毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時＝１９９８年０４月１２日午後０１時３５分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「Moment」今井美樹
今井美樹の昨年行ったツアー「PRIDE TOUR」の様子を余すことなく再現してくれるのがこの２枚組のCDです。ちなみにタイトル「PRIDE」に関係するCDといえば、１９９６年11月にリリースされたシングル「PRIDE」は１６３万枚と彼女の最大のヒットとなりました。また、布袋寅泰プロデュースによる「PRIDE」（１９９７年７月リリース、通算１６枚目）も１２５万枚と過去最高のヒット中となっているそうです。これらCDの集大成であるライブ版がこのツアー「PRIDE TOUR」なのです。
「PRIDE〜OVERTURE」から「PRIDE」まで全２２曲が完全に収録してあり、美樹ファンお待ちかねのアルバムといえそうです。彼女の声は聞く人の心を優しく包んでくれ、癒（いや）してくれます。ライブのサウンドを思う存分楽しみながら、２枚のCDを聞き終わり、気が付けば心が軽くなっているなんてうれしいじゃありませんか。しかもたっぷり楽しめた上に、心の“治療代”がわずか３３６４円なんて非常にコストパフォーマンスに優れていると思いませんか。
ファンの中には音だけでは満足できない、どうしても映像を見たい、動く今井美樹を見たいという人もいることでしょう。そんな人にはビデオ（FLVF-８５３６、５５００円）やレーザーディスク（FLLFー８５３６、５５００円）があります。（For Life、FLCFー３７０９、３３６４円)
◎☆☆☆☆「ワイルド」堂埜陽子
ダブル・オーレコードの新人で最近人気上昇中の堂埜陽子のセカンドシングル。タイトルのその名前のようにかなりワイルドっていうか野生そのものって感じの曲です。「飼いならされていないこの体／なんとかしてよ」なんて女性にせがまれても、シャイな男性なら耳たぶまで真っ赤になってしまいリアクションに困りそう。
噛み付くくらいのキッスされた日には、尻尾巻いて逃げ出してしまいそう。アレッ、尻尾か、そうすると、こっちも動物なわけで戦いはイーブンなのでしょうけれど、なんだか積極的な女性というのは頼もしいのを超えて若干恐怖感覚えるのは、修行の足りないせい？ でも「女の子が積極的になってはいけない」なんて決して思わない、素敵な男性がいたら、やっぱりしっかり捕まえておかなくてはいけないと思います。そんなことで逃げ出す男性では、いけないのです（たぶん）。恋に夢中になって本能抑えきれないなんて男性も女性も区別あること自体おかしい。要は程度の問題か？ 獣丸出しで街を闊歩するのは少し抵抗ありますけれどね。まあ、男も女もハンターです（自分で何書いてんだか、わからない）。カップリングはサエキけんぞうプロデュ−スの「好き・ズキ・KISS！」。
川本真琴と同郷（福井県）のせいか早口の台詞言い回しは相変わらず。でもパンチ力あって楽しい、歌詞がきわどい。この先どういう路線にいくのかちょっと心配。（Sony Records、SRDL-４４８７、１０２０円)
◎☆☆☆☆「組曲〜やさしさの選択」S.E.N.S.
春です（まだストーブ出してるけどね）、この季節花粉症もあるけれど、基本的に過ごしやすい季節なのです。そうなると、かけるCDは、やっぱりS.E.N.S.のセンスに頼るのですね。その点、S.E.N.S.のセンスは聞く人を決して裏切りません。そこがいいのですよ。
ニューシングル「組曲〜やさしさの選択」は、オンワード組曲’９８CMソングなのです。そう、古くからのファンには懐かしいオンワード組曲’９３CMソングピアノソロ「人と時と風の中へ〜ピアノソロ〜」もしっかりカップリングで収録されているのであわてて探さなくても大丈夫。心憎い配慮ですな。ピアノ曲はまさに春のよそおいを秘めていて、そよ風にあたりながら聞いていると（まだ炬燵出てるけどね）、実に「春だなあ、いい季節だなあ」と思ってしまいます。桜見物には行かなかったけれど、遠くの山の中腹に連なる山桜をJRの電車の車窓から近眼の目でボーっと眺めながら、このS.E.N.S.の音楽が聞こえてくると実に幸せな気分になれます。（FUNHOUSE、FHDF-１６７５、１０２０円）
＜反省＞そうです、あなたのおっしゃる通り、図星です。きょうも日曜日勤務でこれから出社して宿直勤務します。で、とっとと書いているわけです。そう毎回原稿書くの遅れられるか、ってことです。意地ですわ。
静岡の鈴木忠善くん、わざわざ激励の電話かけてきてくれてありがとう。メールしてくれたらいいのに。何？プロバイダ−契約していないの。うーむ。何会社からパソコン支給してもらっているの。いいなあ。で、プロバイダ−経由でなくどういうふうにしてこの「CD NEWS」に辿り着いたのでしょう。なんと彼の声は１０年ぶりくらいかな。インターネットっておもしろいですね。突然旧友から連絡はいるもん。
星あきらさんも刺激したせいかメールきてました。「これで全国区」だって。残念、「CD NEWS」は地球の裏側でも読者がいるのです。「地球区」です、正しくは。
花粉症もう少しの辛抱だ。
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＜今週の一句＞花粉症 ティッシュ会社 まるもうけ（mako-rin詠める）
筆者／copy right=フルタマコト
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