毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2000年03月27日午後11時50分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「Burst Drive Mix」 TRF
■01. Unite! the Night!(Soul Solution Mix)
■02. Unite! the Night!(Soul Solution Dub)
■03. WIRED(Kevin Dean Remix)
■04. WIRED(DJ KOO Remix)
■05. BOY MEETS GIRL(DJ KOO Remix)
しばらく静かな動きだったTRFですが、2000年はTRFの活動の場を広げていく方針です。3月から奇数月に隔月刊行でマキシシングルをリリースしていきます。普通のシングルではありません。個性あふれるメンバーの趣向を生かして、いろんなタイプのマキシシングルを作っていこうという企画。リリース枚数も1万枚という限定で発売していきますからTRFファンはレコード店で見つけたら即ゲットしないと次回には売り切れになっている可能性は大です。
3月23日にリリースされたばかりの第一弾は「Burst Drive Mix」と名付けられたリミックス・マキシ・シングル。おなじみの「Unite! the Night!」をSOUL SOLUTIONがリミックスを担当して実に新鮮な曲に蘇らせました。このほかKevin DeanやDJ KOOも旧作品をリミックスしていて新しい作品として楽しめます。
こうして聞いてみると同じ曲でもリミックスによってずいぶん雰囲気が違って別の作品として聞こえてきます。新しいリスナーが聞いてファンになってくれたら裾野がぐっと広がることでしょう。
TRFは、YUKI(Main Vocalist、12月19日生まれ、大阪出身)、DJ KOO (Leader、Sound Creator、8月8日生まれ、東京出身) 、SAM (Choreographer/Dancer、1月13日生まれ、埼玉出身) 、CHIHARU(Choreographer/Dancer、2月28日、埼玉出身)、ETSU(Dancer、8月11日生まれ、東京出身)。
どうやら皆、年齢が出てはいけないらしくて生まれ年が明らかではありません。彼らの音楽を楽しむのに彼らの年齢情報は別に必要不可欠のものではありません。なくても平気で何の不自由もなく音楽を楽しめるわけですから、生年月日なんて別にどうだっていいことですが、こうして改めて明らかにされていないという事実に、かえって気になり出すから変なものです。
(avex trax、AVCD-30103、1260円)
◎☆☆☆☆☆「楽園」平井 堅
■01. 楽園
■02. affair
■03. What's Going on?
■04. 楽園(バースディーミックス)
口コミでじわーッと早い時期から広がっていた「楽園」。聞く人が皆、次々にトリコになってしまうんだからしょうがない。女優の江角マキコちゃんもすっかり気に入ってしまって、ついにはCF出演に手を上げてしまった。ショムニ、恐るべし。北海道、九州の地域限定のそのCFがさらに評判になって、元々素晴らしい平井堅の声がついに認知されて、全国区CFとなって後は皆さん御存じのようにブレークしております。
なんちゅうても、この平井堅のしびれるくらいのオトナの声。ファルセット部分なんて聞きながら、こちらもふわっとどこかへいってしまいそうです。こりゃ、一度聞いたら、3人くらい友だちに広めないと夜落ち着いて寝られません。あれ? これはひょっとしたら“恐怖”のチェーンCDになりそうな予感。
「affair」は、平井本人が「自分がエリックベネイばりのエロエロ色男だと思って歌いました。 Can you feel my heart ?」というくらいアダルトな雰囲気たっぷりの楽曲。もう、すごいカッコイイ、なんだか男から見たらとてもじゃないけれど顔面赤面で照れてしまうような言動を平気でやってしまう男が主役の歌なのですが、平井のようにサラッと歌ってしまうと嫌らしさ、あるいは嫌味さが薄まるようです。でもちょっとやそっとではこの「affair」は歌えません。
「What's Going on?」は、平井の大得意とする情けない男の歌。情けない歌を歌わせたら平井堅の右に出る人はいない。それもちょっと情けないけれど、初の英語詞にチャレンジしています。英語になっていてもやっぱり情けない、また、そこがいいところなんですが……。
「楽園(バースディーミックス)」は、DJ Koutarouのお任せリミックスもの。もうぐじゃぐじゃになっているのですが、楽園に存在する鴬(うぐいす)!がいい雰囲気を作っていて、このやるせなさがさらにインパクト高めています。いいのかなあ、こんな原曲めちゃくちゃにして……。
(Sony Records、SRCL-4720、1223円)
■01. 空
■02. スマイル
■03. Flavor Magic
ビッキーこと櫛引彩香を紹介します。ひとえに彼女がお笑い好きであるのが、CDを聞くきっかけになったなんて、ちょっと僕は人に言えません。でも、いいねえ、お笑い好き。ドリフやひょうきん族が好きで、今はダウンタウンや大竹まことが好きなんていうシンガーソングライター、僕はちょっと他に知らない。
ホントはミュージシャンは皆、お笑い好きかもしれませんが、こういうふうにストレートに好き、と公言しているのは大瀧詠一師匠と櫛引くらいですから…。でももしビッキーが「HEY!HEY!HEY!」に出演して浜ちゃんに一発なぐられたら、急速にダウンタウンファン熱が冷めないかとちょっとよけいな心配。でも彼女が好きなのはどうやら松本人志のようだし、まあ、彼女がテレビに出てから心配しよう。
飾らない感じがこの人の持ち味なのかもしれません。常に等身大で、あまり背伸びしない。普段から家にいることがどうやら好きみたいで(僕も家でゴロゴロ、Macの前でうだうだしているのが好き)です。彼女の場合、家の中にいると、昔のバラエティー番組のビデオを観なおしたりしているよう(本当にお笑い系統好きみたいでうらしいなぁ)。ビッキーにとっては、家の中にいることがパワーの源のようです。
1975年9月24日生まれで、青森県出身、血液型はB型。小学校の頃は歌謡曲を普通に聴いてる子でございました。世の中に松田聖子派と中森明菜派の2派が存在しますが、ビッキーは明菜が大好きで、初めて買ったレコ−ドは「ミ・アモ−レ」とか。家で一人でよく歌っていた、というから根っから家も明菜も相当好きだったみたいです。歌詞で最近好きなのは、昔のピチカ−ト・ファイヴ。「これは恋ではない」など、田島貴男が歌っていた頃のダルい感じに惹かれているとか、う〜〜ん、ちょっとマニアックでおもしろい。
そんなわけでこの3枚目のこのマキシシングルは、彼女の普段の姿が如実に現われた一枚といえそうです。写真では、マジックカーペットみたいなのに乗っていますが、案外家で日常的に使っているカーペットかもしれません。でも彼女はこのカーペットに命を吹き掛けやっぱり魔法のカーペットに変えてしまうのかもしれません。映画やテレビのクロマキー映像処理がなくともどこでも平気で飛んでいける自由さを感じます。
(東芝EMI、TOCT-22062 ,1223円)
<反省>
◎記録を塗り替えてしまった先週の遅刻版CD NEWS。今週は日曜日のWEBは間に合いませんでしたが、かろうじてメールマガジンン版にはぎりぎりセーフという感じです。御迷惑をおかけしております。マシンの処理は早いのに原稿書くのが遅い。根本的な問題がありそうです。
◎先日、京都近鉄百貨店の6Fに誕生したソフマップ京都店に行ってきました。オープン記念日とあってすごい人。まず、入場口が制限されて、通常の玄関からではなくていきなり南東方向の階段から延々6Fまで歩かされました。ちょっと日頃鍛えていないと階段上がりはきつうございます。で、ようやく6Fにたどり着いたら、今度は人の波に飲まれて「あれぇ〜、だれかぁ〜」と昔の時代劇のお姫さまように皆なってしまうほど、自分の意思に関係なく強制的に移動させられます。しかも商品の多くは人の多さに全く見えません。そうかと思えば携帯電話で「商品は定番以外に、旧製品も…」などと報告している他のショップの“スパイ”(スパイのくせに堂々と大声あげて報告しているのが可笑しい)もいてなんだか頭がぼわーーんとしてきました。あまりの人の多さにのぼせているのです。あきません。人が少ないアクセサリー方面に逃げます。ようやく深呼吸しましたが、相変わらずの込み具合。これではお目当ての商品見つけてもどこがレジなのかさっぱり分かりません。分かったところでいつになったら購入できるのかその目処すら立ちません。こういう場合すぐに諦めます。滞在時間にして10分、またもや皆の渦に飲まれながら退場しました。
◎近鉄百貨店は昔、丸物百貨店といっていました。そうあのハレンチ学園のモデル(ヒゲゴジラの「御買い物は丸越百貨店」名セリフ)になったような名前は実際に存在していたのです。それはそれでいいとして、これだけ人が賑わっている百貨店はちょっと最近、見たことがありません。たいていは、客の数よりぶらぶらしている店員の数の方が多いんだから、客だってなんだか気を遣います。近鉄百貨店のリニューアルは、工夫次第では百貨店も人の足を取り戻せることを証明したかのような光景です。たぶんその多くはオープンセール目当てだったでしょうが、それでも客のニーズにあった商品を提供した姿勢はりっぱだと思います。これくらいの大きな改革をやらなければ、客は戻ってきません。今やインターネット経由でほとんど何でも買える時代です。その時代にあって、わざわざ、足を運んでお客さんの方からやってくるのですから、店員はもっと素直にその事実に感謝しつつ、どうやってお客さんを喜ばしてやろうか、と常日頃から考えていないといけません。現実のデパートやスーパーマーケットに僕らが足を運ぶ大きな魅力を考えてくれなくっちゃ、その存在理由さえなくなるではありませんか。寒い日なのに、額に汗をかきかき(何してんだろう、僕って)京都駅前を歩きながらそう考えておりました。
◎簡単メールはここ!
!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。
<今週の一句>花粉症 今がピークだ 苦しいな(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
すまぬが そこのあなた !メールをください!
cdnewsjp@yahoo.co.jp
前号に戻る
次号に進む
ホームに戻る