毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2000年07月23日午後04時20分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「miss maki nomiya sings」野宮真貴
■01. スター・ストラック Star Struck
■02. Baby
■03. フィオレラ・ウィズ・ジ・アンブレラ Fiorella with the umbrella
■04. ギンザ・レッド・ウィ・ウィ GINZA RED OUI OUI
■05. アリヴェデルチ・ア・カプリ Arrivederci a Capri
■06. 太陽の真下
■07. Nicola
■08. トップレス・パーティ Topless Party
■09. マイ・ボサノバ My Bossa Nova
■10. フィオレラ・ウィズ・ジ・アンブレラ Fiorella With The Umbrella
(readymade 524 mix)
■11. ハード・ラック・ウーマン Hard Luck Woman
produced by 野宮真貴
ピチカート・ファイヴの歌姫、野宮真貴ちゃん。ついに今世紀最後のソロアルバムをリリースしました。今回の大きな特徴は、全部真貴ちゃん自らプロデュースしたことでしょう。参加ミュージシャンは、本田ゆか(from チボ・マット)、テイ・トウワ、VIP200、インスタント・カフェ・レコーズ、モンテフィオリ・カクテル、鈴木慶一(fromム−ン・ライダ−ズ)、岩村 学、HEESEY(fromザ・イエロー・モンキー)、小西康陽(fromピチカート・ファイヴ)とおなじみやら懐かしい顔たちが勢ぞろいといったところ。
CD帯に「カプリへゴー! マイアミへゴー! 恋する真夏のリゾートに」とあるように、今年3月にイタリア・ナポリ付近に浮かぶカプリ島でイタリアのバンドとレコーディングしたようです。帰国後、日本人のミュージシャンとレコーディングして仕上げています。
昨年末のピチカート・ファイヴのコンサートで、ピチカート・ファイヴとしての2000年活動予定の大半がブランクで、小西クンはDJにウエイト置いていく、としゃべっていました。じゃあ、真貴ちゃんはどうなるの? と思っていたら、このアルバムがその答えのようです。今年はソロ活動を本格的に始動するようです、といってもあと半年ですが…。
ライナーノーツによれば、「スター・ストラック(Star Struck)」では、作詞にチボ・マットの本田ゆか、ショーン・オノ・レノン、篠原ともえの3人が参加。作曲は本田ゆか、ショーン・オノ・レノンを迎えています。このアルバム唯一の女性プロデューサ−。
「ハード・ラック・ウーマン」がさりげなく入っているのは、真貴ちゃんの「おしゃれ手帖」でもしっかり御尊影を見た人も多いと思うのですが、真貴ちゃん、ぞっこんのKISSのカバー曲なのです。聖飢魔||にも影響を与えたKISSも2000年で解散してしまうそうですし、思い出の曲をイエモンのベーシストで大のKISS好きのHEESEYと共に。
なんだかポ−タブル・ロックが懐かしくなった人もいるかもしれませんが、この野宮さんの魅力がいっぱい詰まって、夏のバカンスに持って行けば「いいセンスしているじゃん」ときっとベタ褒(ほ)めされること間違いなしです。
(日本コロムビア、COCP-50353、3059円)
■01. ミュージック・アワー
■02. PRIME
■03. Century Lovers (LIVE!)
■04. ミュージック・アワー (Backing Track)
ポルノグラフィティの3枚目にして初のマキシシングルは大塚製薬「ポカリスエット」のCFソングとしてもオン・ジ・エアー中。何度も何度もこのやたらに景気のいい音楽「ミュージック・アワー」を聞くと、そのたびにあの青色の缶が恋しくなります。
しかしこの夏ほど暑い夏らしい夏ははないのに、飲み物や食べ物にわれわれ消費者はどう対応していいものやらさっぱり分からない点にとても頭にきています。疲れた時や飲み過ぎて体を落ち着かすために飲む「ポカリスエット」のどれだけうまいことか。そうはわかっていてもこの夏は、必要最小限の補給にしている悲しさ。
で、ポルグラ。脱線しました。いつも脱線していますが、いまは飲み物のことになるとかなりホットになりますねえ(笑)。冷たい飲み物の話なのにね。ラジオが流れる波打ち際などとても夏らしい風景が目に浮かんでくる「ミュージック・アワー」。大好きなあの娘に、臆病になってしまっている暑い夏、いいねえ、この揺れている雰囲気が若さそのものなんでしょうね。
金づちなのにあの娘の前でいいとこみせたい、とついついいい格好してでもやっぱり怖いから浮き輪を担いでいる悲しさ、mako-rinこういうの大好きです。「PRIME」の主張通り、変なプライド脱ぎ捨てて、好きな娘の前でアッカルク延び延びと普段通りの自分で振る舞えば「いいんでないかい」という励まし(?)ソング。
「Century Lovers (LIVE!)」でシャウトする広島県因島市の言葉丸出しの飾らないステージこそがポルグラの真価でしょうね。暑さも吹っ飛ぶライブは、9/24(日) 松山市民会館▽9/25(月) 広島アステールプラザ大ホール▽9/28(木) 鹿児島県文化センター▽10/4(水) 静岡市民文化会館▽10/7(土) Zepp Sendai▽10/10(火) 金沢市文化ホール▽10/11(水) 新潟フェイズ▽10/15(日) Zepp Fukuoka▽10/18(水) 札幌ファクトリーホール▽10/20(金) 大阪厚生年金会館大ホール▽10/22(日) 名古屋市公会堂▽10/24(火) 渋谷公会堂
▽10/25(水) 渋谷公会堂。問い合わせは、ポルノグラフィティFC「love up!」03-5457-3471(平日 15:00〜18:30)へ。
(Sony Records、SRCL-4861 、1223円)
■01. 性善説
■02. ジェニーはご機嫌ななめ
■03. そなえよつねに
■04. CORE
■05. 光のコートをきて
■06. いらないものリスト
■07. 最大限の愛の証
■08. きみのすきなかたち
■09. でんき
■10. ごめんだわ
■11. たこあげ
■12. あたしのselect
■13. 性善説 again
2000年のhi-posiは、な〜んと業界初、いやたぶん世界初の愛犬ミゼットとともに1人と1匹ユニットになりました。うん?ってことは、ほぼもりばやしみほソロみたいな感じじゃん。いいねえ、そういうのも。愛犬ミゼットのパートがよく分からないのですが、誰か知っていたらお教えください。
とりあえず裏ジャケットには非常に賢こそうな顔をして水兵帽子かぶっているミゼット君が写っています。可愛いのであります。タイトル曲「性善説」は、手をつなぎあってどこまでも行こうっていう「あっかるいナショナル…」みたいな信じるものには「性善説」が待っているぞ、というまぶしさが素敵。
そうかと思えば、あの名曲「ジェニーはご機嫌ななめ」をまたまた改変して、たぶん、hi-posi作品ではこれが一番素晴らしい出来になっています。一気にひた走るドライブ感というか、これはもう絶品。本家近田春夫センセイもどっきりにっこりほっくりものになっています。
フルボリュームで聞く「ジェニーはご機嫌ななめ」に続く「そなえよつねに」も、圧倒的なドライブ感では負けません。何しろ時速300Kmオーバーでアウトバーンをぶっ飛ばすブルドーザー級のマシンって雰囲気で、うかうかしていると轢かれてのしイカのようになってしまいます。ここはぼんやりせずに、瞬時にブルドーザーに乗っかって行きましょう。「しあわせはだれかのため」にって大声で歌ってしまう、実に、まあ、爽快です。
それにしても「あたしのselect」って曲すごいぜ。生まれてきたことも、へんなときににっぽんに生まれてきたことも、ひょっとしたらmako-rinが何か書いていることも含めて「何もかも引き受ける」ってこの態度、非常に潔くって好きです。自分の置かれている境遇に対して文句ばかりいっていないで何もかも引き受けてやるよ、このー、このーっていう気持ち、お慕い申し上げます、もりばやしどの。
(日本コロムビア、COCP-50352 、3059円)
<反省>
◎アチチの毎日、いかがお過ごしですか。もうmako-rinは夜中にアイスノンをあてて眠っております。とてもひんやりして気持ち良い(しあわせです)。ついでにかけ布団は3つに畳んで、足置きにしております。日中足元にたまった血液が眠っているうちに戻ってきてこれもまた気持ちよいです。ついでにサロンパスを足の裏に貼っておきます、いひひ。これで万全。そうでなければ、この熱帯夜のようなうだった暗闇を過ごす手がございません。そうです、なんと冷房という文明開化がまだなされていないのですね。せいぜい扇風機くらい。こういう時は好きな音楽聞きながら眠りにつくのが一番です、はい。おかげ朝は早く起きられます。ふわはっはっは。
◎夏生まれなのに暑いのが大の苦手。いつも“微熱少年”は、かろうじて歩いております。人にぶつかるとそのままこっちが反動で倒れそうになります。ぼ〜んやりと氷しゃぶっているのが快感でございます。
◎清涼飲料水関係も、あの雪印の大失敗によって打撃を受けているようです。牛乳に限らず、飲みもの、食べ物に対してこれほどまでに不信な目で見られている時代はそうないでしょう。一企業の犯したミス(ミスと呼ぶより、この際、はっきり言わせてもらえば、雪印のとった行動は“犯罪”と言われても申し開きができない事犯だと思う)は、単にその企業だけの不利益にとどまらず、すべてのフード産業に波及していくのだから、責任はより重いといわざるをえません。
◎で、スーパーの店頭に立つと、あの事件をはさんで何も変わってないように見えますが、よーく見ていると牛乳はもとより飲料水売り場がなんとなくせまくなって、客も少なくなっているように思えます。こういう時だからこそ、メーカーに「うちの飲みものは安全です」と大きな声で売ってほしいのです。
◎今のままだと、安全なのかどうかさっぱり分からないまま、店頭に並んでいるだけです(もっとも普通に並んでいることこそ安全の最大の証拠なのです、これは忘れてはいけません)。店頭に静かに、そしてできることならあの事件が一日も早く皆の脳裏から忘れ去られるのを願いながら、並んでいるだけでは、非常に弱い感じがするのは僕だけでしょうか。何も声を出さなくてもマイナスのアナウンス効果が強い時こそ、積極的に買おうと思っている消費者に向けて何らかの「安全」アナウンスを呼び掛けるのは今しかないと思うのですが。どこのメーカーもひたすらじっと声を殺して静かにしているのはかえって無気味な感じします。
◎「メールマガジン版CD NEWS150号&WEB3万ヒット記念プレゼント」を実施中。感謝は言葉でなく態度で示そうの気持ちです。応募してくだされい。締め切り日ちょっと延長しました。7月29日(土曜日)当日メールデート有効(消印有効みたいなもの)です。抽選で今回も一人にちょっといいプレゼントを差し上げます。サブジェクトに必ず「150号記念プレゼント」と明記して、応募してください。宛先は、
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎簡単メールはここ!
!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。
<今週の一句>暑い夏 日に何回も 風呂入る(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
すまぬが そこのあなた 忙しいですか? !メールをください!
cdnewsjp@yahoo.co.jp
前号に戻る
次号に進む
ホームに戻る