CD NEWS02月18日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2001年02月20日午前00時05分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp


 
CD印の飾り棚線マーク  

◎☆☆☆☆「THE WORLD INTRODUCTION」ZIGZO


■01. THE WORLD INTRODUCTION
■02. 暗闇でサングラス


 ZIGZOの通算6枚目のシングル。「THE WORLD INTRODUCTION」は、新世紀に贈る世界への入門ソングかとも思えるような一曲。2000年末から2001年にかけてのカウントダウンって、TETSUの描く(作詞・作曲)ように花火が上がるわ、花びらが散るわ、の大騒ぎしたところもあります。

 いろんな思い出が2000年という古い時代に封印されてしまい、今、新しい世紀の中に立ちつくしています。この際、新しい時代を、何があるかさっぱり分からないけれど、前向きに楽しんでしまおう、という楽曲。でも、やっぱり失恋したりの思い出は、悔しいことになかなか消え去らないんですねぇ。

 「暗闇でサングラス」は、前半「暗闇でサングラス」のリフレインで、最後までこのまま突っ走るのかと思いきや、段々前衛的な、あるいはインストルメンタル的な楽曲に変わっていくのがおもしろい。「段々良くなる法華の太鼓的」一曲。

mako-rinは、結構後半からの世界が好きで、これは最初に無理やり戻さなくても後半のインストだけで独立の一曲にした方が良かったのではないか、と思いました。「暗闇でサングラス」は、トータル11分20秒の作品です。ところで暗闇にサングラスというのは、果たして前が見やすいのでしょうか。無意味なようで、それがまた意味があったりして…。

 メンバーは、RYO(guitar、本名=岡本竜治、1970年8月14日生まれ、大阪出身)、SAKURA(drums、本名=櫻澤泰徳、1969年11月20日生まれ、東京出身)、DEN(bass、本名=大西啓之、1970年6月10日生まれ、大阪出身)、TETSU(vocal、本名=高野 哲、1972年12月12日生まれ、東京出身)の4人。

 (日本コロムビア、COCA-50464、1260円)


◎☆☆☆☆「ATAMI」atami


■01. intro
■02. NIGHTINGALE
■03. ガラスの豚 Vocal:K.
■04. キスキス Vocal:キリンジ
■05. MICA Vocal:chara
■06. AUGUST Vocal:Miho Hatori from Cibo Matto
■07. 30215
■08. RED MOON Vocal:bice
■09. フランキーズBB
■10. 赤い砂漠(hypno ver.) Vocal:Miho Hatori from Cibo Matto
■11. outro
■12. 70%-夕暮れのうた(atami ver.) Vocal:Zentaro Watanabe


 atamiは、渡辺善太郎(1963年8月9日生まれ。 Pro、Comp、Arr、Gt、Prog)の一人ユニット。「FAKE PROJECT of atami」という名前がWEBには見えます。その世界はこんな感じ。

 「1996年夏、ある東京の大学生が熱海でのサークル合宿中に発見した1本のカセットがこのプロジェクトの始まりに。この1本のテープの中には、膨大な楽曲の切れ端が収録されていました。 気になった彼は知人にもこのテープを聴かせ、そしてこのテープは多くの業界関係者の手に渡り、最終的に、これを修復というか再現していく仕事に乗り出すことに……」

 作品ごとに色々なゲストボーカルを迎えた変幻自在な形態で「幻のテープ」を再現していく。渡辺善太郎と一緒に「幻のテープ」を再現したいと思うアーティストが国内外問わず、参加していくかもしれない(どうやら現在、一緒に参加するアーティストを募っているらしい)。

 ちなみに渡辺善太郎は、辻睦詞、中武敬らと1989年に結成した「詩人の血」でデビュー、5枚のアルバムを世に送り、1994年、ユニット名を「Oh! Penelope」に改称。1997年に活動を停止するまで、プロデュースユニットとして活動しています。

 断片化した「熱海テープ」を繋げる“旅”なのですが、ほどよくポップでなんだか懐かしい(初めて聞く感じがしない楽曲なのに)。そして並ぶ楽曲を聞けば聞くほど、なんだか渡辺善太郎の策にまんまとハマってしまうのも結構楽しいものだとすら思えます。

 むしろ、こういう「前説」なんかは不要で、渡辺善太郎の送りだすプロデュースユニットをそのまんま楽しむというだけでもいいじゃないか、と思えます。でも遊びは遊び。遊びの要素なくしてはやっぱりおもしろくないのも事実で、こちらの方も今後どのように展開していくかが注目されます。やり始めたことはちゃんと最後まで続けていただきたく願っております。

avex trax、AVCD-11851、3059円)



◎☆☆☆☆「私利滅裂」林 邦洋


■01. 私利滅裂
■02. 沢村恵子
■03. 里山の夏


 轟音(ごうおん)系のギターリフ、ドラム、ベース、ギターひずみまくりなんですが気持ちいい音です。支離滅裂ではない私利滅裂なんだけれど、決して支離滅裂ではありません。「鏡の前でため息ついてはダメ」なんだかダメダメボーイズを思い浮かべてしまいますが、大丈夫、マイ・ フレンド。

 轟音と共に林 邦洋クンと一緒に歌い出す。支離滅裂なるままにまた陽が昇る、なんだか本当に聞けば聞くほど散らかった楽曲ですが、mako-rinは好きです。散らかったままなのにとってもきれいな感じがします。

 一番好きな楽曲が「沢村恵子」。どうやら邦洋の想像の産物というか想像上の登場人物のようなのですが、この実に生き生き、きびきび、ぴっかぴかに輝いている女性です。こういうスカッと爽やかな女性に会ってみたいもんです。で、「さっさと締め切り守ってCD NEWS書きなさい」って叱られてみたい。あ、これ、mako-rinが勝手に想像しているところね。

 どんどん膨らませますと、もうとっても素敵な女性になるんだな、これが。楽曲も爽やか系で気持ちがいい。佇まいが楚々としていてちょっと古風な物腰の女性を思い浮かべてしまいます。自分の想像に恋してしまいそう。なんだかつかみどころのないほどふわふわした感じで、ちょっぴり可笑しくて好きです。

 (日本コロムビア、COCA-15382 、1050円)


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Coming Soon


<反省>
◎Macが壊れてしもうた、と泣いていたら、なんとQuickTime5.0のパブリックべータ版を入れていたため、期限切れの日を迎えた途端、起動後のアイコンパレードでフリーズの嵐に。確かにダウンロード時の使用許諾に期限が来たら使えないことは明記してあったので仕方ないにせよ、せめて警告のダイアログくらい出してもいいじゃない。いきなりフリーズでMacが壊れた、と誰でも思うじゃないの。

◎ようやく他のマシンでWEBを巡回してQuickTime5.0のパブリックべータ版期限切れが原因と突き止め半日がかりで復旧させ、ようやくMacが動き出したと思ったら、今度はEudora4.3.2がエラーしまくり。こちらもあれこれ原因を探り、結局バックアップのメールなどが入っている「Eudora Folder」を入れ替えてようやく復旧に。両方の対処でほぼ一日かかってしまった。

◎そしてだいぶん時間がたって、ようやく立ち上げたEudora4.3.2の中には大量のメールが飛び込んで来ました。その中に「QuickTime 5 Public Preview登録ユーザの皆様へ」と題したアップル(日本)からのメールが一通。「……本日2001年2月15日(木)をもちまして試用期限を終了いたしました。…」メールの差し出し時間をチェックすると「Date: Thu, 15 Feb 2001 23:48:34 +0900 (JST)」と記されていました。

◎うーん、方々のユーザーのマシンがトラブってようやく事の重大性に気付いたことが分かる内容文面でしたが、こういうメールって普通少なくとも期限切れの後ではなく事前に送ってほしいものでしょ。それとも本国からの連絡や文面の翻訳に時間がかかっていたのだろうか? いずれにしろ、QuickTime5.0入りのMacを一台しか持たない人は永遠にこのメールが受け取れないのではないか、と心配になってきました。


◎簡単メールはここ!
手紙マーク!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。


<今週の一句>結石に 足までつって 絶不調(字余りmako-rin詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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