毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2000年09月06日午後11時00分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「It's man's man's field」Mansfield
■01. I spy featuring 弘田三枝子
■02. It's a man's man's field featuring 伊集加代子
■03. The new pollution (It's a man's man's field re-work mix)
■04. Short trip to Bali featuring 野本かりあ
■05. Shuffle bang bang featuring 野本かりあ
■06. The sweet ride Pt.1
■07. The sweet ride Pt.1 featuring ユカリ フレッシュ
■08. 2010.12.25
Mansfieldのニューアルバムは、弘田三枝子、伊集加代子、野本かりあ、ユカリ フレッシュをフィーチャ−した実にバラエティー豊かな一枚。Mansfieldとは、ちなみに2000年3月にデビューしたDJ NORIとして絶大なる人気を誇る、池田正典のソロユニット。現在ブレイク寸前の時の人なのでございます。
いきなり弘田三枝子の歌う(スキャットも)「I spy」、007シリーズ好きにはなんともいえない一曲。それに続く「It's a man's man's field 」は、東京12チャンネルと呼ばれていたころの傑作テレビシリーズ「プレイガール」のテーマをイメージしてしまいます。なんといっても伊集加代子ですもん、納得の一曲。懐かしい郷愁にかられたりして何度も聞きました、あはは。
「Short trip to Bali」のように壊れかけたレコードを何度も行き来しているようなじれったさと、もっともっと聞いていたい好奇心が一緒になったような不思議な味わいがとってもおもしろい。よく考えればMansfieldのいいところはこの聞き手が辛くなる一歩手前に留める繰り返しの多さ。ギャグなら何度も同じことを繰り返しているうちにそれがとんでもない哄笑を呼ぶという、あの感じ。
でも、この繰り返しのギャグというのは演じ手にとっては非常に難しい。客席の様子を見ながらどこで繰り返してやればいいのかを常に計算してやらないといけない。しかもその繰り返しがそろそろ出てくるんではないか、という客席の期待も計算に入れるから演じ手がよほど慣れていないといけない。漫才をやっている頃のビートたけしとか明石家さんまはこのリフレインのギャグがとっても上手くて哄笑にさそう。そういう意味ではMansfieldも手慣れたものだ。何度も聞いているうちに心地良くなってくるんだから。
でも「Short trip to Bali 」を聞いているうちに「Mansfield」という言葉が刷り込まれいくところがとっても怖くてまた、天晴れでもあります。うーむ(これなら確実にCD聞くとファンになってしまうなあ、うまい作り方)。「Shuffle bang bang」ではMansfieldがモンキー・パンチ先生のルパン3世(たぶん)を演じて、これがなかなか決まっております。こういう遊びもいいなあ。それにしてもピストル打ちまくっていて、ひょっとしたらルパンじゃなくて赤塚不二夫先生のところの目が一つの警察官の方かもしれません。
(日本コロムビア、COCP-50363、2100円)
◎☆☆☆☆「EURO global」globe
■01. Feel Like Dance
■02. DEPARTURES
■03. Love again
■04. wanna Be A Dreammaker
■05. FACES PLACES
■06. Wanderin' Destiny
■07. biting her nails
■08. UNDER Your Sky
■09. letting out a deep breath
■10. a temporary girl
■11. MUSIC TAKES ME HIGHER
■12. FREEDOM
■13. FACE
■14. So far away from home
おおお、globeのニューアルバム! と喜んだ皆さん、ごめんなさい。このアルバムは、globeのこれまでのヒット曲をみんなまとめてユーロビートにして甦らせようというとんでもない企画ものなのです。ベストものでもないし、といってglobeが全く関係していないわけじゃないし、こういうのってどうしたらいいんだろう、と。
MAXの「HYPER EURO MAX」が30万枚、浜崎あゆみの「ayu-ro mix」が70万枚という過去のユーロビート模様替えものの大ヒットに気を良くして、この際、globeも、ということになったんでしょうが、これはこれでおもしろいや、というのがmako-rinの正直な感想。
最初はCDの回転速度が倍になったんじゃないか、と3回ほどチェックするほどの猛スピードにびっくらしましたが、ヴォーカルのKEIKO(1972年8月18日生まれ、大分県出身)の声を聞くと普通なので(ごく普通に彼女の場合は高いだけなのですが)回転数はしっかり合っておりました。
KEIKOやラッパ−のMARC PANTHER(1970年2月27日生まれ、マルセイユ出身)のヴォーカルや声はちゃんとそのままにリミックスがユーロビートそのもの、という感じ。うーん、小室哲哉は何も言わなかったんでしょうね、きっと。むしろおもしろがっていたりしてね。
じゃあ、どんな人に向いているか。globeファンで何でも聞いておきたい、集めておきたい。あるいは人と違った変わったCDを手に入れておきたい人、あるいはユーロビート大好きな人、そしてパラパラ好きなあなたにもおすすめ…、ありゃ、よーく考えてみると結構いろんなユーザーが見えてくるから、きっとこの企画、結構ヒットすると思います。さすがavex trax! マーケティングがしっかりしている、といたく感心しました。
(avex trax、AVCD-11845、3059円)
◎☆☆☆☆「How You Like Me Now?」m-flo
■01. How You Like Me Now?
■02. Brain-Spill (Original Full Length Version)
■03. been so long (Live Version)
■04. How You Like Me Now? (Radio Edit)
■05. How You Like Me Now? (Instrumental)
インターナショナル・スクール時代からの友人だった日本人トラック・クリエイターTaku(1974年3月29日生まれ)と韓国人ラッパーVerbal(1975年8月21日生まれ)、そしてコロンビア系ハーフのヴォーカリストLisa(1974年10月26日生まれ)の3人からなるHip Hop & Soulグループがm-floです。m-floのニューシングルは、TDK Degital Audioキャンペーンソング。
「How You Like Me Now?」は、とても聴いていて気分のいい楽曲。そしてラップ部分の日本語、英語がごった煮になった部分がとっても気になって何度も聞き返すがよく分かンない。しかたなく、CDの歌詞カードを見ると、よけいに分からない。このなんだかよく分からないけれど、新鮮で気持ち良いところがm-floの持ち味か?
でも、時々、Lisaの日本語の歌詞はよく分かります。でもどっちだっていいや、分からなくても、いい気分にさせてくれる楽曲に間違いはないのだから。ああだ、こうだ言うのは止めましょう。
そう言いながら、まだ歌詞にこだわって一生懸命聴いているのは、負けず嫌いのA型の血液のせいでしょうか。言葉遊びがあちこちに散らばっていて、ジグソ−パズルのように一つにピタッと姿を現わすと楽しい。うーん、そういう意味では、われらが大瀧詠一師匠は、かなり早い時期からラップやっていたんだなぁー、と感心しております。ラップなんて言葉なかったけれど、今こうしてVerbalのラップを聞いていて感じました。
で、残る楽曲は全部歌詞がついておりません。なんだかしゃべっているんだけど、よう分からないところが悲しくも楽しい。「been so long」はライブ・バージョンで2000年4月20日、東京zeppでのレコーディング。
彼らのWEBによれば、「ハイスクール時代にTakuとVerbalがRAPバンドスタイルで活動を開始。その後、TakuはL.A.に、Verbalはボストンに留学。1998年に入り、TakuがRemixの仕事やオリジナル楽曲の制作進行中に、"The Way We Were"のヴォーカルトラックを入手し、VerbalのrapをフューチャーしたR&Bスタイルにアレンジ。これがm-flo結成のきっかけ」に。その後、音楽活動をしていたLisaがメンバーとして正式加入し、レコーディング活動に力を入れ始めています。現在は、Taku、Lisaは日本に在住。Verbalは現在もボストンの大学院に籍をおいて、神学を学びながら日本とボストンを往復しつつ音楽活動との両立をはかっています。
(rhythm zone、RZCD-45015、1223円)
<反省>
◎68キログラムの体重を維持中。ビールは長野県上田市でちょっとなめただけ。それ以降も飲みたいのをぐっと我慢して、代わりに沖縄名産のウコン茶を飲んでおります。これこぼすと黄色になっちゃうので注意が必要です。発酵させて飲みやすくなっているそうですが、結構最初の頃って飲みにくくて泣いておりました。
◎今はそうは言っても、健康第一ですから、極力、焼き肉攻撃も避けております。我慢していると人が食べているのはおいしそうなのね。以前ピーク時は1週間に7日くらい(それって毎日じゃん)焼き肉食べていましたから、今はまさにその復讐を受けていると説明すれば皆さんの御理解を得そうです。なのに今度同僚らと焼き肉会に出んといかんの。ああ〜うれしい、もとい、ああ〜辛い。
◎いやあー、なんとまあせこいコッカイギインもいたもんです。秘書名目で国民の税金をかすめるなんて、全くサイテ−です。何のためにコッカイギインになったのやら。ええ加減にせいよ、と言いたくなります。だからといって秘書はいらん、とは思いません。国民のために日夜、粉骨砕身して働く(はずの)まともな国会議員をサポートする秘書はきっとなくてはならない助っ人でしょう。そういう経費は多くの国民はきっと喜んで支払うと僕は思います。なのに、このヤマモトジョウジ君ったら、ったく。うーん、そうだ。こういうコッカイギインの銅像こそ国会内に建てるべきです。そうして国会議員は、赤じゅうたんを踏んだら真直ぐ公人としてジョウジ君像の前に行って参拝し「こういう人間になっちゃおしまいよ」と毎日自戒するのです。そうすれば、国会議員への信頼を少しでも回復する手立てになるのではと強く思い提案する次第でございます、はい。さらにむやみに胸像を建てたいばかりに、議員のポストにしがみつくような人もこれでアホらしくなって出てこなくなり、経費節減に役立ち一石二鳥と考えるのですが…。
◎夏が終わって、急に秋らしくなってきました。そう寝冷えするのです。僕は基本的に素っ裸で寝るのが好きなので、すぐにお腹を冷やしてしまうようです。せめて腹巻きくらいしようかしらん? でもなんか素っ裸に腹巻きってみっともなくない? うーん?
◎簡単メールはここ!
!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。
<今週の一句>焼き肉の 誘惑来る 秋やろか(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
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