毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2001年02月08日午後11時10分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「Imiss you〜時を越えて〜」MISIA+DCT
■01. Imiss you〜時を越えて〜
■02. Imiss you〜時を越えて〜(Gomi's Remix/Radio Edit)
MISIA(ミーシャ、1978年7月7日生まれ、福岡出身、血液O型)のお気に入りのグループはドリームズ・カム・トゥルー(DREAMS COME TRUE=DCT)だったんですね。かねてから一度セッションしてみたかった、というMISIAの夢が叶いました。もちろんMISIA本人だけでなくDCTにもうれしい出来事。なによりもファンにとってはこんな組み合わせでCDが聞けるなんて最高の喜びでしょう。
で、「MISIA+DCT」という関西人なら「そのままやんか」の突っ込みの一つも入れたくなるグループ名ですが……。 ま、それは言わないお約束ってことで(言うとるやないか)、前に進めます。これがまた本当に思いのほか上出来で。こういう企画って、2組のアーティストが素晴らしければ素晴らしいほど、双方の個性が出過ぎてつぶしあいになりがちなのですが、このCDではそんな失敗をしませんでした。
伸びやかなMISIAの声を思う存分生かして、美和ちゃんがバッキングヴォーカルに徹していて、これはもう頼れる姐さんの貫禄といえそうです。「いよっ、姐御!! 」。歌詞はMISIAの担当ですが、これも吉田美和が作詞した「久しぶりのImiss you」がベースになっているんですねえ。いいねえ、なんかとってもあったかいもの感じてきます。
作曲は中村ッチ(中村正人)とMISIAのコンビ。DCTの「久しぶりのImiss you」にインスパイアされてMISIAが歌詞を書き、中村がベーシックを創り、MISIAと話し合いながら一部のメロディーラインを変えて行くという手法で進行したようです。
「MISIA+DCT」という女2人+男2人の新しいグループのサウンドはきっとあなたを魅了することでしょう。互いにリスペクトし合っているからこそ出来た一曲でしょう。
ニューヨークのChung King Studioでの録音。カップリングはKazuhiko Gomiのリッミクス。
(BMGファンハウス、RVCS-29908、1050円)
■01. 愛すべきひとよ
■02. 小さな寝息
■03. 愛すべきひとよ (Street Live Version)
Macのユーザーにとって「Kaleidoscope」という名前は特別な感慨があります。デスクトップ周りを思いっきりカスタマイズするアプリケーションの名前が「Kaleidoscope」なんですから、このスキームずいぶんたくさん集めたもんですねえ。
そして関東地区にお住まいの人にとってはTBSの名物アナウンサー、鈴木順さんの番組名「Kaleidoscope」から、きっとなじみが深いはず。順さん、お元気ですか? で、バンドの「Kaleidoscope」でございました。
今どき珍しくアンプラグドっちゅうんでしょうか、アコースティックギターで、フォークらしいフォークやっています。で、当然、路上ライブはあちこちで繰り広げていまして、今や全国各地にパイロット的に観測できる路上もいくつか持っています。
そんなこんなで、この「愛すべきひとよ」はかなりリサーチしている楽曲でして、マキシシングル「愛すべきひとよ/fish」として神奈川県だけが先行限定発売で2000年8月9日リリース(525円)していたんですね。カップリングの「fish」はTVKテレビ「高校野球ニュース」(あっ、そうかシーズン的に夏の高校野球ね)のエンディングテーマでした。神奈川の人ラッキーででしたね。
そして「愛すべきひとよ」は佐藤製薬「ストナ」のテレビCFイメージソングになっています。風邪薬の宣伝なんですね。なーるほど。夏から冬にかけて半年も活躍している楽曲なんて、目まぐるしい変化の音楽業界にあってはかなりレアな存在です。
で、当然全国版もちょっと仕掛けがありまして、「愛すべきひとよ」はStreet Live Versionとして収録されているんですね。女のコの雑談の声がしっかり聞き取れます。2000年10月28日、雨のそぼ降る横浜での路上ライブなんですね。このCDの中で、このテイクはやっぱり音が悪いのですが、そういうマイナス材料を差し引いても一番共感できます。
広島県出身の石田匠(vox、guitor、1973年1月23日生まれ、血液B型)。田辺トシノ(bass、1972年6月25日生まれ、血液O型)、児島英雄(drums、1972年11月27日生まれ、血液AB型)の3人が高校時代の1989年にそもそも結成したバンドが起こり。卒業で一旦はバンドは自然消滅するが1996年、石田のソロデビューをきっかけに再び3人がバンド活動に邁進。1998年10月、マキシシングル「River flower」でデビューしています。ちなみにこの「愛すべきひとよ」は3枚目のシングル。
(cutting edge、CTCR-40061、1050円)
◎☆☆☆☆「泣けるカラダ」小林 直
■01. 泣けるカラダ
■02. サードクォーター
■03. 初秋
「心ヲ流レル水ノ響キ」ーそんなキャッチフレーズもうなずけるWater Voice小林 直の3枚目のシングルです。「たくさんのキス」「涙の温度」と独自の質感をていねいに掲示してきた小林直。その延長線上にこの「泣けるカラダ」があります。
まず、どこまでもクリアな歌声は、水そのものと言ってもいいかもしれません。歌詞をながめると、あまりにも芯の強いところで、結構、損をしているのかもしれません。損というのは表現上うまくないかもしれません。
ここ一番で泣ける人はある意味で人生の大事な局面で救われるのかもしれません。どうしも男のコは、泣けない女のコよりも泣いてしまう女のコの方を選択してしまいがち。歌詞で見る限り小林 直は、いざという時に泣けないコのようです。「あのコより強いから、あの人が離れていった(と思っている)」。優しく強くいることへの自問のような気がします。でも、終止泣いていたり、嘘の涙で人の心を惑わすのもちょっと考えものですね。
歌詞そのものはとても平易なのに、その意味を考え出すと、ちょっと哲学的な思考に陥りがちな小林の歌詞。「泣けるカラダ」と「サードクォーター」はちょっと難解です。「初秋」がようやく分かる程度。小林 直本人の解説を聞きたいところです。
小林 直(こばやしなお)は、1979年1月23日生まれの水瓶座で、血液型はA型。東京で生まれ、小学生の時、父親の転勤で岡山→大阪→札幌(小2の時)と移動しています。幼少・青春時代を札幌で過ごし、小学校2年生から中学校2年生までピアノを習っています。中学2年生のころに、歌を習いながらいつのまにやらコピーバンドを組んでいます。高校を卒業して東京に戻り、音楽関係の学校に入学。その時の発表会で注目を浴び、2000年5月24日にデビューマキシシングル「たくさんのキス」(FOR LIFE、FLCF-3788、1223円)を発表しています。
(FOR LIFE 、FLCF-3833 、1223円)
<反省>
◎で、風邪の上になんと私の家系では必ず代々遺伝している(みたいな)「尿路結石」がまたまたやってきました。なんともはやで、もう動けないほど激痛が走ります。時々しゃがみ込んだり、ベッドがあれば横になっていますが、もう堪んないねえ、全く。
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<今週の一句>結石で 欠席と笑い 痛む我(字余りmako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
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