毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2001年11月05日午後07時40分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「Tears of Joy」原田知世
■01. Tears of Joy
■02. Moon RIver
■03. Tears of Joy(Instrumental)
アルバム「Tears of Joy」(1990年5月21日リリース)収録のタイトル曲 のリテイクものです。 最近では鬼束ちひろでもおなじみの羽毛田丈史の繊細なアレンジ。さらにGONTITIのゴンザレス三上による温かいギターの音色が、原田知世の素敵なヴォ−カルをフィーチャ−しています。「Tears of Joy」の作曲は柿原朱美。
来年でデビュー20周年を迎えるにあたっての締めくくり的一曲。ライブでは人気のある楽曲らしくて、女性の心をストレートにつかむ癒し的な作品になっています。
カップリングは、オードリ−・へップバーンの映画「ティファニーで朝食を」から。ヘンリ−・マンシーニのカバーで、GONTITIのチチ松村、ゴンザレス三上の二人が奏でるギターの泣きそうになるくらいの素敵な音色と透明感あふれる原田のヴォ−カルがきっとあなたの心に溶け込んでいくはず。こういう楽曲をじっくり聞ける時間が持てることに感謝したいほどです。
「Tears of Joy」のインストものも収録されています。
(フォーライフ、FLCF-7002、1020円)
◎☆☆☆☆「Yours only, 」m-flo
■01. Yours only, [Symphonic Orchestra Version]
■02. Lies[Giant Swing Mix]
■03. Yours only, [Original]
■04. Yours only, [Original Instrumental]
「Yours only, 」は、セカンド・アルバム「EXPO EXPO」からカットした第3弾シングルです。作詞を手がけたLisa自身の「死」というものに対して非常にポジティヴなメッセージを込めたバラード曲ということです。
オリジナル曲に加えてフルオーケストラ・バージョン、未発表曲「Lies」など4曲の入ったマキシシングル。初回盤のみには、Liesのオリジナル曲「Lies」が収録されていますからトータルで5曲収録となっています。
フルオーケストラ・バージョンはこれまでのm-floにぐっと奥行きを作ったような印象を与えそうです。Lisaのスウィートなヴォイスが実に調和していて印象的な作品に仕上がっています。
「Lies」は、m-floメンバーが最後の最後まで悩みに悩んで「EXPO EXPO」のアルバムコンセプトには馴染まないとして結局、収録されなかったいわくつきの楽曲。とはいうもののLisaのメロディアスなヴォーカルやVerbalのラップをヒップでエレクトリカルなTakuのトラックがぐっと支えるという連繋プレーはまさにm-floサウンドの神髄といえそうです。眠りかけた楽曲のお宝(=お蔵)入り一歩前で救われ、わたしたちに提供されたような感じ。
「m-flo」は、インターナショナルスクール時代からの友人であった日本人トラッククリエイターTakuと韓国人ラッパーVerbal、そしてコロンビア系ハーフのヴォーカリストLisaの3人からなる音楽グループ。
(エイベックス、RZCD-45035、1020円)
■01. 夢跡
■02. 願う糸の先
■03. 思わくば
八木さやかのサードシングル。「今朝 悲しい夢を 見ました」からアップテンポのナンバー。「ミラクル」「坂道ココロ」のようなミディアムテンポから打って変わっていますが、これがなかなかの出来。疾走していく感じ。持て余るパワーをどう調整したらいいのか、自らも戸惑いながら疾走しています。
このなんだか分からない疾走感こそ最大のウリかもしれません。テンションが上がったまま夢のあとにも続く夢にぐっと期待を寄せながら、さらに走っていくたくましい八木さやかがそこにいます。
「夢を見終わった後もそれでも前向きでいるっていう意味なんですよね、“夢跡”って」と八木は解説しますが、この楽曲を聞くことで、少々のことではへこたれない気持ちを再確認する人がいっぱい出てきてくれたらうれしいな。
八木節と言われるそうですが、八木さやかは、1973年12月11日、神奈川県生まれの福岡県北九州市育ち。14歳の時、初めてギターを手にし、17歳の時に結成したバンドで、ギターと作曲を始めライブハウスを中心に活動を続けています。単身上京し、再び帰郷。福岡を中心にライブ活動を展開中です。
(キングレコード、KICM-1037、1200円)
<反省>
◎なんか危険な動き出ていないか、この国。戦前のことは知らないが、なんか国を動かしている人々やそれを支える世論が、戦争に関与したくてうずうずしているような気さえ感じます。気がつけば徴兵制が復活していたり、赤紙一枚で召集されるような愚かな道を再び繰り返してはならない、と思います。結局一人々々の堅実な声が必要な気がします。ムードに、時代に流されない。確固たる平和への心がまえが問われているのだと思います。
◎ついに風邪でダウン。一日以上をふとんの中で過ごしましたが、寝ているのもしんどいですねえ。汗が出てきたり、気分が悪くなってきます。どういうわけか背中が痛いので寝返りもままならず、ため息ばかりが出てきます。でも平和な場所でふとんの中に寝ていられる幸運をかみしめつつ、早くすべての世界に同じ平和をと願わずにはいられません。
<今週の一句>食べ過ぎて 身体検査に ひっかかり
筆者/copy right=フルタマコト
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