CD NEWS06月25日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2000年06月25日午後01時10分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
  
 
cdnewsjp@yahoo.co.jp  
  

 
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 ◎☆☆☆☆☆「PUNCH THE MONKEY!3」 ルパン3世リミックス&カヴァ−集その3  


■01. ルパン三世 '97
LUPIN THE 3RD '97 readymade 440 mix
remixed by DJ よしお ■02. スーパーヒーロー
SUPER HERO 8-bits wonder mix
remixed by ジ・オレンジャーズ
■03. ルパン三世主題歌 3
THEME FROM LUPIN THE 3RD 3 readymade 524 mix
remixed by 小西康陽
■04. ルパン三世主題歌 3 THEME FROM LUPIN THE 3RD 3 We Love Lupin III mix
produced by ダンス☆マン&ザ・バンドマン
■05. 非常線突破
TOWARD THE PATROL LINE club mix
remixed by サイケアウツ
■06. ルパン三世 愛のテーマ
LOVE THEME 空想Live mix
remixed & performed by タジマタカオ
■07. SAMBA TEMPERADO
cinema edit
remixed by 岩村学
■08. ルパン三世 愛のテーマ
LOVE THEME MURO'S LOVE BANK MIX
produced by ムロ
■09. ルパン三世のテーマ(Vocal Version)
THEME FROM LUPIN THE 3RD(VOCAL VERSION)CKB仕様
  唄と演奏 クレイジーケンバンド
■10. ルパン三世 '80
LUPIN THE 3RD '80 a foo's paradise mix
remixed by 新井俊也

 ついに恒例リリースになってしまったモンキーパンチ先生の世界的大傑作アニメ「ルパン3世」のリミックス&カバーアルバムの第3弾。よくもこれほどいろんなリミックスやアレンジがあるなあ、と感心してしまいます。

 すべてはあのテレビアニメの主題歌から始まったのですが、どうです、これだけ聞くとやっぱりアニメも見たくなるでしょ。毎回、このシリーズのCDを聞いていていいなあ、と感じるのは、あのルパンや不二子ちゃん、銭形のとっつあんに至る声までがどこかにフィーチャ−されている点です。単に懐かしいというだけでなく、おなじみのキャラクターたちが僕らの目の前で、ドタバタといつもの逃走劇をやっているような楽しさが詰まっています。

 しかもルパンがいきなりラップをやってしまったりして、完璧に現代に蘇っているのも、なんだかうれしいじゃああーりませんか。映画やテレビシリーズの効果音もふんだんに使っていてどんどん引き込まれてしまう。ちょっとした予告編を見ているような錯覚にさえとらわれます。

 ルパンだけでなくわれらがマドンナである不二子ちゃんの色っぽい声もしっかり収録。いいんでしょうか、いいんでしょうね、だってたぶん、テレビから流れていたんだから…。うん、それとも新たに録音し直したのかな?

 楽曲提供、アレンジなどで今や大活躍中の「ダンス☆マン&ザ・バンドマン」、ピチカート・ファイヴのいつも楽しい「小西康陽」クン、どこかで聞いたある名前の「タジマタカオ」クン(声聞けば誰だかすぐわかるよね)、先週紹介した鬼才岩村学など、もう超有名からこれからどっと有名になるはずの新人までが“オトコのロマン”のために一肌脱いでくれました。タジマタカオの「LOVE THEME 空想Live mix」なんてイントロ聞いたら、平井堅でも出てくるのか、と思ってしまいました。

 このアルバムを朝聞きながら出勤するサラリーマンって、ちょっとハードボイルド(そう、ハードボイルドだど!内藤陳さん)でかっこいいかもしれませんね。もう顔がだんだんルパンになっていったり、黒のスーツにサングラス、ジュラルミンのトランク片手で決めたりしてね。いや、そんなサラリーマンって本当に先日JR西日本の電車内で見かけました。何か知らないけれど一人ですごいパワーの緊張感を漂わせていました。いずれにしろ、これは聞かなきゃちょっと損な一枚。この夏オススメの一枚。

 (日本コロムビア、COCP-50335、3059円)


◎☆☆☆☆☆「THE CHANGING SAME」平井 堅


■01. Introduction -HERE COMES K.H.-
■02. Love Love Love
■03. why -
■04. affair
■05. the flower is you
■06. Interlude -BRIGHTEN UP-
■07. K.O.L.
■08. LADYNAPPER
■09. Unfit In Love
■10. wonderful world
■11. Interlude -TURN OFF THE LIGHTS-
■12. 楽園
■13. アオイトリ
■14. The Changing Same -変わりゆく変わらないもの-

 自称「歌バカ一代」、平井堅のニューリリースは、ファン待望の3枚目のアルバム「THE CHANGING SAME」。「変わりゆく変わらないもの」というアルバムのサブタイトルの意味通り、この作品は第2期平井堅の礎(いしずえ)となった7枚目のシングル「Love Love Love」から、現在までの3年間の活動の軌跡・変遷が集約されたアルバムです。ちなみに大ブレイクの「楽園」は8枚目、「why」は9枚目。

 なんといっても「Introduction -HERE COMES K.H.-」のライブから始まる平井堅のあの「究声主」とも言われる声に思わず鳥肌が…。この歌声、男性が聞いてもほれぼれいたします。もうたぶん、女性が聞いたら卒倒もの(?)。

 60分17秒という時間に収録された計14曲は、平井堅の魅力があますところなく網羅されているといっても過言ではありません。だいたいどれも一曲あたり5分程度の作品なのですが、「Introduction -HERE COMES K.H.-」「Interlude -BRIGHTEN UP- 」「Interlude -TURN OFF THE LIGHTS-」のようにジングルみたいな短い1分以内の作品もあります。

 平井堅って意味もなく声を張り上げているだけでも「O.K.、素敵」ですから。極端なことをいえば発声練習の模様をCD化しても結構売れるのではないか、とひそかに思っております。

 このアルバムには久保田利伸、松尾KC潔、Maestro-T、Chaka VOICE OF JAPAN、柿崎洋一郎、中野雅仁など日本を代表するリズム&ブルース、ソウルシーンで活躍中のミュージシャンが集まり、ニュークラシックソウル色の濃いアルバムに。

Sony Music、SRCL-4854 、3059円)


◎☆☆☆☆「祈り」Jungle Smile


■01. 祈り(Single Veasion)
■02. なんてバカな女だろう(Showcase Style)
■03. 祈り(裏表一体 Mix)
■04. 祈り (お稽古用)

 Jungle Smileは、高木郁乃(作詞、ヴォーカル担当。1975年6月29日生まれ。 横須賀市生まれの新潟育ち)と吉田ゐさお(作曲、アレンジなど。1972年10月1日生まれ。 群馬県出身)の二人で、1994年に結成。1995年10月にYAMAHA The 4th ミュージッククエストJAPAN FINAL優秀賞を受賞したのをきっかけに、ビクタースピードスターレコードと契約。1995年11月にシングル「風をおこそう」でデビュー。

 せつないメロディーに愛情や夢、人として忘れたくない感情が込められた楽曲が持ち味とか。 8枚目のシングルにあたる「 祈り(Single Veasion) 」は、高木郁乃のヴォーカルがどこか消え入りそうなのに、どっしりと存在感や浮遊感もあって不思議な空間を形作っています。

 「なんてバカな女だろう(Showcase Style)」は、すぐにけんかしてしまう、反省をするもののこの生来のヒステリーは直らないし、優しいあなたも怒鳴りたくなる。けんかして悲しいのに涙があふれてくるのに仲直りがなかなかできない、うーん、ちょっとウジウジしていて難儀なオンナの子。で、この楽曲って、途中まで“普通”なんですが、ある時点をもって、ゴロッと変わってしまうところがおもしろい。で、気が付けば10分31秒も聞いていることになります。だって2曲入っているようなもんだもん、これ。

 そういう意味では「祈り(裏表一体 Mix)」も、いわゆるリミックスものなんですが、油断していると全く違う楽曲にも聞こえてくるから不思議です。サウンド的に遊んでいるところがミソかなあ。あんまり聞き続けていると、オリジナルってどうだっけ、ともう一度聞き返してしまうので、永遠とCDを聞いていることになるのは、Jungle Smileの周到な計画通り?

 ちなみに4曲目の「祈り (お稽古用)」とは、カラオケで、これはカラオケの稽古をやりなさい、という意味でしょうか。初回特典に高木郁乃の水着姿(?)のポストカードが4枚封入されています。うーん、なんだかアイドルもののCDみたい。

 (ビクターエンタテインメント、VICL-35137、1100円)

音符印の飾り棚線マーク

Coming Soon


<反省>
◎きょう、6月25日は総選挙投票日です。ひとこと「投票に行こう!」

◎通算150号を迎えたメールマガジン版CD NEWS。この記念対談はWEB版では近くまとめてアップロードしますが、メールマガジンの方が先にコンテンツを配信するのは初めての試みです。星さんとの対談の中でも触れましたが、やっぱりメールマがジン発行者にとっての「ポパイのほうれん草」に匹敵するのは、ちょっとしたCD NEWSERからの激励メールなんですね。

◎もっとも激励というのは、「つまんないぜ」というのも含めての広い意味なんですが…。だってやっぱりそういうメール読むと「アカン、頑張らんと!」と思うから。正直、少しへこむけれどお叱りも僕にとっては“ほうれん草”。だって誰よりも隅から隅まで読んでくださっているんだもん。耳は痛いけれど、とてもありがたい忠告です。

◎でも僕も単純人間、ほめられて怒るわけがありません。おだてられればやっぱり木の上に登ってしまうタイプです。なんといっても一番うれしいのは、健康を気遣ってくださるメール。花粉症全盛期(おかげさまで、どうも一段落したようです。最近は激しいくしゃみや鼻水が出ません)なんてたくさん、直し方を御教授くださるメールが届きましたし、そのいくつかを実践したので、今シーズンは苦しまずにすみました。

◎ちょっとしたことでも構いません。なんでもCD NEWSにメールください。すべてのメールには目を通してできるだけレスするように心掛けております。

◎で、感謝は言葉でなく態度で示そう、と「メールマガジン版CD NEWS150号&WEB3万ヒット記念プレゼント」を実施中。応募してくだされい。先週、この告知書いて、うっかり締め切り日書くの忘れました。あはは、僕らしいや。で、7月15日(土曜日)当日メールデート有効(消印有効みたいなもの)です。抽選で今回も一人にちょっといいプレゼントを差し上げます。サブジェクトに必ず「150号記念プレゼント」と明記して、応募してください。宛先は、
cdnewsjp@yahoo.co.jp


◎で、さりげなくだけれど、久々の日曜日更新間に合いました。それもこれもみんな、曇り空と雨のために投票率の落ちそうな選挙に一人でも多く行ってほしいため。


◎簡単メールはここ!手紙マーク!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。


<今週の一句>総選挙 終わって静かさ 再びくる(mako-rin詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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