毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2001年06月04日午前00時50分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆「Perfect Love」MAX
■01. Perfect Love
■02. Bible xx
■03. Perfect Love(Instrumental)
■04. Bible xx(Instrumental)
「Perfect Love」はT2yaの作詞・作曲ですが、ちょっとイントロ部分をサラッと聞くと「これってつんく?」と思ってしまいます。でもこれはかなり意識的にやっているんでしょうね。つかみでO.K.としておきましょうか。
MAXはCMなどでよく見かけていて、地道に活動しているのでしょうが、最近ちょっと存在感が薄いのです。歌番組などには出演しているのですが、肝心のヒット曲に恵まれていないせいかもしれません。女性4人組という構成が少なくなってきた今こそ存在感を大いにアピールするべき時だと思うのですが…。
モー娘。のように個性がキラ星のごとくそれぞれが光っているようにしなければMAXもいけないのかもしれません。あるいはスマップのように、きつい個性の集まりがSMAPであり、個々のファンであり、グループのファンでもあるという理想的な方向を目指すべきでしょうね。
さて、楽曲の「Perfect Love」ですが、愛の力で世界を変えるほどの完全なる愛というのはやっぱり難しいかもしれません。あまりにもテーマが大きすぎて、やや歌詞が負けているような。でも永遠のテーマであることは確かですのでMAXの今後の活躍と共に、このテーマがどう広がっていくかをウオッチングしていきましょう。
(avex trax、AVCD-30229、1050円)
◎☆☆☆☆☆「Theme2001」hiro:n
■01. Theme 2001
■02. キミノコト
■03. Theme 2001(YUKIHIRO FUKUTOMI remix)
hiro:nのニューシングル「Theme 2001」は、実は昨年5月にシークレットカセット(CLIP-9001、100円)として販売されて、隠れたヒットを呼んでいた楽曲の待ちに待ったCD盤です。CDリリースにあたって新たに録り直ししているようで、イントロはかなりミステリアスな仕上げになっています。
hiro:nの存在をこのテープで最初に知ったmako-rinはこのカセットがいつまでもCD化されないのを不思議に思っておりました。hiro:nのヴォーカルの卓越した点がうまく引き出されています。ただ、ちょっと歌詞としても曲としても大人の雰囲気が強かったので後回しにされたのかもしれません。
でも、「Blood Type AB-Lover」以降にhiro:nファンになった人も、このCD「Theme2001」を聞いて彼女の厚みのある楽曲にますます魅了されたのではないでしょうか。同時に収録されているTheme 2001(YUKIHIRO FUKUTOMI remix)も福富幸宏の手になるテクノポップ風リミックスバージョンも面白いテイクになっているのでお聞き逃しなく。クラブシーンでかかりそうです。
楽曲を作り始めて1年目くらいのある時、hiro:nの頭に浮かんできた「What do you think about? How do you feel about?」のフレーズが原形です。「何を考えて、どう感じているの? 結果、感じたままに生きていけ!!」というあたり、まさに21世紀的生き方かもしれません。
hiro:nは、1979年6月5日生まれ、北海道室蘭市出身。で、血液型はAB型。北海道の広大な大地で子供時代を過ごし、幼稚園から高校までピアノを習っています。ジャクソン・ファイブ(お!マイケル・ジャクソンね)の影響を受け、高校に入りキーボードとして兄のやっているバンドを始めています。高3の時にティーンズ・ミュージックフェスティバルの全国大会に2人組のユニットとしてアカペラで出場、インパクトを与えています。
(日本コロムビア、COCA-50621、1260円)
◎☆☆☆☆「BECAUSE…」STEEL
■01. BECAUSE…
■02. STAY FOREVER
ネスミス(1983年8月1日生まれ、熊本県出身、血液型O型)と柏原収史(1978年12月23日生まれ、 山梨県出身、血液型A型)のユニットがSTEEL(スティール)。ASAYAN超男子ヴォーカリスト・オーディションで敗けたものの、その存在感から話題となったネスミスが、「No’where」でギター及びコンポーザーとして活躍していた柏原収史と結成したユニット名です。
STEADY(揺るぎない)+KEEL(船の竜骨)=STEEL。本来の鋼鉄、鋼のように固い意思という意味というSTEELとの、ダブルミーニングを意図して名付けられています。
「BECAUSE…」は、柏原の作詞・作曲。「好き」なんだけれど、事情あって別れなければならなくなった二人。「好き」という言葉二人を救ったのだから、この出会いは一旦、サヨナラとなりながら、次の復活の時があるかもしれません。そんな予感のする楽曲です。
「二人の胸は古いパズルのように/最後の一つだけ足りないまま」ーこの冒頭の歌詞があるからこそ、ひょっとして別れた後に二人が最後の一つを見つけだした時に、2度目の新たな出会いをするかもしれません。でも思い出がセピア色になっていくにしたがって、あの出会いが本当にあったのだろうか、と考え込んでしまうこともありそうです。きっと二人の思い=「好き」がいつまでもある限りはセピア色に変わっても不朽のものです。
こんな切ない思いをこもった楽曲をネスミスが感情豊かな声で歌います。サラっとしているのに、とっても気になるヴォーカルです。
「STAY FOREVER」は、側にいる君が僕といつまでも一緒にいようという強い意志を現わしている楽曲で、ネスミスが一気に歌いあげます。
(FOR LIFE、FLCF-3867、1020円)
<反省>
◎きょうも日曜日。そう相変わらずの3週遅れですが、まだエンジンは掛からずで申しわけありません。でも、これでも忙しい中でも時間を見つけてはCDを聞きまくっております。最近ではパソコンにヘッドファン差し込んで、原稿打ちながら聞くというスタイルが定着しつつあります。パソコン打ちながら思わず踊り出してしまうのでワイヤレスのヘッドファンが必要だと感じております。
◎敵状視察ではないのですが、先日、Appleとも少なからぬ縁のあるIBMの新製品発表会に行ってきました。Mac好きがWinの巣窟に乗り込むのやから大変です。度胸がいるんですわ。でもAppleほど仕掛けがなくて実にアッサリしていて好感が持てました。
◎で、この新しい「ThinkPad i Series s30」は面白いほどiBookにそっくり。iBookは別名、白ウイロの異名がありますが、このs30は、黒ウイロでございます。液晶の裏蓋がなんとつるっとした黒なんですわ。ミラージュブラックと呼んでいます。
◎B5ノートで、重さは1・45キロ(うん? こっちの方がはるかに軽い)で、PB2400のように一切の内蔵のCD-ROMがございません。でもPCMCIAカードはあるわ、キーボードのタッチは最高だわ、でバッテリー駆動時間6・5時間。で、10・4型 1024×768ドットTFT、で、何よりもAirMac互換なのです。
PB2400好きにはこっちのマシンの方が気になるのでは、と睨んでいます。唯一の欠点はWindowsでしか動かんことです。ちなみに気になる価格は22万円前後とiBookと比べて少々お値段が高すぎます。
<今週の一句>暑さ負け 薄着で眠り 腹こわし(字余りmako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
すまぬが そこのあなた ヒマですか? おっ、ちょうど良かった!メールください!
cdnewsjp@yahoo.co.jp
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