CD NEWS08月16日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年08月16日午後00時47分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
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◎☆☆☆☆「MOVE」聖飢魔・(・の文字はMac利用者しか出ないかもしれません。ローマ数字の「2」です)

  1999年12月31日は、「悪魔による地球征服が完了する日」とデーモン小暮“閣下”(本人たちが敬称を入れるように要求しているためあえて“閣下”と書く。それにしても細かいことにうるさい悪魔だ)は、かねてから宣言しているようですが、あっという間に、時間が流れ、いよいよ来年と迫ってきました。

 どうやら閣下は、不景気で世界恐慌すら呼びかねない日本経済にとって景気付けが必要と感じたらしく、「日本全国ふるさと総・世紀末計画」と題して、2つの計画を実行中のよう。

 まず、「47都道府県コマーシャル出演大作戦」と名付けた、全国47都道府県すべてのローカル広告にノーギャランティーで出演(1都道府県につき1社限定と、悪魔のくせにやや細かいが…)する、というもの。奈良では奈良ドリームランドのジェットコースターのCMに出演(開業直後、事故を起こしたのは聖飢魔・と関係あるか調査中とか?)して、関西人を驚かせています。ノーギャラってとこもいいですね、悪魔のボランティア出演か? コマーシャル依頼は吉本興業内「聖飢魔・の日本全国ふるさと 総・世紀末計画実行本部(電話03・3586・7300=土日祭日除く午前11時ー午後6時、先着順)へ。

 もうひとつの計画は「47都道府県ライブツアー大作戦」と題したミサ(コンサートのようなもの作戦)で、全国52会場で55公演をやる予定。「あなたの街にも聖飢魔・がやって来る!!」って(あんまり悪魔にきてほしくないけれど、まあ景気付けですから)。なんだか、こういうふうに悪魔の動きを人類が受け入れていると来年の地球征服が完了するのも夢ではないような気がするけれど、日本以外の手は打ってあるのか、ちょっと「?」な気もする。まあ、あんまり書くとデーモン“閣下”がカッカするからやめておくけれど。そう、あまりうまいしゃれじゃないけれどとりあえず話の落ちにしなっくちゃね。

 さて、脱線が長くなりましたが、この新しいミサにも使われる大教典(アルバム)はなかなか素晴らしい。布教活動とはいえ、まじめにハードロックやっています。小教典(シングル)として、先に発売された「MASQUERADE」も人類ニホンコク人には好評のようでで、世を忍ぶ仮の住処であるレコード会社を移籍したBMGジャパンで幸先のいいスタートを切ったようです。悪魔に幸いあれ、『あれっ』変な感じ、ま、これも落ちですから。

 (BMGジャパン、BVCRー11001、3059円)


◎☆☆☆☆「あしたはクレパス」Clip Clap

  デビュー曲でいきなり「サヨナラ」とやってしまった、なかなかの注目株CLIP CLAPは、フジテレビ系"お笑い"音楽番組「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」でのアマチュアバンドオーディション「HEY-1グランプリ」に1997年応募し、インターネットの投票によってファーストチャンプに選ばれた5人組。

 「あしたはクレパス」は2枚目のシングル。なんだか毎日変わっているようなココロの色、誰も知らない色に染まっていく、そんな気配を歌います。人生がクレパスのようなパステルカラーの色になっていくってのも素敵ですねえ。なかなかドライブ感のある曲(作曲・菅原旭成)とTOMOKOの躍動感あふれるヴォーカルが二重丸。曲そのものを楽しみたい人には、なぜかカラオケが用意されています。これがなかなか簡単そうにみえてうまく歌えない。練習を積むしかないようです。良質のポップスおすすめの一枚。

  カップリングは「TRAPしたら」のタイトル通り、トラップした曲。Clip ClapがTRAPする…なんて、ちょっと韻を踏んでいておもしろい。早口言葉にもなりそう。ワナに迷いこんだ時から、素敵な彼と恋の花咲くこともあるかもしれない。なんだかよくわからない歌詞だけど、暑いから深く考えられない。もっとクールな時に聞いてみようか。(FUNHOUSE、FHDFー1689、1020円)


◎☆☆☆☆☆「There will be love there〜愛のある場所〜」the brilliant green

 the brilliant greenは、京都府出身の奥田俊作(BASS)、川瀬智子(ヴォーカル)、松井亮(ギター)の3人組。デビューシングル「Bye Bye Mr.Mug」やセカンド「goodbye and good luck」は。いずれも英語歌詞だったのが、今回のサードシングル「There will be love there〜愛のある場所〜」で初めて日本語の歌詞に挑戦。でも、全く違和感なく、これまでのポップスファン以外の新たなファンを開拓して、ヒット中です。ちなみにTBS系木曜の純愛ドラマ「ラブ・アゲイン」の主題歌でした。

 初めて聞いた曲なのになんだか懐かしい感じがする不思議な曲(作曲・奥田俊作)です。人生を彷徨することがテーマになっています。『真実と向き合いながら、輝く唯一の光を求める』なんてあたりは、RPGの主人公のような、あるいはなんか修行者のような孤独さえも感じます。

 カップリング「YOU & I」は、川瀬による英語の歌詞。もう熱々の歌詞なのですが、日本語だとちょっと恥ずかしくても、英語だと抵抗がありません。こんなラブソングいいじゃないですか。でも逆転の発想で、思い切って日本語でラブラブな歌出したら、意外とスマッシュヒットするかもしれませんねえ。これまたちなみに反町隆史クン主演のミリオンカードのCF曲。

  (SME、SRDLー4517、816円)


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Coming Soon


 <反省>一部地域では、いつまでも大雨が降るものだから、気象庁もさじ投げて「あああ、あの地域、梅雨明け宣言やーめた」なんて状態になっているようです。「残暑お見舞い申し上げます」って時期なのに、いったいぜんたいどうなっているんでしょうか。異常気象なんてたまに起きるから異常気象なんでしょうけれど、こうあんまりいろいろ起きると普通気象じゃないか…、なんてあまのじゃくは思ってしまいます。

 暑い中でパソコン打っていると、これまた暑いのが難儀です。汗だらだら、気分を変えるためにシャワーを浴びます。その直後は爽快なのですが、間もなく暑さで汗だらだら。シャワー前と同じです、疲れます。

 ビールを飲んで扇風機の前のうたた寝話先週、書いたら読者の「つついたろ〜」さんから「ビールを飲んで扇風機の前で寝ていると本当に死んでしまうコトがあるそうです。扇風機の前で寝ていること自体、身体の片方の熱が常に奪われつづけていて体温調節中枢が混乱を来たし非常に危険だそうですが、しかも酔っているとなおさらだそうです」という御指摘メールが届きました。やっぱり本当に死にかけていたか。でも暑いときはビールがうまいし、団扇の代わりの扇風機もやめられません。でも死んだらアカン。今度からどっちかにします。タイムリーな突っ込みありがとうございました<つついたろ〜さん

 さて、ついに8月15日にアメリカで、iMacが発売になりました。発売前に予約が15万台もくるなんてなかなかのものです。パソコンの歴史に新たな1ページを飾る船出にまずは「おめでとう」。あとは「the rest of us(普通の人々)」がiMacに触れ、本当にその良さがわかって、今までのパソコンにない信頼感と愛着を起こすことができれば、大成功です。それにしても早く日本国内でも手に触れたいですね。
簡単メールはここ!手紙マーク!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、一昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。

<今週の一句>iMac  アメリカ景品は ビートル2(mako-rin詠める)
蝉しぐれ 秋風に吹かれ 音弱し(またmako-rin残すほどないのに詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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