CD NEWS04月01日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2001年04月11日午前00時30分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp


 
CD印の飾り棚線マーク  

◎☆☆☆☆「SUPERSONICSUNRISE」The Collectors


■01. A TASTE OF YOUTH
■02. SHINE ON! STARDUST CHILDREN
■03. MILLION CROSSROADS ROCK
■04. 恋のしわざ
■05. LUNA
■06. PUPPET MASTER
■07. A WAY OF LIFE
■08. 遠距離通話サービス
■09. ジェリ-に相談
■10. 沈みゆく船


 「THE WHO」、「THE KICKS」といったブリティッシュ・ビート・ロック、ブリティッシュ・サイケ・ロックに影響を受けた加藤ひさしと古市コータローが中心となって1986年2月に結成したのがこの「The Collectors」。

 2000年になって「時代に風穴をあけロックを楽しくしたのは、アーティストの自由な発想と無鉄砲な理想で作られた自分達のレーベルによる活動だったりした。より自由で独創的で自分達らしい音楽作りをする為にThe Collectorsは自らのレーベル「WONDER GIRL RECORDS」を立ち上げた」(加藤ひさし)ということで、この通算13枚目のアルバムもWONDER GIRL RECORDS。

 非常にブリッティッシュロック色の強いサウンドは好き嫌いがはっきりしそうですが、The Collectorsの過去最高のアルバムとの評価も高い完成度です。ビートルズ世代には、もうなんだか時空の隙間に落ち込んだような気になりますが、このサウンドとても気持ちが休まってmako-rinは好きですね。

 スキャットソング(?)の「A TASTE OF YOUTH」がいきなり始まる意外性。この楽曲聞いていると映画のワンシーンが目に浮かぶようです。そうかと思えばなんだかとっても現代風であって、どこかとぼけた要素のある「遠距離通話サービス」や、どんよりとした梅雨空を思わせるような心象風景を歌う「沈みゆく船」など、気になる作品も多々あって飽きさせません。

 「The Collectors」は、加藤ひさし(ヴォーカル、1960年11月22日生まれ)、古市コータロー(ギター、1964年5月30日生まれ)、小里 誠(ベース、1965年3月13日生まれ)、阿部耕作(ドラムス、1966年7月30日生まれ)の4人組。

 (日本コロムビア、COCP-50465、2940円)



◎☆☆☆☆「蒼のつづき」 井手麻理子


■01. 蒼のつづき
■02. 愛を描いて
■03. 蒼のつづき<GALAXIAN CLUB MIX>remixed by DJ TANZAWA


 もう花粉症で何もしたくない、という気分が何日も続くある日、かろうじて一枚だけCDをようやく聞く気になった時のチョイスはやっぱり井手さんちの麻理子さんであります。

 「蒼のつづき」は、これまでの井手の作品とちょっと雰囲気変わって、どっしりと非常に落ち着いた出だしなのに、気が付けばやっぱりどんどん、引き込まれていきます。もう目一杯聞かせます。なんだか大長篇の小説を読み終えたような錯覚にもとらわれます。このあたりがやっぱり井手のヴォーカルのすごさでしょうか。

 で、明るい陽射しの下で、思わず踊り出しそうな気分になりたい時はやっぱりカップリングの「愛を描いて」でしょう。これぞ、井手らしい一曲。こういうファンの気持ちをリサーチして作っているところが心憎いですね。WEBなどを利用してファンとの双方向のコミュニケーションを怠らず実行しているレコード会社は次世代にも生き残るような気がします。

 (avex trax、AVCT-30036、1050円)


◎☆☆☆☆☆「花の首飾り」井上陽水


■01. 花の首飾り
■02. お嫁においで
■03. 花の首飾り (Instrumental)
■04. お嫁においで (Instrumental)


 「コーヒールンバ」に続く“井上陽水、永遠のジャパニーズポップスを歌う”第2弾とmako-rinは勝手に名付けます。「花の首飾り」、この楽曲を選んでくるなんて、やっぱり陽水はちょっと凄いや、と正直思います。

 1968年にグループサウンズ全盛期の雄、ザ・タイガースのヒット曲なのですが、当時でもこの楽曲は独特の雰囲気を放っていました。当時若かった女性(今だと、もう40-50歳台になるのでしょうか)たちが黄色い歓声を上げながらザ・タイガースを声援していたのにこの歌が始まった途端、結構皆しんみりと聞き入ってしまう、そんな魔法のような歌なのです。

 mako-rinはなんだかこの楽曲が子ども心に、とっても怖い感じがして演奏が始まり出すとあわててボリュームを下げにテレビの前に走り込んだものです。ちなみに当時のテレビにはリモコンがございませんでした。さすがに色は付いていたように記憶しますが……。

で、この楽曲を演奏するにあたり、陽水はケルト音楽風のアレンジを要求しました。そこがまたすごい。そうでなくとも不思議な世界にさらになんともいえない世界を形成する仕上げの一助になっています。

 「花の首飾り」は、テレビのあるお茶の間では時々流れてくるのでもうすっかりおなじみでしょうが、キリンビバレッジ「聞茶(ききちゃ)」CMソングになっています。クレジットをフォローしておくと、作詞:菅原房子、補作詞:なかにし礼 、作曲:すぎやまこういち、 編曲:星勝といた具合。子どもの時とても怖かった楽曲も今では、実に素晴らしいラブソングに聞こえるからmako-rinもそれなりに進歩したというものでしょう。

 カップリングの「お嫁においで」(作詞:岩谷時子 作曲:弾厚作 編曲:浦田恵司)は、永遠の若大将、加山雄三の歌声でおなじみですが、もうこれはすっかり別物といってもいいくらいの出来。これまた、陽水が不思議な世界への先導役を買って出ています。

 (フォーライフ、FLCF-3845 、1020円)


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Coming Soon


<反省>
◎くしゃみ連続20回技が日常生活になっております。特に夜も午後10時を回る頃ともなるともうくしゃみが止まりましぇん。このまま息が止まってしまうのかと思う程。先週も書きましたが、とにかく億劫になってきます。外に出るのがたまらなく嫌です。マスク必携で動き回るくらいなら、布団かぶって寝ていたほうがマシと正直思います。でも、仕事のある身ですから、そうも言ってらんない。大きなマスクをして電車に乗り込めまば、もうマスクの中で鼻を垂れていようが、誰も何も知らないハズ。でも突然マスクのヒモが切れたら、大惨事になるのでしょう。この日常的なスリルとサスペンスがたまらない。それなりに緊張した毎日を送っております。

◎今週の遅れは約11日間。うーんいつか元に戻そう。徐々に、徐々に。


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<今週の一句>マスクあり の顔が日常 くるしいや(字余りmako-rin詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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