毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年03月21日午前11時00分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「neon,strobe and flashlight」GOMES THE HITMAN
1.overture
2.ストロボ(strobe)
3.夕暮れ田舎町(setting sun in the countryside)
4.アップダイク追記(david updike)
5.新しい季節(new season)
6.interlude
7.tsubomi
8.
BMG JAPANのair レーベルからメジャーデビューのミニアルバムをリリースしたGOMES THE HITMAN(それにしてもなんという名前を付けるんだろう、これならシャ乱Qの方がマシにみえてきたぞ。)。GOMES THE HITMANは、東京外国語大学の軽音楽サークルで結成したバンドを前身に1993年に誕生した模様。バンド名の由来は本当のところ不明。一説によると、スペインの闘牛の名前ではないかとか、ゴメスというゴルゴ13のお友達で彼と同じHITMANを職業にやっている人の渾名、あるいはこの業界で一発ヒットを狙おうという意味が込められているとか、まあ、よく考えればバンド名なんてそんな真面目に考えなくていいか。
手元にあった資料を見れば、「1970年代のシンガー・ソング・ライターやウエスト・コースト・サウンドに影響を受けながら、英米のネオ・アコースティック、ギターポップバンドのインディー精神を引き継ぐネオ・ジャパニーズ・ギター・ポップバンド」と紹介されています。こんなもっともらしい説明を読まなくても、彼らの弾けるようなポップなサウンドは、なかなか新鮮で、一度聞いた人をきっと魅了すると思います。
なにしろ21分42秒しかないので、これまた気に入るとリピートになってしまいます。
重いアナログ・レコードによる静かな「overture」を、いきなりぶっ飛ばす「ストロボ」は、なかなか軽快でスピード感があって楽しい曲で、しっかりツカミはO.K.のようです。ちなみにタイトルにまつわるちょっとした短い詩が、ライナーノーツに記されています。なかなか素敵なので一度読んでほしいのですが、さまざまな光を象徴する「neon,strobe and flashlight」のことをメンバーの山田稔明が書いています。このうち人生の一瞬を切り取るようなストロボから見つめた一曲といえそうです。
メンバーは、作詞・作曲を手掛ける山田稔明(vocal,guitar,chorus)、須藤政明(bass,chorus)、堀越和子(vocal,keyboard,chorus)、高森哲也(drums)、高橋結子(percussions,chorus)の男女5人組。なかなか完成したバンドのサウンドで、これからの活躍が楽しみ。きっとこれからのポップシーンで影響力のある活動をするんではないか、と期待しています。現在、CD NEWSお勧めの一枚。
(BMG JAPAN、BVCRー18003、1575円)
◎☆☆☆☆「Sanctuary-Life goes on-」RAZZ MA TAZZ
1.Sanctuary-Life goes on-
2.Stay
RAZZ MA TAZZは、1998年8月から行っていたニューアルバムのレコーディングも無事完成して、先行シングル曲としてカットしたのがこの「Sanctuary-Life goes on-」(作詞・阿久延博/作曲・三木拓次)。1994年4月にリリースしたデビューシングル「Private Eyes」以来、通算14枚目となります。RAZZ MA TAZZ(ラズマタズ)は、アコースティックな、うきうきするようなサウンド、そして気持ち良いコーラスが持ち味です。ところでタイトルの「Sanctuary」は教会などの聖域や聖所の意味。タイトルは「聖なる場所-人生は続く-」ってもう本当の直訳でございます、あちゃぁ。
アコースティックギターと共に阿久延博のヴォーカルで始まる「Sanctuary-Life goes on-」(作詞・阿久延博/作曲・三木拓次)は、同じ時代に生きる人たちみんなに贈るちょっとした応援歌。淡々と歌っているが、とてもきれいなメロディーで、印象的。映画のワンシーンを眺めているかのようです。
カップリングの「Stay」は、一瞬ビーチボーイズか、と戸惑うイントロ。導入部を始め全体に流れる美しいコーラスがいいですね。RAZZ MA TAZZらしいポップな楽曲です。
ちなみに、彼らRAZZ MA TAZZ<横山達郎(A.Guitar)、阿久延博(Vocal)、三木拓次(E.Guitar)、三村隆史(Drums) 入江昌哲(Bass)の大阪、兵庫出身の5人組>の初のセルフプロデュースアルバム「Sanctuary」は、4月21日に発売が予定されています。
(FOR LIFE、FLDF-1685 、1020円)
◎☆☆☆☆「RESPECT the POWER OF LOVE」Namie Amuro
1.RESPECT the POWER OF LOVE
2.RESPECT the POWER OF LOVE(NYC Uptown remix)
3.RESPECT the POWER OF LOVE(INSTRUMENTAL)
CD NEWSの読者とともに、お母さんの御冥福をお祈りいたします。CD NEWSが今せめてできるのは、発売されたばかりの彼女のニューシングルを紹介することぐらいかもしれません。
「RESPECT the POWER OF LOVE」は、AVEX TRAX移籍後の「Body Feels EXIT」(1995年10月)から数えると通算12枚目(東芝EMI時代のスーパーモンキーズ時代から数えると18枚目)となります。
「RESPECT the POWER OF LOVE」は、「愛の力を重んぜよ」とでも訳しましょうか。受験生なら必須の英単語なので御存じでしょうが、respectとは「尊敬せよ」っていう意味がありましたね。愛の力を信じて、それを大事にする気持ちというのはこういう時代だからこそ、今、本当に必要とされていることかもしれません。愛があれば、人の心の痛みやつらさも乗り越えることができる、という小室哲哉の歌詞はなかなか深い意味のありそうです。
タイトル曲は、化粧品のコーセーのヴィセのCMソング。楽曲は、前作の「I HAVE NEVER SEEN」よりやや動きが出てきたように感じます。徐々に昔のペースを回復していくつもりなのでしょう。作詞作曲、プロデュースいずれもこれまで通り小室哲哉が担当していますが、さりげないフレーズの中に、これまでの安室の一連の作品に使われたフレーズが入っているところがファン思いの配慮となっています。
(avex trax、AVDDー20315、1020円)
<反省>風邪&花粉症、その後。風邪はやや直ってきた模様。でも、鼻じゅるじゅる現象はどっちのせいなのか正直分からない。医者にきいたが、彼も分からなかった。専門家が分からないんだから素人が分かるわけがない。少しホッとした。毎年、こんなに多くの人が花粉症になっているのに、残念ながら、根本的な解決法はない。点眼薬、噴霧式点鼻薬、飲み薬たくさん頂いたが、全部対処療法だ。でも夜眠るのが辛い時の点鼻薬は本当にありがたい。
そして先週紹介した「きなこ牛乳」はミルク飲む時に必ずやっております。結構、きなこって美味しいですよ。でも直らない。まあ、「きなこ牛乳」を教えてくださった久美子さんのおっしゃる通り気長に直しましょう。マスクが必携でございまして、結構いろんなマスク出ているんですね。花粉症対策マスクは少し高いですね。300円から400円くらい。ガーゼが必ず2枚付いているのがお気に入り。先週お伝えしたように内部に入れるガーゼは水で濡らしておきますと乾かないのでお勧めですね。でも結構乾くのが早いので30分に1回程度水道水で濡らします。軽く水を切るのがコツです。
PowerBookG3がいよいよ値下げ攻勢に入ってくると同時に上位2機種のPowerBookG3が1%ローン対象になっています。実に魅力的です。でも次に控えし新PowerBookの存在が気になってしまいます。ショップで確かめに行きましたら、この1%ローンは5月5日までのキャンペーンとか。5月の連休あたり何か新しい動きがあるのかもしれませんねえ。
僕がCD NEWSをやっていてうれしいのは、いろんな読者の方(CD NEWSER)からメールをいただくことですが、その中でも特にうれしいのは「親子で読んでいます」って知らせてもらった時です。古くはKNNの神田敏晶さん(世界で一番小さな放送局主宰、イベント現場にルパンのコスチュームである真っ赤なブレザー姿で登場することは、パソコン業界でつとに有名)がそうでした。家庭内SOHOで回し読みしてくださっているとか。彼の家では家族はメールで会話しているそうです! これは御本人に聞いたんだから間違いがない!?
先週この欄で紹介した松倉さんの御子息、緑郎君は、CD NEWS始まって以来初めて「息子です」と購読申し込みのメールをくれた新規CD NEWSER。うれしいじゃあないですか。しかもちゃんとお父さんとは別のマールアドレスで。親子2世代で購読なんてちょっといいじゃないですか。ひょっとしたら、頑張って3世代に挑戦するかたが現われるかもしれませんねえ。(もうすでにいたりしてね)そんな方はメールよろしく。
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<今週の一句>花粉症 鼻が詰まって 夜寝られず(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
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