にのっかって思うツボになったとしても、たぶん後悔はしない楽曲が並んでいると思いますので、ぜひ御一聴を。(日本コロムビア、COCA-14771、3059円)
◎☆☆☆「球根」THE YELLOW MONKEY
たぶん絶好調のはずのTHE YELLOW MONKEYのニューシングル。世期末的歌詞ながら、独特のヴォーカルについ耳を傾けてしまう。「球根」はNHKテレビ唯一のロック番組「POP JAM」のエンディングテーマになっています。「POP JAM」を見るたびに感じることですが、せっかくの番組のテンポが司会によってずいぶんそがれているような気がします。僕のテンポが変なのかもしれませんが、紅白歌合戦じゃあるまいし、お行儀の良いMCはこの手のロック番組には不要だと思います。NHKの妙に国営放送的な嫌らしさがこのあたりに出てしまっていることに、当のNHK職員の皆さんは何も感じていらっしゃらないようで僕は非常に残念です。あの手の司会は青春大合唱大会的楽しさがあふれていた「ステージ101」が一番似合っていたのです。 NHKはこの後の番組を「レッツゴーヤング」に持って行ってからちょっと路線がおかしくなっているみたい。「ステージ101」のコンセプトは今でも十分通用すると思います、貴重な財産を眠らせていますね。
それにしてもこのシングルに付属している「PUNCH DRUNKARD」と題されるツアー予定表のすごさ。4月3日の埼玉県戸田市文化会館を皮切りに1999年3月10日の横浜アリーナまで1月の半分は(つまり2日に一度)ツアーコンサートなのです。ロッカーも体が資本ですねえ。どうか最後まで頑張ってください。ちなみに8月のスケジュールがポッカリ空白なのはロングバケーションなのでしょうか。(FUNHOUSE、FHDFー1672、1020円)
◎☆☆☆「Break out Emotion」知念里奈
沖縄アクターズスクール出身者が大活躍中ですね。芸能の発信は東京からという一種の『思い込み』を破った動きを作ってくれたようです。芸能界の活性化のためにも素晴しいことではないか、と思います。実力さえあれば世界のどこにいても発信できることを証明していってほしいと思います。知念のプロフィールを見てへえ〜と感心したのは「小学校の頃に父親の影響でマイケル・ジャクソンを聴きながら育つ」という部分。沖縄といえば、あの兄妹バンド、フィンガー5を生み出したところ。彼等は確かジャクソン5を目指してデビューしたはずです。世代を超えて常にいろいろな人に影響をもたらしているジャクソン家の人々に改めて敬服。
「Break out Emotion」は知念の4枚目のシングル。1996年10月にデビューして、昨年末は日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞するなど活躍が有望視されているだけのことはあります。なにしろまだ16歳なのにこの達者な歌い方、ビートの効いた速度感ある歌をさらっとこなしているのにおどろきます。しかも実に大人っぽい。切ない女の子の気持ちを歌います。カップリングの「Pleasure」は一転落ち着いた歌ですが、抑制がとれたヴォーカルで聴かせます。タイトル曲共に歌詞は飯塚麻純だが、5、6年前の美里の歌を思い起こさせるような、非常に素直な心情表現がみられ非常に好感が持てます。(Sony Records 、SRDL-4446、1020円)
<反省>
もう〜、なんと3週間たちましたが、相変わらず風邪はしっかり直っていません。家族みんなダウンから立ち直りましたが、相変わらずゴホゴホやっています。それにしても本日は一日中強い風が吹き通しで、非常に寒かったですね。天気は晴れたり、曇ったり、かと思えば突然雪が降ってあっという間に屋根を真っ白にしたり、と非常に移り変わりの激しい天気でボッーと外を見ている僕を飽きさせませんでした。こんなことやっているから風邪をひくんだって?、ごもっとも。さて、皆さんのところはいかがでしょうか?
簡単メールはここ!
!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、さっき注文されたそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。
<今週の一句>そこのけ そこのけ 風邪ひきが通る(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
!メールをください!
cdnewsjp@yahoo.co.jp
前号に戻る
次号に進む
ホームに戻る