CD NEWS07月26日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年07月26日午後03時18分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

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◎☆☆☆☆「Feel so real」露崎春女

  最近CD NEWSが注目している女性ヴォーカリストが、露崎春女。新作を出すたびに、その伸びやかで包込むような歌声から、ただものでないことだけはわかっていました。

 このシングルは8月にリリース予定となっているアルバムのアドバルーン的な役割があるのでしょうけれど、とにかく一度聞くだけで期待にたがわぬ彼女の実力にすぐに魅了されるのではないでしょうか。どこかの国の首相になるべき人もこのくらい魅力が備わっていればいいのにねえ、といらぬことを思いつつ、軽やかな歌声に心から感動してしまいます。今回はヨーロッパ、それも、近年アーティストの間でブームのようになっているスウェーデンでのレコーディング。アーティストに及ぼす国の影響か、レコーディングに立ち合うスウェーデンの人々の影響か、それはわかりませんが、とにかくドーンと構えてしまったら何があろうが決してあわてない、悠久の時間の中で自分の歩調で、ゆっくりと確かにつき進んでいくような印象を受けます。スウェーデニッシュ・ポップの第一人者、アンダース・バッケのプロデュース。

 このシングルに収録された3曲を聞くだけでも新しいアルバムに対する期待が高まってしまいます。「Believe Yourself」というタイトルの付いた5枚目は8月26日の発売です。

 (徳間ジャパンコミュニケーションズ、TKDAー71413、971円)


◎☆☆☆「DANCE IN HAWAII-SUNDANCE WITH SUNLAND」SUNLAND

  CD NEWSは基本的に日本のいわゆるJ-POPの紹介をしていますが、年に何回か気になった洋楽も紹介しています。で、この「DANCE IN HAWAII-SUNDANCE WITH SUNLAND」は、ハワイ発のダンストラックをミックスしたものです。テクノポップ、ハウス、ファンキービートまで。曲と曲の間にかろうじてハワイアン・ヴォイスとチャントが流れています。そう、ハワイアンものではないのですが、非常に楽しめます。SUNLANDのヒットトラックをダンスフロア仕様にリミックスしてあります。リミクサーは、SUNLANDのメンバー、ピーター・Bとヨーロッパを中心に活躍中のヘンリー・B。

 僕が気に入ってしまったのは、一曲目に収録された「パタ・パタ」。懐かしいっすね。ハイスクール時代に聞いて、よく踊ったもんです。なんとまあ涙出るくらい懐かしくって、もうそれだけで紹介してやろう、と思いましたね。このレコード探しにイマホリレコード店までいって、店内のありったけのドーナッツ盤の中から見つけ出した時のうれしさったらなかったですね。あんまりうれしかったので、校内放送でもかけまくってしまいました。今でも踊れます。

 そのほか、RPGゲーム「ドラゴン・クエスト」ファンなら要チェックものの「パフパフ」なんて曲もあります。イーグルスの名曲「ホテルカリフォルニア」もベル・ボーイズ・ミックスで登場、全部で計13曲。期間限定価格の2100円はやっぱり安い!?

 (ビクターエンタテインメント、VICPー60425、2100円)


◎マイナス☆☆☆☆「くもくもがけにこんまたけやふ」南烏山六丁目プロダクション

   また出ましたね、ほんとおばかな二人なんだから、皆さん、あんまりまじめに相手しないようにね。自宅録音、自宅ミックスというDTM(?)を日夜、実戦する南烏山六丁目プロダクションのサード(マキシ)シングル。でも気になってしまうんだもん、このおっさんたち。何やってのか、よせばいいのについ聞いてしまう。これがそれなりにくだらなければ完璧に無視もできるんだけれどね。シカトできないおもしろさが濃厚に詰まっているでしょう。音楽的にどうのこうのと言うんではありませんが、やっぱり好きなこと言って、歌って、演奏して、これでドカーンとヒットすれば「これでいいのだ」(by バカボンのパパ)状態ですからねえ。でも、まあ、好きなマニア向けにそこそこ5枚ほど売れる(これも本当は素晴らしいことなんですけれど)、ムキにならず、楽しい、それだけ(でも、それがいいのだ)。音聞いているだけで、無茶苦茶アホなことやってますもん、いいおっさん二人が。そこが一番泣けます(およよ、と情けなくて泣く)。

 本当はこういう奇想天外なことは、もっと元気一杯、アイデア一杯の若手がやるべきでしょうが、現在のこの業界、なかなかそこまで余裕のあるレコード会社もないし、そんな人材育てるだけの時間もなさそう。その点は大変遺憾で残念ですが、その代わりにちょっと“前まで若かった”この石井妥師と中村英俊の息のあった脱線ぶりを楽しんでください。それにしても危険なタイトルだなあ、ようこんなの発売したな。ああ〜、こわ、こわ。紹介するのもためらわれるが、まあ、いいか。3曲目の「おめぐみを」はまさに混迷の政局を予見したような一曲。

 (FUNHOUSE、FHCF-2431、1100円)


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Coming Soon


 <反省>四十肩にかかって、左腕が上がりません。あはは。結局、どでかいサポーターをすることにしました。電車の中での冷えがどうやらこたえ、さらに会社の冷房でテキメンに動かなくなるのです。一説によれば仕事モードになった途端、キーボードが触れない、とか。ま、それは冗談にしてもキーボードちょっとしんどいので、今はパワーブックをベッドに転がして、右手中心で休み休みの打ち方になってます。寝ながら打つのもしんどいぜ。

 久々に、渡辺美里のコンサートに行ってきました。7月24日大阪フェスティバルホール。泊まり明けでちょっと眠かったのですが、美里ちゃんが出てきた途端目が覚めました。美里のファン層はかなり広くって、10代からたぶん70代(見たまま)まで厚い層になっていまして、かなり家庭的な雰囲気の中で楽しめました。ステージの前に陣取った美里(背番号3310)ベースボールユニフォームに身を包んだファンの女の子を中心にアンコール要請の際に会場の全員で何度もウェーヴしたら気持ちよくなりました。美里ちゃん自身も「フェスティバルホールでまさかウェーヴを見るとは思わなかった」と感激(呆れていたのとちゃうか)していました。恒例のスタッフの盆踊り(?)と共にパワーあふれる美里の歌声を心ゆくまで楽しむことができました。☆☆☆☆

 夏の暑さ対策法募集しておりましたら、さっそくメールがきました。呼べば答える、このやまびこのような息のあった読者がいてこそ、水の国CD NEWSの存在感があるというものです。さて、このメールは水の国CD NEWSの一部ファンにはすっかり有名読者になっていらっしゃる某大手時計会社にお勤めの貝沼さんからです。

 「そーですね。暑さ対策はとにかく外では暑いものを食べたり、飲んだりする事かな??
 仕事で利用する喫茶店ではホットコーヒー、同僚と行く居酒屋ではなるべく冷たいモノを控える様にる・・。(ただ、居酒屋の生ビールとは離婚できませんね・・。)
暑さ対策の健康管理はなるべく汗をかくこと、体を冷やさない事です・・。
ビーチやプールでの暑いラーメンは格別ですね・・」


 なんと含蓄ある言葉の数々ではありませんか。おもわずメモを取ってしまいます。ビーチサイドのラーメンなんて非常にそそりますねえ。こういうところのラーメンってチープなのになぜか滅法うまいんです、なんでだろう。貝沼さんありがとうございました。夜冷え過ぎて、ほら四十肩になってしまったまこりんは体を冷やさぬよう最善の注意をします。

 
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<今週の一句>iMac  I'm Mako-rinも iMacだぜい(mako-rin詠める)
iMac ボーナス残して 買いたいな(またmako-rin残すほどないのに詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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