毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2001年04月29日午後04時00分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
■01. Dizzy's Blues
■02. 火の玉ジャイヴ
■03. MANTECA
■04. TIN TIN DEO
■05. 勇者の証〜Brave Eagle Apache〜
■06. BRIDGEVIEW
■07. Thank for a lot of comin'
■08. The king of the MOSH PIT
■09. Howlin' Wolves
■10. ルパン三世 '78
■11. SKA ME CRAZY
■12. いつかどこかで (LIVE MAXX DUB)
■13. フィルムメイカーズ・ブリード〜頂上決戦〜
■14. 5 days
■15. 燃えよドラゴン
■16. MONSTER ROCK
■17. スキャラバン
CD NEWSはいつの間にか締め切り時間と発行時間が合わなくなって不順な発行状態が恒例となっています。最近ここの読者(CD NEWSERと人は呼ぶ)になったばかりの人にとっては不定期発行がきわめて通常と認識されつつようであり、mako-rin、ちょっと悔しい思いをしてます。でも、ようやく花粉症も収まりつつあるようで(マスクはまだ手放せませんがね)もうすぐ、定例発行リターンも夢ではないと分析しています。もう少し待ってね(と言いつつ、くしゃみ二回)。
で、花粉症には「東京スカパラ」が良いかも、って思います。このSKAがベースで自由奔放に演奏する9人のおっさんたちの様子がそこはかとなく分かる(ちなみにこの「Gunslingrs」はライブ盤なのです)アルバムを聞いているとしばしの間、呼吸の苦しいのも忘れてしまいそうな気分です。
2000年7月に出された男気満載のアルバム「FULL-TENSION BEATERS」を引っさげつつ全国27本のライブを完遂した「Gunslingrs」ツアーからメンバーが選びに選んだ楽曲とベストテイクの諸々。ちなみにライブアルバムはなんと9年ぶりだとか。
汗のほとばしる様子まで鮮明な映像となって僕らの脳裏に飛び込んで来そうな迫力ある一枚です。音だけでもそれくらいビビッドな輝きをもったものになっているのです。そうかと思えばなんだかほのぼのとした雰囲気の中で思わず「とっつあん」「アチャ−」と叫んでしまいそうな「ルパン三世 '78」や「燃えよドラゴン」が出てきたりで緩急、ツボを押さえた心憎い作りになっているのですね。
ところで東京スカパラと言えば思い出すのは青木達之のことではないでしょうか。メンバーの青木達之=釋鼓響達空信士(しゃく・こきょう・たつくう・しんじ)=が亡くなって早いもんでもう2年の月日が流れています。先日もご親族、メンバーらが集まり三回忌の法要が、執り行われた、ということです。きっと彼もこの演奏を聞いて満足していることだろうと思います。
この素晴らしい世界有数の“巨大ライブバンド”のメンバーは、NARGO (trumpet)、北原雅彦(trombone)、冷牟田竜之(alto sax/agitate-man)、GAMO(tenor sax)、谷中 敦(baritone sax)、沖 祐市(keyboards)、加藤隆志(guitars)、川上つよし(bass)、大森はじめ(percussions)。 1989年、シングル「MONSTER ROCK」、アルバム「スカパラ登場」でメジャーデビュー。以降、ルーツのSKAをベースに、つねにアッパーかつハイパーにその全ての活動に“スカパラ印”を押し続けて快進撃を続けています。
(JUSTA RECORD、AVCD-11911、2415円)
◎☆☆☆☆☆「31st Century Pops」ホフディラン
■01. HAPPY
■02. TO THE WORLD(香港経由)
■03. ユニバース
■04. HISTORY
■05. スピリチュアル
■06. EXCUSE ME
-SAY WHAT ?-
■08. BABY'S POPS
■09. NICE DAY
■10. FLOWER
■11. SUPER FLY
■12. 長い秘密
■13. GIRL FRIEND
で、ホフディランもどうやら未来のサウンドを探っているようです。世紀始まりになると皆、新しい世紀のことを考えるせいでしょうか。アーティストのテーマがそれぞれ似てくるという現象はそれ自体面白いものです。で、どこか脱力感のある未来風サウンドをやらせたらやっぱりホフディランに右に出るものはちょっとないでしょう。アルバム「31st Century Pops」、素晴らしいほのぼのとした31世紀の未来があります。
ギターのハウリング、古いアナログシンセサイザー(!)によるSE。弾ける70年代のポップのような楽曲があるかと思えば、この21世紀の現代から眺めても妙に懐かしさを感じる、オリエンタルな異国情緒があふれて、結局はなんだかわけの分からない無国籍なアジアのイメージの楽曲があったりします。
「TO THE WORLD(香港経由)」はその無国籍風の代表的な一曲ですが、これはこれで新世紀(と言っても31世紀なのですが)に翼広げる夢いっぱいの明るい、混沌とした感じがあふれ出ていて大好き。途中、怪し気な中国語も満載されていて笑ってしまいます。遊び心がまさにエンタテイメントになり、聞く若者を鼓舞する仕上げになっているところもすごいもんだなぁーとひたすら感心。
ビーチボーイズのペットサウンズを思い出すような「EXCUSE ME」も懐かしさが半分あるのは事実なのですが、とっても美しく出来上がっていて、随所に挿入されたSEも大満足の一曲。
ワタナベイビーこと渡辺 慎(Vo.&G.)は、1968年10年17日の血液型A型。小宮山 雄飛(Vo.&Key&more)は、1973年8月14日の血液型AB型の二人組。1996年7年3日、ポニーキャニオンよりシングル「スマイル」でデビュー。メンバーそれぞれが作詞、作曲、ヴォーカルというスタイルをとるバンド。 2000年10月21日にリリースしたシングル「長い秘密」よりヒートウェ−ヴ・トライアドに移籍。
(日本コロムビア、COCP-50496、3059円)
◎☆☆☆☆「outernet」 globe
■01. outernet
■02. garden
■03. angel's song
■04. Throwin'down in the double 0
■05. like a prayer
■06. とにかく無性に・・・
■07. THE MAIN LORD
■08. DON'T LOOK BACK
■09. 楽園の嘘
■10. another sad song
■11. soft parade
■12. on the way to YOU
ビッグヒットを次々に出していたglobeが再び音楽シーンに戻ってきました。「outernet」はいつもに増して実験的要素の強い楽曲が並んでいます。未来的なサウンドが根底にあるような気がするのですが、後半部分になると雰囲気がガラッと変わってきますので、ちょっと戸惑います。
うーん、それにしても小室哲哉クン(1958年11月27日生まれ)は、最近はすっかりワイドショーの渦中の人になってしまったかのよう。先日も某スポーツ紙に「近く再婚へ。今年の秋にはなんとパパに」という記事が載っていましたっけ。うん、世界のTKもパパですか!! 気になるお相手は「小室レーベル第1号歌手、ASAMI=吉田麻美サン(26)」で、なんと現在、妊娠4カ月とか。そういえばこの二人、1998年に「Kiss Destination」というユニットを組んでいますね。
どちらかといえば私生活についての話題があまり表に出ない小室哲哉ですから、こうした人間臭い話題はたぶん、苦手なのかもしれません。が、僕はこれを聞いて妙にホッとしました。それと同時にますます彼の音楽に興味を持った次第。私生活が話題になるのは小室クンにとっては不本意なのかもしれませんが、TRFのSAMと安室奈美恵のカップルのように何事もオープンにした方が好感度は一層増すような気がするのですが…(要らぬお節介か)。
そうそう、まだ、話題がありますよ。先日は母校、早稲田実業学校「創立100周年記念式典」に出席。1977年卒業の小室は、自らが作曲した創立100周年記念歌「ワセダ輝く」をピアノで演奏披露したそうです。ちなみに同曲はシングルCD化され、1万枚が限定販売されるとか、うーん一枚ほしい。
もう一点。小室哲哉は日本での活動マネージメントをあの関西の笑いの殿堂、吉本興業に委託した事です。『うん、世界のTKが!』と最初驚きましたが、最近の藤井隆はもちろんのこと、聖飢魔II、テイトウワ、明和電機、エレキハチマキなど結構、まともなミュージシャンが名を連ねて吉本興業に所属しているのです。しかも皆、いつでも高座に立てるほどネタは豊富にもっていますから、いつでもお笑いへのスイッチングはOKです。
globeは、新人女性オーディションで選ばれたヴォ−カルKEIKO(1972年8月18日生まれ、大分県出身)、フランス人の父親と日本人の母親を持つ日仏ハーフのラッパーMARC PANTHER(1970年2月27日生まれ、マルセイユ出身)、TMN後に多くのプロデュースを手掛けてきた音楽プロデューサー小室哲哉が自らメンバーとして参加し、サウンドの実験的な性格の強いユニットとなっています。1995年8月9日シングル「Feel Like Dance」(avex globe)でデビュー。
(avex globe、AVCG-70008、3059円)
<反省>
◎雨、ちょっと花粉も一段落。ほっとしながらティッシュで鼻をかむ午後のひととき。
◎そして、今年も「iWeek 2001」のお知らせを掲載できることを喜んでおります。。
***今年も、開催!***
「iWeek 2001」
※日本最大のMacユーザーのイベント!
日時/ 5月4日 11:00〜18:00
5月5日 11:00〜18:00
5月6日 11:00〜16:00
会場/ OAPビル(大阪・天満)
交通/JR環状線桜宮駅:JR東西線天満宮駅:地下鉄南森町下車
入場料/無料
http://iweek.vow.ne.jp/
<今週の一句>真夏かな と思う雲も 慣れにけり(字余りmako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
すまぬが そこのあなた ヒマですか? おっ、ちょうど良かった!メールください!
cdnewsjp@yahoo.co.jp
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