CD NEWS07月30日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2000年08月02日午前09時55分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
  
 
cdnewsjp@yahoo.co.jp  
  

 
CD印の飾り棚線マーク  

 ◎☆☆☆☆☆「A POCKETFUL OF PARADISE」NA LEO  


■01. E Ho'i Mai Ia 'Oe (Come To Me)
■02. Hawaii Nei
■03. A Pocketful Of Paradise
■04. Good Times
■05. These Dreams
■06. World To Me
■07. Seabird
■08. Sugar Cane Shack
■09. I'll Be Here 4 U
■10. With A Little Help From My Friends
■11. You Got A Friend/Lean On Me
■12. Saving Forever
■13. You Don't Remember
■14. Hanau O kekauluohi


 「J-POP」を中心にしたCDレビューのはずのこの「CD NEWS」は、一年に一度くらいその枠を外れて洋楽ものを紹介してしまう時があります。バックナンバーを振り返って眺めていると時々そういう曲を見つけて思わず苦笑しております。たまにはいいじゃない、そんな寛大なCD NEWSERに支えられ、なんとかやっております、はい。

 で、日本でも人気のあるNA LEO(ナレオ)なんですね。「A POCKETFUL OF PARADISE」というアルバムタイトル、思わずアグネス・チャンのヒット曲を頭に浮かべてしまいますね。そう蝉も朝早くから鳴き出す夏なんです、夏の定番、といえばやっぱりハワイでしょう。そのハワイからのアイランド・ブリーズ!

 ハワイのスーパースターといってもいいナレオは、ナラーニ(ヴォーカル、ギター)、レフア(ヴォーカル、ギター)、アンジェラ(ヴォーカル、ウクレレ)の女性3人組。3人がカメハメハ・ハイスクール(ハワイの全寮制の由緒正しき学校)の学生だった1980年代半ばに結成。ラジオ局「KIKI」主催のコンテスト「Brown Bags To Stardom」に応募出演し、オリジナル曲「ローカル・ボーイズ」を披露したところ、2000組の中からグランプリに。そしてこの「ローカル・ボーイズ」はKIKIからリリースされ、大ヒット。ハワイ史上最も売れたシングルになりました。

 1979年に地元で発売されたベスト盤「アンソロジー」はあまりの評判に当初の限定盤を止めて「通常盤」にして発売。ハワイではほぼ一家に一枚の割合の売り上げを記録しています。

 「地元ハワイはもちろん日本においても今やNO.1ハワイアン・アーティストになっているナレオが今年もオアフ島から爽やかな風を運んでくれます」ーーなんだか旅行会社のパンフレットのイメージそのままのキャッチコピーですが、きらきらと輝く太陽にどこまでも広がる楽しい海。何もかも忘れて心行くまでゆったりとのんびりとそして永遠に浸っていたいあの心地良さのすべてが収まっています。

 誰もが知っているそんな素敵なハワイの空気を全部詰め込んだとびきりのアルバムが今年も登場したってところがうれしいじゃありませんか。心を軽くさせてくれるメロディーに最高のハーモニー。ビートルズの「With A Little Help From My Friends 」、キャロル・キングの「You Got A Friend」などのカヴァー曲も収録されていて、ますます楽しいものにしてくれています。

 (SMEインターナショナル、SRCS-2317、2730円)


◎☆☆☆☆「電話するね」Angelique


■01. 電話するね
■02. 風鈴
■03. 電話するね (Instrumental)
■04. 風鈴 (Instrumental)


 Angelique待望の第2弾シングルは、初夏の香りとともになんだか誰もが甘酸っぱい切なさを感じるであろう実に胸キューンのハーモニーに包まれています。 作詞は、前作のファーストシングル「F<エフ>」(テレビ東京系列「モンキーマジック」エンディングテーマ)と同じく康 珍化。日常の中にちょっぴりノスタルジーを言葉に織り込み、濱田金吾(作曲)、西 慎嗣(「風鈴」作曲)がサウンドクリエートを担当し背後からさりげなくサポートしています。

 Angeliqueとは、フランス語で「天使のような」の意味。アズサ、エミ、チヒロの3人組みヴォーカルユニット。「電話するね」のイントロの声だけで、僕は胸が締め付けられてなんだかコロンと参ってしまいます。これだけの豊かな表現力を持ちながら、まだ中学生なんですから、日本のNA LEOを目指せます。

 アズサ(岸本 梓、中学校3年生、神奈川県出身)▽エミ(高橋絵美、中学校3年生、埼玉県出身)▽チヒロ(小川千尋、中学校2年生、千葉県出身)というメンバーで、スクールガール・ヴォーカルグループを狙っています。

 携帯電話、メールという現代の若者に必需品を持ちながらも、恋する気持ちは人類史上(オーバーですか?)そんなに変わらない。電話してきたのが「君」と判るのは、着信相手別に楽曲を変えて設定した着メロ(受信時に知らせる着信メロディー)なんていうのは、i-modeやEZwebなどのインターネット機能をもった携帯電話が非常に発達した日本の若者ならではの歌です。

 「IT革命、IT革命」と何度もそう言っていればそれだけでどこか安心の御目出度いソウリダイジンと違って21世紀を担う人たちは日常生活で完璧に使いこなしています。そして、誰にでも1度、忘れられない夏があることを思い出させてくれます。このあたりの古さと新しさ

 それにしても、このように携帯電話が普及していると、彼女に電話してもいきなり彼女が出るわけで、携帯電話のなかった昔のように、彼女の家に恐る恐る電話すると、運悪くコワイ頑固親父が出てきて、電話なぞ一切取り付かずに閉口する、という鬼のような試練がないわけですね。これは可哀想ですね。もっと頑固親父よ、頑張れ。娘の携帯電話取り上げて、切っちゃえ、切っちゃえ。こうして皆悩んで大きくなります。

 初々しいっちゅうか、皆とってもチャーミング。中学生の頃、手紙の交換をしていたmako-rinは懐かしく過ぎ去った夏を思い出すのです。暑かったけれど“燃えましたねぇ”、はい。ジャケット写真の3人の浴衣姿も涼しげでいいです。

フォーライフ、FLCF-3781 、1223円)


◎☆☆☆☆「涙にさよなら」kiroro


■01.涙にさよなら
■02.Blue Sky
■03.涙にさよなら(オリジナル・カラオケ)
■04.Blue Sky(オリジナル・カラオケ)


 1995年、2人が沖縄県立読谷高校2年生の時、放課後の音楽室で玉城千春がオリジナル曲をア・カペラで歌っていたところに、金城綾乃が伴奏をつけて始まったという「kiroro」も女性ヴォーカルものなら、こちらもちょっと負けてはおりませんぞ。

 1996年に「長い間/青色のじゅもん」のインディーズ・シングルが沖縄で大ヒットしたのも冒頭に紹介したNA LEOのようですね。沖縄県内限定発売にも関わらず、売上げ枚数が1万枚を超えるヒットを記録。1998年1月21日、ビクターエンタテインメントでメジャーデビューし「長い間」(ファースト)で「青のじゅもん」(4枚目)も大ヒットした記憶は新しいですね。

 通算8枚目のニューシングル「涙にさよなら」を聞くと、おお、kiroroが変わった、と思う人がいるかもしれませんね。ピアノと歌だけのバラードのkiroroではなくて、なんだかひと皮むけてサウンドも大きく広がった感じがいいですね。でも、これもKiroro。シングル「涙にさよなら」、ミニアルバム「七色」(VICL-60600、2095円)を同時期にリリースしています。

 Kiroro、ある意味ではようやく彼女達の等身大の姿が現われてきた、といえるのではないでしょうか。固定したイメージなんかどんどん壊して、やりたい音楽だけをどんどんやっていってくれたらいいなあ、と思います。音楽的アプローチの幅も広がって、8月には Zepp Osaka(8月29日)など全国5カ所でイベント・ライブも実施。

 (ビクターエンタテインメント、VICL-35158 、1050円)

音符印の飾り棚線マーク

Coming Soon


<反省>
◎先日、血液検査の結果が出て、なんとしばらく断酒。「立川断酒」なんて夏向きの寒いギャグ飛ばしながらやっております。コレステロールの方は薬のおかげで改善されていますが、太り過ぎだとか。心あたりがなくて、医者の前でここ2、3日の食べ物談義をしていたら、毎日コップ3杯飲んでいた牛乳がありました。あの雪印事件以降、酪農家を救えと、紙パック1日1本を目標に摂取していたのが裏目に出てしまって、その上、焼き肉が好きでしょ、これはあきまへん。いろいろ叱られながら、当面ビールも焼き肉も棚上げの寂しい夏になりそうです。とほほ。

◎夏生まれと先週書きました。そう、8月5日がこの世に飛び出た日。もう何回目なのか忘れてしまった、あはは。免許の書き換えなど結構いろいろあって大変です。暑さ対策でいいのがあればお教えください。それでもごはんがおいしいのでつい食べ過ぎる、あ、いけない太り過ぎか…。最近、知人や同僚に会うたびに「太ってない?」と合い言葉のように言われます。うーむ、数キロでこんなこといわれたら、私の周りの人間は…、いろいろ思うわけです、はい。

◎お茶や水はカロリーがないので、何杯飲んでもいい、と言われたので、もうペットボトル症候群と言われようとも飲みまくります。おかげで電車を待っている時、全身が水びたし、アマゾンの半魚人か、僕って感じ。無闇に汗(^_^;;)かいて、JR東海道線乗っている人がいたら、それは僕です。

◎「メールマガジン版CD NEWS150号&WEB3万ヒット記念プレゼント」を実施中。感謝は言葉でなく態度で示そうの気持ちです。応募してくだされい。締め切り日またまた延長しました。抽選する時間がないので、それなら延ばそうと。8月5日(土曜日)当日メールデート有効(消印有効みたいなもの)です。抽選で今回も一人にちょっといいプレゼントを差し上げます。サブジェクトに必ず「150号記念プレゼント」と明記して、応募してください。宛先は、
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<今週の一句>誕生日 ビールも飲めず 暑さだけ(mako-rin詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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