毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年04月26日午後05時10分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「darlin' of discotheqe e.p.」pizzicato five
1.darlin' of discotheqe
2.one two three four five six seven eight nine ten barbie dolls
3.tout,tout pour ma cherie
4.jolly bubbly lovely
5.darlin' of discotheqe(radio edit)
pizzicato fiveの新しいマキシシングルなのです。これはまたまたpizzicato fiveらしいパッケージデザインでびっくりしましたねえ。僕は音に入る前にジャケットで立ち止まってしまう性質(たち)なのでこれは、もう、う〜んとうなってしまい、なかなかCDを手に取れないままでいるのです。
全身銀ラメ模様の宇宙服っぽい(おお、発想がいつまでも1960年代なのですねえ、僕の場合。でもそう説明して納得してしまうあなたも結構年代いってますね。だって、少年サンデーや少年マガジン<忘れちゃ困るぜ、少年キングもあったぞい>などの漫画雑誌の中央部分の緑色した紙に印刷されたSF解説で育ったんだから仕方ないもんね。)閑話休題。コスチュームに身を包んでいる野宮真貴ちゃん。こういう姿、好きです。これはE.T.を意図しているのか? そんなことはないな。でもこんな可愛い宇宙人が窓から飛び込んで来たら、もうさらわれていきます、どこまでも。
それはともかくも(なかなか本題に戻れないな、今回は。脱線したまま終わるかも。飽きた人は飛ばしてね)ひょっとして…と思いジャケットを開いてみると!! やっぱり予想通りすっごく凝ってます。見開きにクレジット関係を収録して、ふーむ、なかなかのセンスです。そうなるとさらに気になるジャケットの袋の中。ごそごそ探りますと、おおお、やっぱりありました。野宮真貴ちゃんの豪華ポスター。
この銀コスチューム姿の真貴ちゃんのバックに浮かぶ3文字は「JBL」。うーむなんだか分かりません。小西康陽くんによりますと「ジャケットただいま実用新案登録申請中」とか。僕はCDがあのLPサイズに限り無く近く大きくなっていくことに決して異議は唱えません。アナログLPのあのように完成したサイズ、レコード業界はあっさり捨てるんだもん。もったいな。小脇に抱えて持つのが楽しいですよ、LPは。でもCDだっていろいろ工夫すれば楽しくなる。そういう見本です。お金かかっているでしょうけれど。ただしこのジャケットデザインは初回限定パッケージなのでお早めに。
長い前振りになりましたが、このCDの1曲目だって結構前振りが長いのです。なんと11分30秒のインストものですが、この春からのpizzicato fiveが何かやらかしてくれそうな期待がいやがうえにも高まるってなもんです。グルーヴィーないかにもpizzicato fiveらしい音に誘われて一体どこにつれていかれるんでしょうか。曲を聞きながら暇だったので調べたら、なんとこのマキシシングルトータル31分53秒もあります。で1470円、こいつは安いのではないかい。お、インストものと思っていたら、真貴ちゃんの歌声が聞こえてきました。7分25秒あたりから。本当に長い前奏(笑い)ですね。
2曲目。これは実に長いタイトルですねぇ。小西くん長さに挑戦しているんでしょうか。「one two three four five six seven eight nine ten barbie dolls(ワン・トゥ・スリー・フォー・ファイヴ・シックス・セヴン・エイト・ナイン・テン・バービー・ドールズ)」。良かったtenで終わっていて。聞きながら思い出してのは黒沢明監督の「夢」というオムニバス映画で、笠智衆さんが歌い踊っていたあの葬送行進の時の楽曲に似ていておもしろい。
そしてポップスファンにとって懐かしくもうれしいのは3曲目の「tout,tout pour ma cherie」でしょう。日本タイトルは「シェリーにくちづけ」。そうミッシェル・ポルナレフが大ヒットさせた楽曲です。学生時代、放送部に所属した僕はこのレコードをお昼休みにかけまくったものです。で、野宮真貴の歌う「シェリーにくちづけ」なかなかいいでしょう。日本人が歌うのを聞くのは、なんとNHKの「ステージ101」以来です。
そして謎が解けました。4曲目「jolly bubbly lovely(ジョリ・バブリ・ラヴリィ)」。小西康陽解説によれば「ドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンドのサウンドの今日的解釈」っていったところ。JBLとはこのタイトルの頭文字だったんですね。タイトル曲を短くしたradio editもありますが、4分43秒で、これでも結構長いですね。タイトル曲をすべてオン・ジ・エアーするのはきっとスポンサー等の心配が全くいらない某国営放送局くらいでしょうか。
(日本コロムビア、COCA-50068、1470円)
◎☆☆☆☆「渚のシンドバッド」パンクレディー
1.渚のシンドバッド
2.ウォンテッド
3.UFO
4.渚のシンドバッド(Instrumental Version)
あのピンクレディーの曲を堂々とやってしまう。しかも「パンクレディー」と名乗ってやるのはなかなかの度胸です。お世辞にも楽器は上手くはないのですが、そこがまた良いと思います。もっともCDではそれなりに聞けるようになっていますが。しかも彼女たち流のピンクレディー解釈はなかなかツボを押さえています。きっと現役時代のピンクレディーを知らないからできたのかもしれません。
ピンクレディーの代表的な楽曲の「渚のシンドバッド」「ウォンテッド」「UFO」はいずれも阿久悠作詞、都倉俊一作曲のゴールデンコンビなんですが、今から良く聞けば、いずれも荒唐無稽な無国籍ソングでさっぱり訳の分からない曲ばかりなのですが、そのあたりを再確認して今風にアレンジすると、きっとこういう結果が出てくるんだと思います。
よくリメイク(あるいはトリビュート)ものを聞いた人が昔の曲の方が良かったとか、せっかく大切にしていたイメージをぶち壊して…、とかいって怒ることがいますが、ピンクレディーのこれらの楽曲って実は最初からもうむちゃくちゃな歌だったんだ、と約20年ぶりに気が付けば、本来はこういう歌だったのよ、と割り切れるかもしれません。ちなみにプロデュースはホッピー神山。
それにしもあの時代、ミーちゃんケイちゃんは偉かった。素直にこんな訳の分からない歌を出されてそのまま歌っていたんだもん。しかもそのレコードを買うリスナーもこの二人同様に偉かった。誰も聞いて怒っていませんでした(ひょっとしたらちょっとくらいいたかもしれない)。で、大ヒットしました。この国では結構こういうナンセンスソングがドヒャーとヒットする伝統というか素地があるのかもしれません。僕はそういうところが好きです。大瀧もののナンセンスソング最新作が聞きたい。
パンクレディーの正体は、インディーズで活躍中の「ex-girl(エクスガール)」。CHIHIRO(Guitor,Vocal),KIRILO(Bass,Vocal),FUZUKI(Drums,Vocalr,Percussion)の3人組。元気さいっぱいでむやみに上手く歌おうとしていないところが大変素晴らしい。歌詞なんか忠実に追っていますが、彼女たちらしさ(「.ウォンテッド」なんて、やたらにぎやかでその昔の「おきゃんぴー」という漫才コンビが復活したのか、と思ったほどです)が出ていておもしろい。
僕の特にお勧めは「UFO」の途中に挿入されたアカペラ&コーラス部分。ここはなかなかのものです。全編これでいくという手もあったように思いますが佃さん、いかがでしょうか?
(ソニーレコード、SRCL-4493、1223円)
◎☆☆☆「最後の愛」西城秀樹
1.最後の愛
2.Light〜灯〜
3.最後の愛(オリジナルカラオケ)
ピンクレディーものを聞いてしまって、もう懐かしいモード炸裂の月曜の午後であります。何、月曜日? ひゃーぁ、原則日曜日の更新忘れているやないの。いやぁー別に忘れたわけではなくて、できなかっただけなの。似たようなもんか。で、西城秀樹のニューシングル。もう一気に話題変えるにはこれしかないでしょう。きっとそこのあなた、秀樹ものなら、「傷だらけのローラ」(1974年8月)、「ブーメランストリート」(1977年3月)のようなテンポの早い曲って思ったでしょう、ブー、残念、はずれです。
「最後の愛」、なかなか渋いバラードです。秀樹もけっこういい年齢になりまして、こういうしっとりとした曲を歌うと決まるようになりました。御三家(新しい方の)と言われてだいぶ月日が経ってますが、ちゃんとCDをリリースしているのがちょっとうれしいじゃありませんか。どうか五郎もひろみも頑張っておくれ。こういうシングルも出しているんだと再確認して秀樹ならぬ「mako-rin感激!!」。「もしも時を戻せたら もう一度強く抱きしめたい」(作詞/安部純)、ね、どこかで行き違ってしまった愛ってのはいつまでも尾をひくでしょう。「どこかで会えたなら」って気持ちなかなか切なくいい感じで歌っています。ちなみにストリングスアレンジは堀井勝美、コーラスアレンジは村田和人のクレジットが見えます。タイトルでいくなら「最上の愛」っていう曲を今後ぜひリリースしてほしいとぼんやり思っています。
カップリング「Light〜灯〜」も同じくバラード。カラオケもあって曲もいいので、じりじりとヒットしていく可能性があります。秀樹ファン、どうか応援よろしく。
(BMGジャパン、BVDR-11016、1020円)
<反省>まずはいつものように風邪&花粉症の報告。かなりましになってきました。とはいえ何かの拍子にまだ発生してしまいます。連発くしゃみと鼻水は常に。マスクも新しいものを携帯して、常備薬は飲んでいます。で、先日ある人の指摘で気がついたのですが、職場の植物。あれは気を付けないと人によってはアレルギーを起こすものとかがあるみたいですね。不特定のいろんな人が集まってくるところってのは注意しないといけません。花や鉢植えを持ってくる人たちは決して悪気はない(それどころか、人を思い遣る気持ちにあふれていてとってもうれしい)のですが、植物を選ぶ際に余程の注意が必要です。とはいいながらも無機的になりがちな職場に植物があるのは気分が休まっていいものです。このあたりとっても難しいですね。
mako-rinはインディアン(大阪北区)のカレーが大好き。昔は毎日お昼に食べても大丈夫なくらいだったけれど。でも今は忙しくて時々しか食べにいけないのが残念です。とっても辛いのにおいしい。パスタにかけたカレースパなんて素晴らしいの一言。でも皆食べるのがやたらめったら早いのであきれてしまいます。2。3分で食べてしまう人がいるんですから。そういうビジネスピープル向けのお店なんですが、せっかちな大阪人にはぴったりのフードなのかもしれませんね。レトルトのインディアン・カレー、もしあればきっと買ってしまうでしょうね。もっともあの固めのライスを作るのが難しそうですが。
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5月1日から4日間といえばゴールデンウイーク真っ最中ですが、大阪で「MacDays in GW〜iWeek〜」というマックイベントがOAP(大阪アメニティパーク)12階会場=大阪市北区天満橋1-8-30(JR桜宮駅よ西口より徒歩5分)で行われます。午前11時〜午後5時(5月4日は午後4時まで)の日程でなんと入場無料なんですね。西日本のMac好きが作るイベントですが、毎日コミュニケーションズ▽アップルコンピュータの協力もあり、ミニエキスポの雰囲気なのです。制作はgyoukai Macな会と近畿マッキントッシュ・ユーザグループ会議(KUGC)です。当然、僕も某所で参加する予定です。主な中身は…。
●Macintosh博物館(Mr.Tipsこと立野康一さんのコレクションが一堂に)
●Macintosh関連ベンダーによる商品展示、デモなど
●iMac & New G3コーナー(周辺機器を含む)
●ユーザー・グループによるよろず相談室とオリジナル展示
●記念講演 毎日コミュニケーションズ『MacFan』総編集長の滝口直樹氏、どうやら原田永幸アップルコンピュータ社長も講演する予定となったみたいです。
●ステージ ビッグアーティスト(秘密)を交えたトークショー/伝三F(ゲスト)によるパントマイム/ Mac愛好アーティスト(嵜田ハジメ、石野桜子など)による各種ライブ公演もあります。
詳しくはWebサイトを御覧ください。「MacDays in GW〜iWeek〜(http://iweek.vow.ne.jp/)」連休は関西方面へどうぞ。
WEB2万アクセス記念なんとかやらねばなりませんか?<星さん。もうすぐメールマガジンが100号になるのでそれと合わせて企画考えましょう。みなさんの御来場に感謝いたします。ありがとうございます。
簡単メールはここ!
!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。
<今週の一句>連続の くしゃみ気が付きゃ 風邪やんか(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
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