CD NEWS07月09日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2000年07月13日午前00時35分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
  
 
cdnewsjp@yahoo.co.jp  
  

 
CD印の飾り棚線マーク  

 ◎☆☆☆☆☆「DISCORdanza Try My Remix -Single Collections-」T.M.Revolution(西川貴教)  


■01. LIAR'S SMILE (Breaking The Code I-Mix)
■02. HOT LIMIT (T8-Floor P-Mix)
■03. Burnin' X'mas (For South People I-Mix)
■04. WILD RUSH (Spice Cat U-Mix)
■05. IMITATION CRIME (Sweet Milk K-Mix)
■06. 独裁 -monopolize- (Smelled So Nice U-Mix)
■07. AQUALOVERS〜DEEP into the night (Liquid Moon Night K-Mix)
■08. HEART OF SWORD〜夜明け前〜 (Beat Run Beat U-Mix)
■09. Joker (Lights Out I-Mix)
■10. アンタッチャブル Girls (You're Damm Touchable K-Mix)
■11. 蒼い霹靂 (Deep Blue Kiss U-Mix)
■12. HIGH PRESSURE (Pic-Nic I-Mix)
■13. 臍淑女-ヴィーナス- (I-Gear Jet Mix)
■14. WHITE BREATH (Stone Cold P-Mix)
■15. LEVEL 4 (Ground Zero I-Mix)
Remixed by Alessandro Gilardi and Claudio Varola
                (M1.2.3.9.12.13.14.15)
Remixed by Ian Curnow, David Ford and Yasuhiro Myochin for Start up Music
                (M4.5.6.7.8.10.11)


 「カラダが夏になるっっっっっっ〜〜」って。もうT.M.R.のこのニューアルバムでmako-rinはすっかり夏です。もう、大阪の日中はとっても暑いんです。地上を歩いていると灼熱地獄に近い状態なので、shelter(シェルター)ならぬ地下街に潜り込むのですが、全身から汗が吹き出すのは変わりがありません。かろうじて冷房設備が効いているので、顔に風が当たると気持ち良い感じ。夏はこれからというのにたまりません。

 このCDは、第一期T.M.Revolutionのシングル曲のほとんどを網羅しています。アルバムの中でも人気の高い曲を選んでリミックス(UK MIXとITALY MIXの)という凝りよう。しかもぼわ〜んと聞いていてもいつ終わるのか分からない計15曲という超豪華盤です。おなじみのあの曲が「おっ!」と言ってしまうほど変わって収録されているので古くからのT.M.R.ファンも楽しみの一枚です。

 昼間茹だった頭を冷やしながらよく考えたらT.M.Revolutionにとって、初のremixアルバムではありませんか!! T.M.R.のヒットした楽曲と共に、貴教クンがさまざまなコンセプトに基づいていつも楽しませてくれるコスチュームで登場した様子も一緒に脳裏に甦ってきます。こういうところがリミックスものベストものの楽しみなんです。

 やっぱり夏の林間学校(そんなんまだやっている所あるでしょうか)とか、ドライブとか、登山とか、ヒッチハイクとかのお供にぴったり。でも、うっかりすると貴教と一緒に大きな口を開けて合唱して、周囲の人から大顰蹙(ひんしゅく)というシチュエーションもありえます(僕がそうです!)ので御注意を。歌うなら人里離れた山奥のようなところで鞍馬天狗や熊の迷惑にならない程度の声で、ヨロシク。

 (アンティノスレコード、ARCJ-142、3059円)


◎☆☆☆「てえへんだ!!The Earth」地球防衛軍


■01. てえへんだ!!The Earth
■02. お休み地球防衛軍
■03. てえへんだ!! The Earth-テレパシーヴァージョン-(Backing Track)

 この「てえへんだ!!The Earth」は早いうちに聞いてレビューするつもりでいたのですが、紛失してしまいました。そういつの間にか、どこかに紛れ込んでしまって探してもなかなか出てこず。ところが、先日、別件で掃除をしていたらスリッパ横の紙袋の中から出てきて、ようやく日の目を見ることになった次第。何事も整理整頓しておかなくっちゃ、いざという時、苦労します。

 で、ようやく書こうと思ってこのシングル探したら、なんと再びなくなっているではありませんか。一旦紛失ぐせがついたものってなかなか安住の地を得ないものなのでしょうか。探すこと1時間。おおお、あった、あった。今度どっか行かないようにパソコン画面に張り付けておきましょう。よっこらしょっと、(本当に張り付けてしまった)これで大丈夫。

 日本テレビ系の日曜日お昼のバラエティー番組「進ぬ!電波少年」のうちのコーナー「地球防衛軍」の出演者たち。今どきピンクや赤、青など非常に分かりやすい5つの色のコスチューム(ちょっとダサい、日本テレビ、予算をケチッています)をまとったニューヒーローなのですが、少し全員年を取っているというかアダルトなのが気になります。

 まあ、ヒーローには年齢は基本的に関係ありませんからそれほど気にすることはないのでしょうが、ピンクやブラックのやっているダブル合体五択って本当なのでしょうか。うーむ、念力とかで説明するのでしょうが、なんだか信じられません。

 ストーリーを楽しませるための演出だとは思うのですが…。ところで地球防衛軍の歌唱力はまあまあ。パッパラ−河合、サンプラザ中野のスーパースランプのコンビによる楽曲なので、そこはおもしろい、という点では話題に事欠かない。「てえへんだ!!The Earth」は、地球愛がテーマ。5人の個性がおもしろい。また、地球を守る人たちの苦悩も感じられて、なんとなくしんみりしてしまう「お休み地球防衛軍」もなかなかのバラード曲です。

Sony Records、SRDL-4690 、1020円)


◎☆☆☆☆☆「NEVER END」安室奈美恵


■01. NEVER END-Radio Edit-
■02. NEVER END-Original Mix-
■03. NEVER END-Chanpuru Mix-
■04. NEVER END-Acappella-

 あの故小渕恵三前首相の遺言のようなCDが完成しました。彼があれだけなんとしても開催の無事成功を願っていた「九州・沖縄サミット」がまもなく始まります。なんと時間のたつのは早いものでしょうか。「21世紀における世界の交流といったものが浮かぶ、みんなに愛される歌を」と小室哲哉にリクエストした当の本人には今は亡く、テレビの映像を見ると選挙の洗礼を受けたとはいえ今なお場違いな感じしか受けない“ソーリダイジン”氏が小渕さんの代わりに小室、安室の来訪をうれしそうに受けていました。なんか釈然としないんですね。

 「NEVER END」は、その「九州・沖縄サミット」イメージソング。政治ショーと呼ばれるイベントではありますが、中身そのものよりもこの平和の国の象徴である沖縄で開催されることの意義をあらためてかみしめたいと思います。

 「NEVER END」は、ある意味で“国策CD”そのものなのですが、耳を傾けると結構いい楽曲なんです。もちろん小室色、安室色はあるのですが、いつもよりもぐっと控えめなのも好感がもてます。

 それ以上に沖縄の三線、太鼓をはじめ沖縄民謡の持つ温かみがいたるところに取り入れられていて、最近の小室作品の中で、mako-rinにとって一番好きなアレンジになっています。特に「NEVER END-Chanpuru Mix-」が一番の傑作で、これがイメージソングとしていたるところで流れたらいいのになあ、という気がします。

 冒頭の違和感は、この小渕さんからバトンタッチした“ソーリ”は、スーツ姿の下にしっかりと着込んだ鎧(よろい)が見え隠れする言動が多いためかもしれません。マッチョな身体つき、いつもにやにや笑っていて何を考えているのやらさっぱり分からない。もっともしゃべるともっと分からないのだから、どっちにしても分からない。

 せめて小渕さんの願い通り、沖縄の地で開催される意義を考えながら、世界に平和の意義を発信してほしいのですが…。でもサミットと万国博覧会の区別付かないおめでたい人だからねえ。ま、率直にいえば何も期待していないので、せめて世界にマイナスイメージを発信するような言動だけはどうか慎んでほしい、ということでしょうか。実にひそかな願い。…それじゃあ“ソーリ”じゃないか。

 (avex trax、AVCD-30137、1050円)

音符印の飾り棚線マーク

Coming Soon


<反省>
◎先週「スノークリスタル」と書いたが、それはあの会社の大阪にあるビルの名前でした。正しくはスノーブランド。自らまいた種とはいえ、苦難の日々は続きそう。それにしても次から次へと明るみになる事実には呆れてきます。記者会見するたびに夏なのにどんどん悪寒が走る事が分かってきて、なんだ、この会社は…という気で涼ませていただいております。

◎老舗デパートそごうも事実上の倒産に。よく考えるとこれが経営に失敗した私企業の当たり前の姿です。なぜ、血税を使ってまで再建させないといけないのか、という素朴な疑問に、まともに答えられるヒトがやっぱりいなかった、ということ。でも銀行、保険会社、百貨店の次はゼネコンの番だとか。てえ〜い、うるさい! と大声で言いたい。しっかりバブルに踊って儲けたはずじゃない。そのツケはやっぱり自分で払ってもらわないとあきまへん。最初に税金で助けてもらった銀行なんて未だに行員の給与は一切明らかにしないまま。自己責任なしで国民の税金で甦ったところの銀行員なんて恥ずかしくてきっと表通りを歩けないでしょうね、これも経営者が悪いせい。お気の毒さま。

◎話全く変わって、先日、VisorというPDAを持っている人の飲み会に出てきました。なぜか僕も今使っているんです。「ザウルスとどう違うの」って皆聞いてくるけれど、全く違うんですね。どんどんカスタマイズできるし、皆違う使い方をしています。これがおもしろいじゃないの。

◎「メールマガジン版CD NEWS150号&WEB3万ヒット記念プレゼント」を実施中。感謝は言葉でなく態度で示そうの気持ちです。応募してくだされい。締め切り日ちょっと延長しました。7月29日(土曜日)当日メールデート有効(消印有効みたいなもの)です。抽選で今回も一人にちょっといいプレゼントを差し上げます。サブジェクトに必ず「150号記念プレゼント」と明記して、応募してください。宛先は、
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<今週の一句>暑いのに 飲み物飲めず 疑心暗鬼(mako-rin詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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