毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年05月27日午後01時10分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「Love & Peace」TOKIO
ジャニーズの中で唯一アイドル路線でなく、バンド路線でずっとデビュー以来やってきているTOKIOのその“横着な”元気さが大好きです。なにしろ彼等の曲は聞いているだけで爽快ですもん。さらに歌詞を覚えて一緒に歌えばなおさらのこと。歌だって自慢じゃないけれどそんなにうまくないぞ、ってこれでは褒めているうちには入らないか。でもこの元気なヴォーカル他にできるやついるかな。
今回の「Love & Peace」なんて途中で完璧にハーモニーが決まってしまうんだ。バシッとね、悔しいね、ずいぶんうまくなってしまったもんです。下手なままでいつまでも心配させてくれたらいいのに。デビューの頃は、本当にバンドやっていく気あるのかって冷ややかに見ていましたが、ほらもうここまできています、こんなにうまくなってしまいました。ええーい、えらいもんです。踊りやバック転だけがジャニーズと思っている人は、どうか彼等の歌を聞いてやってください、きっと認識変わります。
日本テレビ系のドラマ「LOVE & PEACE」の主題歌がこのタイトル曲。「たかが運命なんて けとばして」(歌詞は岡部真理子)っていう威勢の良さに感動しましたね。この部分だけでも一緒に歌うと、明日からの運命徐々に変わっていくはずです。恋愛でも人生でもいつも晴れとは限りません。でも一つのものを信じて歩いていればたとえ大雨や台風があなたを襲っても大丈夫です。どうか苛酷な運命に負けずに乗り切って歩き続けてほしいものです。「一発逆転 都合よく 星に願いをかけて」という図太い神経でお互い頑張っていきましょう。そんなメッセージがTOKIOから伝わってくるのは僕だけでしょうか。
カップリングのバラード曲「そんな君が輝いて」も素敵な曲に仕上がっています。ロマンティックな曲もやるようになっているんですね、本当にえらいもんです。途中のギターソロが特にいいです。
(Sony Records、SRDLー4519、1020円)
◎☆☆☆☆「ルーキー」玉置浩二
アコースティック・ギターのイントロで始まるこのシングル曲「ルーキー」は、巨人ファンという玉置が高橋由伸選手をイメージに作った曲とか。ファンハウスへの移籍第一弾シングル。ルーキー高橋だけでなく、この春社会人になった人たちへの応援歌にもなりそうな曲です。ちなみに大鵬薬品チオビタドリンク2000のCM ソング。こういう曲は素直に聞いてしまうのが一番だと思います。そういう意味では、この歌も人生への大きな励ましになる一曲かもしれません。ちょっとクセのある玉置のヴォーカルはこのシングルでは至って素直。近所の兄ちゃんがギター片手に精一杯歌ってくれている感じ。こんな人がそばにいればうれしいですね。
カップリングは「BELL」(キリンJIVE のCMソング)。この曲の一番素敵な歌詞が「運命に泣いたって負けんじゃない/愛を失った訳じゃない/愛さえ持っていればいい/ベルを鳴らして」(歌詞・玉置浩二)という部分、ジーンときますね。玉置のアコースティック・ギターとパーカッション(カルロス菅野)がなかなか素敵で緊張感ある味を出しています。玉置の誠実さを表現した一曲ともいえそうです。ところでこのシングル発売(5月21日)に続いて5月27日にはアルバム「GRAND LOVE」がリリースされます。じっくり玉置を聞きたい人はアルバムを(この2曲も収録されています)、とりあえず楽しもうという人はこのシングルを。
シングルジャケットの大地にはスバル360のくたびれた姿と物思いにふける玉置が写っています。バックの空があやしげですが、ちょっとした絵画のような構図になっていて目立ちます
(FUNHOUSE、FHDF-1682、1020円)
◎☆☆☆「SOS'99」ROLLY
ROLLYのニューマキシシングル。彼自身が阿久悠&都倉俊一のコンビになる大ヒット曲「SOS」が大好き。そんなことからこの曲をモチーフにして20年の歳月が流れ、男女の立場が逆転して世の中はどうなったかを検証する問題提起作品「SOS'99」をリリースしたわけです。もちろん作詞阿久悠、作曲都倉俊一です。当然ピンクレディーものの曲がきたら、というわけでディレクターはアニメタルシリーズが大ヒットして、ついに本物のMIEちゃんと結婚してしまった佃淳三氏。
このおいしい話題にのらないなんて……と、いうわけで、そこはROLLYしっかりしてます。Aメロ「アンアアンアン」部分のバッキングコーラス部分をこの新婚カップルMIE&淳三に依頼してやってもらっています。阿久悠&都倉俊一&ROLLY&デジタルロック&歌謡曲&MIE&淳三といった具合に微妙に混じりあっているところが聞き物。大滝ものとは違うアレンジが楽しめます。僕には多少、笠置シヅ子が入っているように思うのですがねえ。ピンクレディーもののネタは今後もいろんなところでできそうですね。その際は必ずバッキングコーラスはMIE&淳三を御指名されることを希望いたします。
(Sony Records、SRDLー4535、1529円)
<反省>ここしばらく真夏のように暑い日々が日本では続いています。そのため寝苦しくて、夜、窓を開けて寝るのがよくないのでしょうね、風邪が直りません。会社で隣席のワダさんがCD NEWSの<反省>は健康ネタばかりね、と御指摘くださいました。その通り、どうもこの欄、健康ネタになってしまいがちです。風邪が長引きどうも、市販の薬では直りません。諏訪兄に頼んでいい薬紹介してもらいましょうかねえ。日に何度も鼻をかむせいか鼻周辺が真っ赤です、あはは。いろいろあってテンション下がっているので今回は元気になれる曲特集にしてみました。また鼻がむずむずします。くしゃみも出ます。昨夜は熱が出た、なのにまた今夜のこのこ大阪の夜の街に消えるのであります。風邪直るはずないか。文字通り反省。
やむを得ず、大阪からアップロードしたら、どういうわけか全体に表示がおかしくなったため、再度アップロードを大津からやり直しました。
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<今週の一句>寝冷えには 日本の伝統 腹巻きや(mako-rin詠める)
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