CD NEWS05月 27日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2001年06月23日午後04時40分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp


 
CD印の飾り棚線マーク  

◎☆☆☆☆「ユナイテッド カヴァー」井上陽水


■01. 蛍の光(スコットランド民謡)
■02. コーヒー・ルンバ
■03. 花の首飾り
■04. 旅人よ
■05. 銀座カンカン娘
■06. サルビアの花
■07. 東京ドドンパ娘
■08. ウナ・サラ・ディ東京
■09. 嵐を呼ぶ男
■10. よりも君を愛す
■11. ドミノ
■12. 星のフラメンコ
■13. 月の沙漠
■14. 手引きのようなもの

 

 やっとリリースされたか、という感想がまっ先に浮かぶ井上陽水のカヴァーアルバムです。でも冒頭一曲目からスコットランド民謡。なぜかこの国ではおしまいに歌うことが多い「蛍の光」を持ってくるところなんてのはさすが陽水です。やることが違う。いい感覚です。思わず満足してここでCD止めてしまってもいいかも…(笑)。

 しかもこの「蛍の光」ってものすごくモダーンな楽曲に仕上がっているのですから、必聴ものです。実は昨日、中学時代の同窓会がありまして、行ってきました。皆、結構いい年になっているのですが、こういう集まりは実にいいもんです。偉そうなことを言っても昔の姿は皆知っている、とっくにお見通しだからお互いに遠慮がなくものが言えるところが実にいいところです。

 同窓会の最後の最後に皆で合唱する段(すでに校歌は歌ってしまった)になって、こういう時の選曲って困るのですが、井上陽水風の「蛍の光」ならアコースティックギター一本で伴奏できるのでいいかもしれません。

 14番目の「手引きのようなもの」を除く楽曲は、この数十年間、僕らがテレビやラジオ、あるいは銀幕で見聞きしてきたおなじみの歌ばかり。非常に悔しいことなのですがmako-rinはほぼリアルタイムで個々の楽曲のそのヒットの様子をほとんど知っているから困ったもんです。歌詞カード見なくても歌えてしまうんですから、もう。

 ちなみに昨日の同窓会では一曲も歌わなかった。結構自制しておりましたねえ。歌ったら後続が歌いにくくなることは分かっております(ほんまかいな)。で、おしゃべりに夢中に。

 「手引きのようなもの」は実に屈折したラブソングですが、歌詞がとってもいいんです。これは説明するのは野暮です。気になる人は一度聴いてもらうしかありません。 

   (FOR LIFE、FLCF-3863、3059円)



◎☆☆☆☆「JAZZ SOUL FUNK」ダンス☆マン


■01. JAZZ SOUL FUNK 【原曲:HAVE SOME FUN / B.T. EXPRESS (B.T. EXPRESS)】
■02. WELCOME TO PLANET MIRRORBALL(Mirrorballish Version)
■03. “ドーム3コ分”てどのくらい?(REMIX MAN Mix)
        【原曲:ONLY SO MUCH OIL IN THE GROUND / TOWER OF POWER】
■04. JAZZ SOUL FUNK (カラオケ/Karaoke)
■05. WELCOME TO PLANET MIRRORBALL (カラオケ/Karaoke)


 忘れた頃のダンス☆マン。もうmako-rinは「ダンス☆マン」大好きなんだから…人呼んで「ダイスキ☆マン」。なにしろ「ダンス☆マン」を「ことえり単語登録」しているくらいだもん。いっつもどんな洋楽を料理して、ぶっ飛びの歌詞付きでダンス☆マンが僕らに提供してくれるか、これこそが楽しみなんですから。

 オリジナル曲を知っていれば一番楽しめますが、万が一知らなくても、大丈夫。この不思議な魅力でオリジナル以上に楽しませてくれます。それはきっとダンス☆マンの力技といってもいいかもしれません。ひょっとしたらオリジナル曲以上に輝かせてくれるから、これはやっぱりミラーボール星人特有のパワーなのかもしれません。

 あっそうそう、唐突にミラーボール星なんて説明しても初めての人には分からないか。ダンス☆マンとは、ミラーボール星出身の異星人とされています。異星人なのに1970〜1980年代のダンス・クラシックスが大好き。名曲の良さを損なわないよう、原曲の歌詞の語感を大事にしながらオリジナルの日本語(なんで広い地球の中でこの国を選んだかは謎とされているが、こういう設定にいちいち疑問を差し挟んでは前に進めないのでパスしてよろしいか?)で歌っています。設定に確かに無理がありますね、これは。

 1996年ライヴハウスで歌っている時に(なぜ、とっととミラーボールに帰らぬ、などと突っ込みはこの際、勘弁してほしい。時間もないことだから)見い出され、翌年。六本木velfarreで初ライヴをダンス☆マン専属のバックバンド“ザ・バンドマン”とともに披露。1998年3月18日「背の高いヤツはジャマ」で地球デビュー。「モーニング娘。」の大ヒット曲「LOVEマシーン」以降の4曲のシングルのアレンジを担当、郷ひろみのヒット曲「なかったコトにして」では作曲、アレンジ両方を手掛け、ザ・バンドマンが演奏しています。

 「JAZZ SOUL FUNK」は、ジャズに初挑戦のダンス☆マンの新曲を劇中劇ならぬCD中CD劇をやっております。おもしろいねえ。こういういたずら。なんだかものすごいリアルタイムな気がするではありませんか。歌詞の語呂の悪さの処理は天下逸品です。うまく早口で誤魔化しています(笑)。続く「WELCOME TO PLANET MIRRORBALL(Mirrorballish Version) 」もヴォーカル部分がまさに光に隠れているようで面白い仕上がり。歌詞カードが付いていますが、最後まで何歌っているかは分からない(笑)。

 名曲「“ドーム3コ分”てどのくらい?」は「琵琶湖がスッポリ」ってどのくらいのブラボーな歌詞が唐突で大好き。人間のなんでも計ってみたい好奇心を大いにくすぐる楽曲のREMIX MAN によるリミックス(なんだか馬から落ちて落馬してみたいな)もの。何度聞いても笑えます。

 (avex trax、AVCD-30240、1223円)


◎☆☆☆☆「HYPER TECHNO MIX REVOLUTION *I」MOVE


■01. gimme3 / remixed by RAVEMAN
■02. knock'em out / remixed by D-Z
■03. Gamble Rumble / remixed by FRAGMA
■04. ROCK IT DOWN / remixed by Achilles Damigos
■05. Bust The Future Wall / remixed by DJ VISAGE
■06. Rage Your Dream / remixed by RANDOMIZER
■07. RIDE ON THE WAVE (NEWSONG!!!)
 

 MOVEの新しいリミックスCDは、テクノバージョンでやってきました。しかも単なるテクノでなくてハイパーがついています。これはもうマーケットとスーパーマーケットくらいの違いがあります(何のこっちゃ、説明になってへん)。ハイパーマーケットっちゅうのもありそうです。ハイパーカードってのも。

 「gimme3」はジュリアナテクノシーンで活躍したRAVEMANの現場復帰第一弾、とか。なにしろプロデューサーの木村貴志がt-kimuraに成り変わって、RAVEMANのことをそう書いているのだから間違いないでしょう。何? RAVEMAN? 説明が面倒ですね、これは。えーっとt-kimuraとKIM RAVEMANは、mako-rinの大好きなm.c.A・Tと富樫明生と同じくらい仲良しコンビみたいなもんでしょう。ちなみにmotsuとUS-TOMってのもあります。こういうのはあんまり深追いすると楽しみが半減しますので、あとは御自分で御研究ください。

 それにしても何度も何度も繰り返されるMOTSUの「また来週サヨナラNIPPON !!」が段々脳内活性物質を脳のニューロンに発射していくようで心地良くなっていき、気が付けば一緒に「また来週サヨナラNIPPON !!」と叫んでいます。大丈夫、まだ脳は元気です。ジュリアナ好き、テクノ好きは思わず踊り出してしまう御機嫌なリミックス。ええ、まだまだ脳は活性化中でぇーす。

 「knock'em out 」はアルバムジャケットのイラストレーションのような冒険活劇SF宇宙船脱出アニメーションの1シーンを見ているイメージ。スリルとサスペンス、ついでにユーモアも忘れていない一曲。

 MOVEは、t-kimura(プロデューサー、1月25日生まれ、血液型B型)、YURI(ヴォーカル、2月22日生まれ、血液型O型)、MOTSU(ラップ、5月22日生まれ、血液型A型)という3人のユニット。

 (avex trax、AVCT-10099、1995円)


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Coming Soon


<反省>
◎ようやく5月分を終了することができました。このまま6月分に入っていくのですが、本物の月日の方はもうすぐ7月って感じで、時差がどんどん激しくなります。今しばらく御辛抱を。まるで内蔵電池の切れたMacみたいに日付け関係がデタラメですが、更新日でチェックしてください。


<今週の一句>更新日 いろんな所に 書き過ぎて

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