CD NEWS07月 01日号


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毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2001年08月10日午前01時20分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp


 
CD印の飾り棚線マーク  

◎☆☆☆☆「try this shoot」globe


■01. try this shoot (Original Mix)
■02. try this shoot (TK Remix)
■03. try this shoot (TV-Mix)


 globeの久しぶりのシングル。最近になってようやく気がついたのですが、エイベックス関係のシングルって、皆12センチの大きさなんですね。アルバムと同じ大きさ。これってmako-rinは好きです。何よりも整理しやすいから。アルバムものとシングルものが違う大きさだと整理が手間取って困るのです。

 もう一つ、ジャケットデザインも8センチだとわざわざ縦長(あるいは横長)に大きさにするのって大変だと思うのです。正方形に近いアルバムの大きさだときれいにそろいますよね。元々アナログ時代の大きなジャケットこそ、本当のジャケットと信じ込んでいるmako-rinにはこのCDの大きさに合わせたジャケットもちょっとしんどい感じがしておりました。

 コスト的に考えると12センチは高くなってレコード会社は困るのかもしれませんが、mako-rinはアルバム、シングル同じ大きさを支持したいと思っています。

 globeのこの「try this shoot」は長い前奏で小室サウンドを思いっきり堪能でき、いつの間にか入ってきているMARC PANTHER(マーク・パンサー)のラップがふっと消えた瞬間、KEIKOのヴォ−カルに変わっています。この見事なバトンタッチがやがて三位一体の世界に流れるように繋がっていき、一種独特の美しさを描いています。

 ちょっとMARCのラップがうるさめですが、これはこれで面白いと思います。小室サウンドを堪能したい人には「try this shoot (TK Remix)」がおすすめ。KEIKOのバックコーラスが時々出てきますが、あとはTK が描くデジタルサウンドそのまま。非常に格調高いテイクになっています。

 (エイベックス、AVCG-71026 、1050円)



◎☆☆☆☆「Smac」Smap


■01.Smac
■02.Smac(Music Track)


SMAPの代表的ヒット曲のエッセンスをそこいら中に散りばめた、まさに10周年を飾るニューシングルという位置付けがぴったしなのがこの「Smac(SMAP Music Anniversary CDの略称とか)」でしょう。

 とはいうものの、過去の楽曲を寄せ集めたメドレーでないところがミソでしょうか。そういう作り方もあったでしょうけれど、きっと少なからぬ“素直じゃない”Smapファンはそういうものを好まないでしょう。そういう意味では実にファン心理に対してひねりにひねった企画ともいえそうです。

 コーラス部分のアレンジが好きですね。テンポのある女性コーラス、いつまでも際限なく続きそうなイメージがあります。じっくり楽しみたい人には「Smac(Music Track)」バージョンがお勧めでしょうか。 雰囲気、雰囲気、雰囲気が大事。このあたり、え〜っと「KANSHAして」かな、ここは「SHAKE」かな、といろいろ想像をたくましくて楽しめます。そう、まるでジグソーパズルのように楽しめそうな一枚。

 (ビクターエンタテインメント、VIPCL-35320、950 円)


◎☆☆☆☆☆「サッチモ・シングス・ディズニー」 ルイ・ア−ムストロング


■01.Zip-A-Dee-Doo-Dah ジッパ・ディー・ドゥー・ダー「南部の唄」
■02.Ten Feet Off the Ground 地面より10フィート「ファミリー・バンド」
■03.Heigh-Ho ハイ・ホー「白雪姫」 口笛吹いて働こう「白雪姫」
■04.Whistle While You Work 口笛吹いて働こう「白雪姫」
■05.Chim Chim Cher-ee チム・チム・チェリー「メリー・ポピンズ」
■06.Bibbidi-Bobbidi-Boo ビビディ・バビディ・ブー「シンデレラ
■07.'Bout Time バウト・タイム「ファミリー・バンド」
■08.The Ballad of Davy Crockett デビー・クロケットの唄「デビー・クロケット」
■09.The Bare Necessities ザ・ベアー・ネセシティ「ジャングル・ブック」
■10.When You Wish Upon a Star 星に願いを「ピノキオ」


 20世紀における音楽界の偉大なる巨人、ジャズ・トランペッタ−“サッチモ”ことルイ・ア−ムストロングの歌とトランペットで綴(つづ)ったディズニー名曲集がこの「サッチモ・シングス・ディズニー」。しかもデジタル・リマスター盤で登場しています。

 独特の濁声は、決して不快ではない、なんだかとっても温かい優しい気持ちに包まれているような気分になります。そう、なんだかおじいさんの腕に抱かれながらお気に入りの鼻唄を聞いている感じ。しかも鼻唄は子どもたちが大好きなディズニーの世界ときては、もう黙って耳を傾けるしかありません。

 おじいさんはどんどん勝手にアレンジして歌うので、時々、子どもに「それ違うよ」とたしなめられますが、ちょっと頭をかいた後も平気で今まで通りのマイペースで歌い続けます。これが実にいい感じ出ているんだなあ。

 この味のある歌、ディズニーの歌。こういうディズニーソングもいいもんですね。日本なら森進一や北島三郎がディズニーソングを歌ってしまうような感じ。“サッチモ”はもちろんトランペットも吹いています。

 (Walt Disney、AVCW-12237、2345円)


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Coming Soon


<反省>
◎日中外を歩いていると木陰の有り難さを感じます。やせこけたような樹木にもしっかり陰があり、一瞬の陽射しからの解放をもたらしてくれます。それにひきかえ情けないのは都会のビル街。どういうりっぱな建築家がおつくりになったのか不勉強で知りませんが、陰を生み出さない設計に敬服とため息をいたします。照り返す陽射しに、そのビルが悪いんじゃないことは理解していてもついつい悪態をつきそうになってしまいます。

◎一番陽射しのきつい真夏のある日、大津市内の琵琶湖畔を歩いて感じたのはまさにこれ。いろんな建物はその奇異な美しさを主張していても、歩く人をなごます涼を提供してくれません。汗まみれで膳所〜浜大津を歩きそんなことを思いました。これは設計者だけでなく、こういう建物を作ってしまったお役人の責任が重いと思います。きっと彼等は夏の暑い日にこんなところは歩かずに涼しい車で素通りするんだろうと思います。

◎世界の窓口である外務省にケチくさい泥棒役人がなんでこんなに多いだろうか。ちゃんとした給料を出してないのだろうか。世間では高給の相場のはずだが、国民の税金をネコババしないとやっていけないなんて可哀想な人たちではある。こんな役人はもう一度義務教育からやり直すべきだが、その義務教育だって国民の血税が使われていることをこのコソ泥たちは分かっていないからどうしようもないか。とりあえず関わった役人は徹底的に歴代をさかのぼってでも全員懲戒免職にしてもらわないとおさまりがつきません。ネコババした上に、退職金までもらって退職しているんでしょう。恥を知らないんだから。外務省が体質的にダメなところなら、一旦全員解雇して、身の潔白を証明できた役人だけで「新外務省」を作らないとあきまへん。ところで他の省庁も大丈夫なのだろうか。


<今週の一句>更新日 遅れに遅れ 1カ月

筆者/copy right=フルタマコト
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