毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年02月14日午後10時15分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「しあわせの条件」The LOVE
1.青春の1/2
2.偶然
3.How much is...Love
4.雨に濡れた洗濯物(Album Mix)
5.ねじ巻きの腕時計
6.20才になる君へ
7.私にちょうだい
8.抱き合うたびにやさしくなれた
9.ロックスターの悲劇
10.郷愁
昨年1998年07月19日号で紹介したThe LOVEがセカンドアルバムを出していました。全員、博多出身のメンバーは、平義孝(ヴォーカル、ギター)、内田敏夫(ギター、コーラス)、中村勝男(ベース、コーラス)の3人組。バンド名からして「The LOVE」。なかなかこういうふうにストレートに付けたくとも付けられません。恥ずかしさや照れがあって付けられないのですが、彼らはそう、堂々と付けてしまいました。でも、このアルバムを聞いていると、彼らなら別におかしくないな、と感じました。今どき珍しいほど純情なんです。
ひょっとしたら、多くの人が忘れかけているかもしれない大事なことを彼らはさりげなく、当たり前のようにして持っているようです。青春まっただ中の淡い気持ちが残っていて、大人になればなるほど実にうらやましいのです。でもうらやましがってばかりいても仕方ありません。それよりもぼくらがどれだけ、青春時代の大事な気持ち、志を忘れていないかをもう一度自ら問い直してみる方がいいのかもしれません。彼らの楽曲はそのいいきっかけなのかもしれません。
「甘くて、青くてお話にならない」といってしまうことは実に簡単なことです。でもおそらくそんなことを言う人だって10代のころはきっとそうは思わなかったはずです。知恵、経験、世渡り上手…そんな言葉を手がかりに人生やっていくのも一つの方法ですが、10代の頃の自分と向き合いながら考え生きていくのも別の方法だと思います。だって、10代の頃に思った愛や夢や理想が通らない現実の方こそが本当は少しおかしいんじゃないかと僕は思うのです。「ずるい自分になってないか」「本当にそれでいいのか」鏡を見ながら問いかけてみたいですね。そんなことを思いながらThe LOVEの楽曲を聞いていたら、「The東南西北」(1983-1991)というバンドを思い出してしまいました。このバンドも実にまっすぐで好きでしたね。
The LOVEは、バンド名に負けないくらい実にたくさん「愛」について歌ってくれます。しかも愛だけでなく、友人や家族のことなども同時に考えさせてくれる素晴らしい詞がまたいいんです。「郷愁」のエンディングも素敵。
(BMGジャパン、BVCRー11004、3059円)
◎☆☆☆☆「青い契り」徳永英明
1.青い契り
2.限りなく僕らは(previously unreleased version)
3.青い契り(No Vocal Track)
レコード会社移籍第一弾のシングル「青い契り」をリリースするのは徳永英明。キングレコードに変わるまで。過去12年のうちに17枚のアルバム、25枚のシングルを発売しています。ベテランですが、なんと僕は彼が24歳でデビューして、大津市内の某百貨店(といっても1店しかないが)でサイン会やっているのを見ていたのです。新人歌手にしては落ち着いていたのが印象的でした。だから、いつも気になっていたのですが心機一転なんですね。
バラード曲なのですが、あの松っちゃん浜ちゃんコンビがMCしているフジテレビの音楽番組(だろうな、きっと)「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」の1月ー3月のエンディングテーマ曲になっています。
徳永英明の曲は、こうした切々と歌い上げる感じが多い。それがまたさまになっているところがいい。ちょっと大人の雰囲気漂う一曲。カップリングはややアップテンポな「限りなく僕らは」。「君が今側にいなければ/僕の昨日もこの部屋の香りも色も/存在はしない」って歌詞(徳永本人による作詞)、持って回った言い方だけれど、こういう言い方されると女の人も決して悪い気はしないでしょうね。
4月末には移籍第ニ弾シングル、続いて5月には2年ぶりのアルバムがリリースされる予定です。
(キングレコード、KIDSー410、1020円)
◎☆☆☆「初恋〜はるかなる想い」YURIMARI
1.初恋〜はるかなる想い
2.初恋〜はるかなる想い(TROPICAL MIX)
2.初恋〜はるかなる想い(Instrumental)
YURIMARIを初めて見たのはある音楽番組ですが、これがお世辞にもうまいとはいえない。でもなんだか印象の残る女の子二人組でした。
調べてみるとこのYURIMARI、ちょっと力の抜けた雰囲気がポストPUFFY候補だとか、力抜くにしても肝心の歌で抜かないでほしい、ってのが僕の正直な気持ちだけれど、改めてシングル聞いてみると、やっぱりコーラスは問題があるような気がします。本家本元のPUFFYだってそれほどうまくないですけれど、彼女たちは一見力を抜いているようですが、実は精一杯歌っています。なんかこのあたりひどく誤解しているんではないか、というふうに思います。
テレビ東京系「ASAYAN」の合格者、YURIがMARIというパートナーを得て、1998年2月「スーパースター☆ハムスター」でデビュー。この「初恋〜はるかなる想い」で通算5枚目のシングルとなります。サンプラザ中野、パッパラー河合というヒットメーカーをプロデュースに迎えてやっているから素材は絶対間違いないはず。「初恋〜はるかなる想い」もサンプラザ中野が作詞、パッパラー河合が作曲(編曲)。こうなってくるとやっぱり二人の歌唱力あたりが一番問題を抱えているような気がしてきます。
2月24日にファーストアルバムをリリースするそうですが、このあたりが大きな課題であるような気がしてきます。ルックスは好みの問題はあるものの、PUFFYより上と思うので、なんとかすればなんとかなるかもしれません。力抜き路線に軌道修正を加えてみたら、案外、一気にブレイクするかもしれないユニットです。
(avex tune、ATDTー20041、1020円)
<反省>先週は焦りました。「圭子」を「純子」と間違えるなんて。1週間恥ずかしくてしかたなかった。でも非常に多くの人が指摘してくださってうれしかったです。だって配信後すぐに読まれているんですもん。これはメールマガジンを作っているものにとっては大きな励みです。でもやっぱり恥ずかしい。
以前からやってみたかったPowerMac6100のG3化ですが、休みを利用してようやく夢を叶えました。改造関係では大御所である熊本の原口さん、彦根の若林さんというお二人に助言をいただき挑戦。なんと途中、AVカードをはめ直す工程で右手親指を負傷するというハプニングも。ま、どうにかこうにかG3化を無事果たしました。これが実に快適。特にメールの読み込みやテキスト打ちが実にきびきび決まってくれて、iMac並みの(全体のパフォーマンス的にはiMacの方が上ですね)作業がバシッ、バシッと決まっていくのが非常に気持ちよいです。文字の変換だってことえりの変換選択をボケッーと待っていなくてもいいので何よりもストレスを感じません。もしあなたが第一世代のPowerMacを所有していて、これからもまだまだ使いたいというなら絶対おすすめです。しかもハードディスクにパーティーションを切っておけば、G3を使わずに作業をすることもO.K.です。一度G3を知ってしまうとなかなか昔のマシンに戻れないのでしょうが、僕はG3と68Kマシンを行ったり来たり。結論としては「悩んだら買う」という僕の鉄則通りの選択でした。一つ気になる問題点は熱問題です。これは近々ファンを導入して解決する予定です。またその模様は報告したい、と思っています。
いよいよ今週は「MACWORLD Expo/Tokyo 1999」が開催されます。Appleの創業者の一人で業界の風雲児スティーブ・ジョブスが基調講演にきますが、彼は何をやらかすかがお楽しみ。実はAppleの関係者だってごく一部の人にしか事前に知らされていないとか。ましてやPowerBookの全体の発売台数の多くを占める日本での発表ですから、注目されているのもうなずけます。現在のノートパソコンの原形を作ったAppleらしいプロダクトの発表になると楽しみだなあ、と思っています。
なお、「MACWORLD Expo/Tokyo 1999」の会期中(18日ー20日)、僕も所属しているiMacユーザーグループ(iMUG)がUGとして「MACWORLD Expo/Tokyo 1999」に初お見えします。僕も18、19の両日顔を出しますので、会場にお越しになればぜひお立ち寄りください。
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<今週の一句>G3カード カードで購入 来月怖い(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
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