CD NEWS08月09日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年08月09日午後08時27分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

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◎☆☆☆☆「Dreams」SIAM SHADE

  SIAM SHADEのニューシングル「Dreams」は、フジテレビ系の「プロ野球ニュース」のテーマソングで数カ月前から流れているので、茶の間ではかなりの認知度があるはず。SIAM SHADEは東京都、静岡県、神奈川県出身の5人が集まってできたバンド。

 最近では「1/3の純情な感情」「グレイシャルLOVE」などヒット曲を生み続けています。この「Dreams」は、幼い頃の夢を実現すべく頑張っている二人の様子を歌ったなのですが、夢あふれる歌で気に入っています。さきほど紹介の「プロ野球ニュース」のテーマソングでは、なんとサビ部分を放送しているんで、期待して最初から聞いた人に「これは違うんではないかい?」と少し騒ぎ出した頃に、ようやく「もっと、もっと風を蹴って…」のおなじみフレーズが聞こえてきて思わず頬をゆるめる、というシチュエーションが想像できます。

 カップリングは、いかにもロックてな感じの「D.Z.I.」ですが、タイトル曲が非常にさわやかロックだったのでこのあたりの対照が非常にインパクトあって、楽しいです。なんだか騒がしい曲なのですがその分、躍動感にあふれるものとなっています。

 (ソニー、SRDLー4550、1020円)


◎☆☆☆「夏の魔法」PEPPERLAND ORANGE

  やっぱり「夏」がタイトルに入る曲ってこのシーズンとっても気になります。「夏の魔法」は、清涼飲料水ポカリスエットの98年夏のCM曲になっています。「夏の魔法」、これは今どき珍しいシャイな恋を歌ったものです。だって人前でつないだ手をポケットの中に入れるのがすごく恥ずかしい(作詞・作曲=佐久間誠)って感覚はとても新鮮。近頃の恋人たちって人の目を全く気にせずに、ちょっと書くのもはばかれることを平気でやってます。思わず二人の後ろに回って、蹴り飛ばしてやりたい衝動に何度かなるのです。でもきっと蹴り飛ばしても、ひっくり返ったままへらへら笑ってそのまま続けているのではないか、と消極的に想像し空しくなってしまうのです。「夏の魔法」の恋人たちは、そんなクレイジーな恋人と違って、とても好感がもてるのです。しかも彼らときたら、「手をポケットの中に入れる」だけで幸せな気持ちになれる、なんてとてもいいじゃないですか。それで幸せになれるなら、僕のポケットもよかったらいくつでも貸してあげようと思ったくらいです。

 PEPPERLAND ORANGEの名前で今、記憶細胞の一つが蘇りました。昔、岡山にPEPPERLANDとかいうライブハウスのようなものがありましたが、今はどうなっているんでしょうか?岡山方面の方御存じでしたら、お知らせください。

 (FUNHOUSE、FHDFー1687、1020円)


◎☆☆☆☆☆「サマーレビューep」FANTASTIC PLASTIC MACHINE

 FANTASTIC PLASTIC MACHINEのニューシングル。タイトル「サマーレビューep」通り、実に夏にぴったしカンカン(死語か?)の一枚。一曲目の「There Must Be An Angle(Playing with My Heart)」は、そのまま眠りにとけ込んでしまいそうな曲。チチ松村のギターも素敵です。

 2曲目はさらに楽しい「Electric Lady Land」は、人に愛されるために生まれてきたアンドロイドのちょっと悲しいお話。完全無欠の スーパーボディーを持ちつつもどういうわけだか人間に恋してしまい、どうやらプログラム通り動かず本人も「どうしたものか」と困っている様子がユーモアたっぷりに描かれています。なんだか思わず微笑んでしまう曲なのですが、当のアンドロイドにとっては切実な問題。こんな未来がくるんでしょうか。きっとアンドロイドの人生相談とかあるんでしょうねえ。その頃本物の人間の女性は一体どうなっているんでしょうか。それにも大変興味があります。非常によくできた曲で暑気払いには最適、と僕は思っております。

 (日本コロムビア、COCAー15270、1200円)


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Coming Soon


 <反省>夏ですなあ〜。ホンマに暑いですわ。この間、大阪市内を炎天下の中歩いていて、本当にクラッときました。なんだかすごい暑さでまいります。伊達に清涼飲料水片手に歩いているのではありません。うっかりすると、水分不足で路頭に迷ってしまいます。なんかものを考えることすらもできなくなってくる暑さ、本当にたまりません。帰宅して頭に載せたアイスノンの涼しさよ、もう、クセになってます。快適快適! そんなこといいながら10日も歩き回るのですわ、あはは、懲りません。

 さて、先日なんと22歳(自称)の誕生日を迎えることができました。みなさまのおかげ、と感謝。誕生日というのは不思議なもので、どういうわけか死にかけるんですわ(なんでや?)。この日もビールを飲み過ぎて扇風機の前でダウンし、2、3時間後、非常に気分が悪くなりトイレに駆け込むこと2度3度。全身汗びっしょり状態で、「こりゃ死ぬな」と隣で死神が囁いたような気がしました。やっぱり飲み過ぎてはいけないと思いながらベッドへ、爆睡。翌日ケロッとしまして、夜中にまたビール缶を手にしておりました。懲りんやっちゃな。

 先週思う存分原稿を書きました。なにしろ半年前に取材しネタが古くなり、再度取材し直した原稿まであって半年ぶりにホッした感じ。内田さん、あなたの原稿です。はい。
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<今週の一句>暑さを 集めて涼し? やっぱ暑い(mako-rin詠める)
蝉しぐれ 夏の雰囲気 名脇役(またmako-rin残すほどないのに詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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