毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年08月30日午後09時47分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆「HAPPY DANCE」槇原敬之
「HAPPY DANCE」は、タイトルとは対照的な悲しみのダンスなのかもしれません。お別れのダンス。ラストステップって感じです。こうした切なさを槇原くんは上手に歌っています。あの少し高い声はこういう別れの前にステップを踏むという状況を描写するのにぴったしです。槇原父子そのものを堪能あれ。
でも、別れる前にダンスなんですねぇ、最近のカップルは。いい時代になりました。ダンスして息がピッタシなら、「おれたち、案外うまくイケるかも」って普通、思わないのだろうか。思い直して、やり直すきっかけになったりしてね。そうではなくて、互いの足を2、3回踏んでしまうような仲なら、やっぱり、この日がきてしまうのも無理はないなあ〜、と。踊りながら相手のひざを蹴りあげたりして…、もう、問題外ですね。
そして、カップリングは「BLIND」。これもまた別れの歌。槇原くんの描く男性は非常に物わかりが良くって(本当にこんな人入るの!?)、別れる直前でもじたばたしない、そう大人なのですね。
(SME、SRDLー4537、1020円)
◎☆☆☆☆「SUGAR FIX」THE YELLOW MONKEY
全国ツアー中のTHE YELLOW MONKEYが贈るロンドン上陸ツアー記念マキシーシングル。イギリスでは既に「SICKS」をリリースしています。イギリスでは今年4度目のツアーを7月に敢行しています。
日本だけでも113本に及ぶツアーを展開している中でのこのライブ、ロッカーは体力が勝負というのがうなづけます。どうか夏バテせずに9月からの後半戦に頑張ってほしいと思っています。このマキシーシングルは、イギリスで7月に発売された「SUGAR FIX」の日本盤という形になっていますが、日本盤にはパンチドランカー(ライブ=1998年5月11日石川厚生年金会館での収録から)がボーナストラックとして入っています。イギリスではシングルと同時発売のセカンドアルバム「PUNCH DRUNKARD」も好評です。
海外でそして日本で活躍するバンドの一員となってきたようで日本の音楽ファンにとっては誇らしいことです。現在のイエモンそのものを投影した4曲が入ったシングルといえそうです。
アニメキャラのような「兄」「弟」「吉」「広(旧字体)」マーク入りのジャケット(イギリス盤と同じ)がおもしろいですねえ。それにしても銃を持つ女性とガンダムみたいなキャラはいったいなに?
(FUNHOUSE、FHDFー2428、1325円)
◎☆☆☆☆☆「AHHHHH!」久保田利伸
日本テレビ系「進ぬ!電波少年」の一押し企画「アフリカ・ヨーロッパ大陸横断ヒッチハイク」を実践中の「朋友(パンヤオ)への応援歌がこの「AHHHHH!」です。「朋友」は俳優の卵、伊藤高史と、香港のDJチェ チューヤンの極貧旅行。猿岩石やドロンズの焼き直しという批判もあるようですが、どうもこういう冒険ストーリーもの(新しくヒッチハイクというジャンルがTV番組に確立させたようです)というのは、毎週気にして見てしまうものなのですねえ。人の心理がよく分かっています。
久保田利伸の応援歌は、こうした冒険にくじけそうになっている人のハートを震い立たせてくれるものと思います。朋友に限らずすべての人に対する応援歌かもしれません。それにして軽快でファンキーな曲が実に気持ちいいですねえ。
カップリングは「Love Reborn」でKC'S"WHA' CHA GONNA DO ?"RIMIXのサブクレジットも入っています。久保田の代表的なバラード曲はいつ聞いても素晴らしい、の一言に尽きます。
(SME、SRDLー4560、1020円)
<反省>29日午後3時という日本発売時間を決めたAppleのiMac。いよいよ5月の衝撃的な発表以来、よく忘れ去られることなく発売までネタが持ちました。それだけインパクトのあるマシンだったということでしょう。パソコンのシェアでは、ウィンテル連合に大きく水をあけられたAppleの起死回生の1台です。改めていうまでもなくスペックではインテルチップを圧倒的に勝利した上級スペックマシンに搭載されたCPUがさりげなく入ったG3マシンです。一部の報道機関が昨年1億5000万ドルの提携金をめぐって「Appleは、マイクロソフトに買収された」と掲載したまま、今なお訂正記事を載せていない事実を、Macユーザーは誰一人忘れておりません。どうつじつまをあわせて、iMacの記事を掲載する(あるいは無視する)のか非常に楽しみです。いまだに、平然と「Appleって買収されたんでしょう」「マイクロソフトの軍門に下ったのでしょう」と話す人もいます。何度その言葉に対して訂正を求めたことか。読者をミスリードさせてしまった某新聞に反省を求めたいところです。でも、Macユーザーはようやくその苦痛から逃れることができる日がきたと思います。この新しいマシンiMacを見てもらったら、Appleの先進性と、AppleはApple以外のなにものでもない、という事実に気付くはずです。もちろん、収納された箱やボディーのどこを探してもマイクロソフトやインテルのロゴはありません。(バンドルソフトのブラウザにはエクスプローラーが入っていますが、コミュニケーターも仲良く入っています)
僕が偶然入会し、会員番号順でいえばNo.1をもらったiMacMLの有志で先日、大阪で開催されたMacDays in Summer!というユーザーグループ主体のイベントにブース出展してきました。企画思いつきからわずか5日間で、私達は会場の一角にブースを設けておりました。幸い浜松に住む会員の辻さんがアメリカ直輸入のiMacをわざわざ持参してきてくださったので、多くのMacファンに一足早く素敵なボンダイブルーのボディーを楽しんでいただくことができ、2日間とも盛況でした。Macを支持する人、気になる人が2日間で1000人以上も訪れてくれました。Appleが一番苦しい時に、お互い励ましあった仲間ばかりです。徒党を組むわけではなくて、互いに初心者には親切に教えあう、という古くからの良き伝統が今でも残り自然発生的にグループとなるようです。もちろん徒党を組むのはまっぴらという人もいますが、そういう人もグループに何か要請すればいつでもサポートする柔軟な姿勢があるのです。困った時は、お互いさま、という気持ちです。Appleの文化はこうした宣教師的な人々によって支えられているといっても過言ではありません。
発売までのこの1週間はいろんなところでiMacのCMを見られそうです。なにしろ、1億ドルを宣伝に投下するのですから。一日も早くゲットしたいってのが正直な思いです。
そういうわけで、日曜発行原則が、一日遅れの月曜日に。
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