CD NEWS03月04日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2001年03月11日午後04時50分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp


 
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◎☆☆☆☆☆「foo?」ポルノグラフィティ


■01. INNERVISIONS
■02. グァバジュース
■03. サウダージ “D”tour style
■04. 愛なき・・・
■05. オレ、天使
■06. サボテン
■07. Name is man 〜君の味方〜
■08. デッサン#2 春光
■09. ミュージック・アワー Ver.164
■10. 空想科学少年
■11. Report 21
■12. 夜明けまえには


 ポルノグラフィティの2枚目のアルバム。ヒット曲の「ミュージック・アワー」、「グァバジュース」、「サウダージ」、「サボテン」を含む全12曲が収録されているとても御機嫌な一枚。細かいバージョンアップ(?)もあります。

 彼らの魅力は一体なんでしょう。とても歌いやすいところかな。そう、一緒になって口ずさんでいると日頃のストレスが一気に発散され開放される点がなんといっても一番の好きになってしまうところでしょう。

 年末年始(世紀末世紀始)のテレビのミュージック・プログラムにはまさに出ずっぱりで、アキヒトのドアップの顔ばかり見ておりました。そう言いながらもアキヒトの妙にセクシーな歌い方に、そのつど最後まで見入っておりましたが(笑)。この一生懸命なのにどこか人を魅了させるセクシーなところも彼らの大きなセールスポイントなんでしょう。

 で、あんまりカッコつけない素朴なところもポルグラの魅力といえます。平気で「アポロ 因島バージョン」なんていう広島弁が盛り沢山のステージをやってしまうし、客を喜ばすことに人一倍貪欲なところが気に入っています。

 そして、何よりも歌詞も含めて楽曲そのものと、メンバー全員にとても前向きな姿勢が感じられところです。この部分が多くの人の共感を呼ぶのでしょう。仕事や勉強あるいは日常生活の中で挫けそうになった時、あるいは疲れ切っていてもうどこまでも沈み込みそうな時。レスキュー用の浮き輪代わりにCDプレーヤーに投げ込み一枚の励ましになっているんですね。

 mako-rinもCD NEWSが締め切りを過ぎても書けず落ち込んでいる時、聞くとホッとするのです、はい。いつも助けていただいております。

 メンバーは全員広島県因島市出身の3人組。以前、メンバー紹介で一部間違っていたので改めて再録。Vocalの岡野昭仁(AKIHITO OKANO 1974年10月15日生まれ。血液型A型)は、通称:アキヒト ▽新藤晴一(HARUICHI SHINDOH 1974年9月20日生まれで血液型A型)は、通称:ハルイチでGuitar担当▽白玉雅巳(MASAMI SHIRATAMA 1974年4月27日生まれの血液型O型)は、通称:シラタマでBass担当。

 ハルイチとシラタマは小・中学校の同級生。そう、竹馬の友なんですね。アキヒトとハルイチは高校の同級生。高校3年の秋の文化祭で3人は出会い、これがポルノグラフィティの原点になっていますが、当時はZIGGYやBOOWYなどをカヴァーを中心にやっていたそうです。

 (SME Records、SRCL-5039、3150円)



◎☆☆☆☆「レッツゴー・クレイジー!」PaniCrew


■01. レッツゴー・クレイジー!
■02. Rising Sun
■03. Beats P.C〜abstract〜
■04. レッツゴー・クレイジー! instrumental


 先日、大阪で行なった握手会に、次から次へとファンがやってきて途切れることがなくて、もういつまでも終わらず、そばにいた関係者を喜ばせながらも泣かせた記録を“樹立”したパニクルーの御一行。それほど大阪ではファンが多くて、声援もすごいんです。

 ニューシングルは、なぜか卒業アルバムをイメージしたとんでもないインパクトのあるマキシシングル。一枚一枚の写真を見ていると飽きさせません。時々、めまいがするくらい気分が悪くなりますが、そういう場合は、早く別の写真を眺めることを提案します。

 「レッツゴー・クレイジー!」は、このシングルジャケット写真からは想像もできないほど真面目なもの。まるでSMAPの作品を聞いているようなとても真摯な姿勢が出ています。「レッツゴー・クレイジー!」という割にすごくまともなんです。このとんでもない落差もひょっとして計算ずくのおもしろさなのかもしれません。あるいは黙って人に「ダンス☆マン」のオリジナル新曲って言っても通用しそうです。

 植木豪(1975年12月15日生まれ、射手座、RH+A型)、山本崇史(1975年10月27日生まれ、蠍座、RH+B型)、中野智行(1974年3月14日生まれ、魚座、RH+A型)、堀内和整(1975年11月11日生まれ、蠍座、RH+A型)、佐々木洋平(1974年8月5日生まれ、獅子座、RH+A型)、水野哲也(1975年11月21日生 まれ、蠍座、RH+A型)、森田繁範(1973年1月26日生まれ、水瓶座、RH+O型)、笠原康哉(1969年10月2日生まれ、天秤座、RH+B型)の濃い8人組。全員関西人らしい歌あり、ダンスあり、笑いありの“なんでもこい”のパフォーマンス集団。ちなみにmako-rinは佐々木洋平クンと同じ誕生日。

 歌はユニゾンでまだまだ十分伸びる要素がありますが、こうした真面目な楽曲ととんでもなくおもしろい組み合わせって、やっぱりSMAPにバッテングしそう。やる気のある関西のテレビプロデューサーは、彼らを使ってホストの番組を作ればきっと「スマスマ」以上に数字が取れるかも。前も書いたけれど、目指せクレージーキャッツ、ドリフターズ、誰がカバやねん ロックンロールショー、と大声で叫びたい。

 (日本コロムビア、COCA-15384、1260円)


◎☆☆☆☆「KYO→2 〜Anniversary Song〜」小泉今日子


■01. Sha na na
■02. 走る卒業
■03. いつだって どこだって
■04. ぼくはドロボー
■05. I Love Mama
■06. By the water


 直近(ちょっきん)のアルバム「Inner Beauty」から数えてみますと小泉今日子のこのアルバムはなんと1年9カ月ぶりなんですね。

 1998年にインターネットを使った楽曲オーディション「KOIZUMI COMPETITION」を実施、その結果アルバム「KYO→」を発表しています。当時、一般の人の作品を小泉今日子が歌うということで話題になりました。で、こうした応募作品がきっかけでプロの作曲家や作詞家として活躍する人も出てきて、素晴らしい企画となりました。

 その直後にその第2弾として立ち上げたのが、今回のこの「KYO→Anniversary Song Contest」。違いは第1弾がノンジャンルだったのに対して、このオーディションでは“記念日の歌(アニバーサリーソング)”ということをテーマに、全部で6部門で募集しました。

 応募総数は、延べ2000曲。まさにインターネットの世界の底力を見せつけられます。「結婚式ソング」、「誕生日ソング」、「卒業ソング」、「クリスマス・ソング」、「1999年ソング」、「その他の記念日ソング」の全6部門の最優秀作品を1曲選考し、小泉今日子が歌っています。そんなわけでこのアルバムはトータル6曲となっています。

  で、入選作品と収録作品を見ていくと【その他の記念日ソング】部門=「Sha na na」小松梨絵(作詞・作曲:小松梨絵)▽【卒業ソング】部門=「走る卒業」小倉健二(作詞:南場美香/作曲:小倉健二)▽【誕生日ソング】部門=「いつだって どこだって」早川久美子(作詞・作曲:早川久美子)▽【クリスマス・ソング】 =「ぼくはドロボー」秋山羊子(作詞・作曲:秋山羊子)▽【結婚式ソング】 部門=「I Love Mama」湯山美樹(作詞・作曲:湯山美樹)▽【1999年記念ソング】部門=「By the Water」増田竜之介(作詞:増田喜好/作曲:増田竜之介)。

 「ぼくはドロボー」のように意外な事の成り行きにドキドキしつつ、まるで映画を見ているような大どんでん返し(死語か?)的展開にとても新鮮な驚きを感じさせます。この瑞々しい感性が素晴らしいと思います。この中からもプロの作家になる人がきっと育つんでしょうね。それにしても久しぶりのKyonKyonの歌声に、もう少し恒常的に歌ってほしいなぁ、と感じたのはきっとmako-rinだけではないはずです。

 そして各曲のアレンジャーも多彩な顔ぶれで忘れてはいけません。河野伸(m-flo、SMAP、ACO)、島田昌典(aiko)、村山晋一郎(宇多田ヒカル)、中西亮輔(m-flo)、鈴木俊介(モーニング娘。、Silva)、鶴来正基(The Boom、FPM)といった現在ミュージックシーンの中心で活躍中のアレンジャーがサポートしています。オリジナルの楽曲をいかに盛り付けリスナーに差し出すか。アレンジャーも“新人”たちの感性に負けないよう腕を奮い、とってもいい仕事をしています。

 (Victor Entertainment、VICL-60698、2100円)


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Coming Soon


<反省>
◎1週ついに遅れてしまいました。もうこの際、1週飛ばしてしまおうか、とも思いましたが、1991年からどんなことがあろうと“飛ばしたことがない”それなりの歴史が泣くと思い踏み止まって、恥ずかしながらも遅刻そのものでアップすることにしました。本当にお待たせして申し訳ありませんでした。また、体は全く大丈夫です。花粉症くらい(まだ薬でなんとかコントロール効いています)。御心配いただいてすみませんでした。

◎8日、出張でまた東京に。やっぱり花粉でマスクをして行って正解。この間、テレビに出ていた篠原ともえもマスクしていたけれど、あれはなんかトラぶったせいでしょうか。もう大人なんだから酒飲んでもいいけれど、ほどほどに。でも芸能人だってストレス溜るんです。周囲の理解を求めたいですね。


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<今週の一句>花粉症 マスク黄色に 蜜柑食べ(字余りmako-rin詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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