毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時＝１９９９年０４月０６日午前１１時２０分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「ESPECIAL-BEST OF 1995-1998」露崎春女
１.太陽
２.Need You Badly
３.Time
４.Feel so real
５.Home In Your Arms
６.Wish
７.Believe Yourself
８.Feel You
９.Voices On The Wind
10.Forever In Your Heart
＜Bonus Track＞
11.太陽"GROOVE THAT SOUL MIX"Remixed by Satoshi Hidaka(GTS)
12.Need You Badly "THE LIFE remix"Remixed by DY MASTERKEY
13.Time "RIO DE JANEIRIAN BEAT MIX"Remixed by OSADASADAO(COSA NOSTRA)
春です。春の女と言えばやっぱり露崎春女でしょう（うーん、無理やりの導入ミエミエか、疲れてんのかなぁ）。彼女のベストアルバムが出ました。これまでにトータル５枚のアルバムを出していて、その区切りというわけでしょうか。新曲「Voices On The Wind」を含む10曲にリミックスもの計３曲をボーナストラックとして収録しています。
露崎は、いまや岡本真夜と並ぶ徳間ジャパンコミュニケーションズの稼ぎ頭となっています。プロフィルをザッとおさらいしておけば、１９７４年、神奈川県生まれ。幼い頃から音楽にあふれる環境の中で育ち、高校時代にみたゴスペル・ミュージカル「Mama I want to sing」でヴォーカリストに目覚め、１９９５年10月にシングル「.Time」でデビューしています。その後はみなさん御存じのように抜群の歌唱力でファンを獲得しこれまで計10枚のシングルをリリースしています。
さすがにR&Bのクイーンと名乗るだけあって、そのソウルフルな歌声は、リスナーをぐいぐいひき込んでいくものがあります。魅力ある歌声、どこかで聞いたことがある、と思った人。正解です。この間まで、テレビ朝日系「ニュースステーション」の天気予報のB.G.M.に使われていましたから、きっとおなじみにはずです。
一度聞いてみたかったという人には、待ってましたの入門アルバムですが、ファンにとってもうれしいのは、３曲のリミックスバージョンでしょうね。ハウスリミックスとなった「太陽」、N.Y.マンハッタンのクラブ「MARS」でDJ活動している DY MASTERKEYの「Need You Badly」はミディアムスローなナンバーに、そして「Time」はコーザノストラ（COSA NOSTRA)のDJとして活躍しているOSADASADAOのラテンリズムをベースとした作品といったボーナストラックでしょう。こういうトラックが入っているからベスト盤は侮れないのです。
（徳間ジャパンコミュニケーションズ、TOCT-24067、3059円）
◎☆☆☆☆「SHARAN Q（シャ乱Ｑベストアルバム１９９６ー１９９９）」シャ乱Ｑ
１.Club Q
２.涙の影
３.NICE BOY
４.そんなもんだろう
５.パワーソング
６.都会のメロディー
７.ためいき
８.愛Just on my Love
９.君は魔術士？
10.不偏愛FUHEN-AI
11.タクシードライバー
メンバーが４人となっても地道に活動していく（はず）シャ乱Ｑのベストアルバムは１９９６年から１９９９年の作品が収録しています。紅白歌合戦で派手なパフォーマンスで楽しませてくれたこのバンドが気になる人には、お手ごろの一枚ですが、これはおまけがおもしろいですね。なんと携帯電話の着メロ（着信メロディー）が付いています。着メロほしさに買う人は少ないと思いますが、あなたの隣で「君は魔術士？」「愛Just on my Love」「ズルい女」「シングルベッド」「ラーメン大好き小池さんの唄」なんて着メロ鳴らしている人は、このアルバムの購入者かもしれませんよ。
CD NEWSでは常にバンド名の「シャ乱Ｑ」を変えたらって言ってきましたが、もうここまできたら、この名前もかなり貴重品となってきました。シャ乱Ｑ登場以降、訳のわかんない横文字バンド名（しかも表記が実にやりにくい）が増えてきた中で、偉いもんです。だって「カタカナ」「漢字」「アルファベット」の混合ですから目立つ目立つ。「ひらがな」がありませんが、その代わりメンバーの名前がひらがななのでちょうどバランス取れています。
それにしてもいきなり「Club Q」でこれまでヒットソングのメロディー集で客の心をしっかと捉えます。実はこれをやっておかないと「ベストもののくせに知っている曲が少ない、うーんお金損した」と思う人が結構多いのです。こういう対策が最初の曲でもってしっかりされているCDは安心して人に勧めることができます。
（BMGジャパン、BVCR-11007 、3059円）
◎☆☆☆☆「日曜日の娘」PUFFY
1.日曜日の娘
2.日曜日の娘（オリジナルカラオケ）
PAPAPAPA PUFFYやってくれました。T.M.R.こと西川貴教と吉村由美ちゃん、本当に交際していたんですね。４月２日に入籍しました。１日ではないところがミソですね（^_^）。でも当分アーティスト活動は続ける見込みでレコード関係者もほっと安心。
なにしろこのシングル「日曜日の娘」を４月１日にリリースしたばかりですから引退でもされたら大変。「アジアの純真」「これが私の生きる道」「サーキットの娘」「渚にまつわるエトセトラ」「MOTHER/ネホリーナハホリーナ」「愛のしるし」「たららん/パフィーのツタンカーメン」「パフィーdeルンバ」に続くトータル９枚目のシングルですが、相変わらず力というものが抜けていてよろしい。この抜け方尋常ではございません。
でも僕は抜けているパフィーが大好き。何事も一生懸命こそが美徳とされてきたこの国で、これだけふんわりと力が抜けているのにリスナーを楽しませてくれるアーティストはちょっといないと思うから。ひょっとしたら一生懸命力を抜いているのかもしれないけれど、こういつまでも全身弛緩が続かないからこれは天然のものであろう、と僕は推測しております。額に汗して…とはかけ離れた存在ですが、きっと将来のこの国はこういう人たちによって救われるに違いないと思うから彼女たち二人に心から「頑張るな」とエールを送ります。
ことのついでにいえば統一地方選まっただ中ですが、どうして彼ら政治家はあんなに選挙の時だけ一生懸命なんでしょう。普段からやることやってくれていたら、有権者って、だまっていても自然に票を入れたくなるはずなのに。政治家目指す人たちって、やっぱり価値観でいえば太古の昔の価値観を背負っているから選挙だって、うぐいすマイク持って連呼連呼とかやかましければ盛り上がっていると勝手に勘違いしているようですね。その点何もできなかったと叩かれた青島“いじわるばあさん”幸男東京都知事は偉かった。選挙の時なーんもしなかったもん。ひどい時には選挙期間中、海外旅行までしていましたね、あの人。静かな選挙ってお目にかかりたいな。あんまり静かで選挙やってのんかどうか分からない。仕方ないので、選挙管理員会が代わりに「こんなに静かですが今は選挙期間中でーす」と宣伝カーで回ったりして…。あっ、これでは結局静かにならないか。
由美ちゃん大阪人、T.M.R.滋賀県人の「関西人」同士。人を楽しませることにかけては天下一品のはず。これからも末永くファンをたのしませてほしい。ちなみに身近なT.M.R.ファンは泣き崩れているかといえばそうではなくて、「由美ちゃんとならいいねえ」と結構歓迎ムードなのです。これもファンが少し大人なせいかな。
奥田民夫の作詞作曲の「日曜日の娘」。なんか頭の隅に「イパネマの娘」が引っ掛かるけれど気のせい？ 「…道が私を 呼ぶんです、…私が道をつくるんです 人生はまさにドライブ」いいねえ、民夫の詩はこの二人のカップルの将来を祝福するかのようです。非常に短い曲だけど、昔のシングルってみんな２分台だったから、これも回帰現象なのかもしれません。ぐだぐだいらん音は聞きたくないもんね。で、カラオケが付いて693円ならビッグマックセットより少し高いけれど買い物としては安いか？
（EPIC、ESDBー3907、693円）
＜反省＞風邪＆花粉症。またまた、風邪がぶり返したようです。土曜日から日曜日が最悪でした。なにしろ、くしゃみ連発部門でなんと10回を超えました（記録、記録）。でも苦しいのと、このまま止まらないとどうしようか、と思ったくらい。４月に入って花粉の飛散が特に多くなったようですね。今週は新たな花粉グッズは見つけられませんでしたが、マスクでは新規ものが。なんと昔化学の時間に使ったような石綿金網みたいなマスク見つけました。もっとも石綿は入っていません。アスベストだもん、そんなもん入ってませんよね。なんだかあまりにも斬新なデザインなのでかけるのに若干躊躇しております。
この間、大阪日本橋に行ったら、目の前を行く人が大事そうに買いたてのPowerBookG3を下げて歩いていました。なんか後ろ姿がスキップしているように見えて「ううう、うらやましい」と。で、その時僕も同じようにぶら下げていたのが「電車でGO! 2」のコントローラー。買いましたね、ついに。やっぱり本格的にゲームやるならこのマスコンと購入したのです。なんかね、ちゃんと電車の一つも運転できないようではゲーム好きに名が廃（すた）るってもんです。でもこうなると「THOB RAIDER」専用のコントローラーも欲しくなってきます。
ソニー・マガジンズ・デラックス「ハイパーゲームジャムVol.１」（発行ソニー・マガジンズ、８８０円）という音楽、ゲーム、ホームページなどがいっぱい紹介された雑誌にこの水の国CD NEWSが紹介されています。それにしもたくさんのWEBやメールマガジンが出ているんですねえ。一度本屋さんでお手に取って御覧ください。体調少し悪くアップロードならびにメールマガジンの発行が遅れたことをおわび申し上げます。
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＜今週の一句＞花粉症 10回連続 くしゃみし（mako-rin詠める）
筆者／copy right=フルタマコト
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