CD NEWS09月13日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年09月14日午前11時00分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

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◎☆☆☆☆「LUXURY」ファンタスティック・プラスチック・マシーン

 the closing style of the 20th century,the newest style of the 21st century (20世紀の最終型、21世紀の最新型)なんて、キャッチフレーズ見たら、古くからのピチカートマニアは小躍りしそうですね。このアルバムはもうめったやたら不思議な感覚になってしまうのに、つい聞いてしまう。とっても新しくって、それでいて、なんだか非常に懐かしいもう一つの異次元空間への入り口みたいな一枚なのです。聞く聞かないは好みの問題ですが、聞かないのはなんだか惜しい、もったいない気がするわけです(ただの貧乏性か!?)、だから、一度レコード店で聞いて、別の次元にいきそうな気がしたら、金がなくても借金して買ってちょうだい。長く聞けば聞くほど味わいがあるし、このアルバムの良さも感じられるってわけ。

  13曲の中には、この夏一部のマニアが涙したと言われる「SUMMER REVIEW ep」で発表した「THERE MUST BE AN ANGEL」(ヴォーカルは、Lorraine Bowen)や「Electric Lady Land」の英語ヴァージョンなどが収録されています。このほかにも、さらに濃い、とっても濃い、いやになっちゃうほど濃い選曲が待ち構えています。ドライブに必携の一枚。

 (日本コロムビア、COCPー30018、3059円)


◎☆☆☆☆「夜空ノムコウ」川村結花

  もちろんSMAPのヒット曲「夜空ノムコウ」があるのは御存じでしょう、でも、こっちがオリジナルなんです。ややこしいけれど、セルフカバー曲っていうのでしょうか。曲は川村(作詞はスガシカオ)で、しっとりとした歌となっています。郷愁のあるメロディーに、素朴なソロと素敵なコーラスが融合されたところがこの歌の持ち味だと思いますが、川村もこのシングルもそのあたりのツボ(もっとも川村自身がSMAPに伝授したのかもしれませんが)をきっちり押さえています。オーソドックスながら、温かいものを感じる川村のヴォーカルは、この曲にうってつけ。秋の夜に聞くのは、また違う趣があって、この歌の良さを再確認できます。とても良い歌で、いつのまにか一緒に歌っていたりします。5月にリリースしたシングル「ヒマワリ」のカップリングに収録された「もううそがつけなかった」に近いほのぼの路線です。

 カップリングは、川村のピアノも十分に楽しめる非常にファンキーな曲「ここにいるから」。「夜空ノムコウ」とは違った、ぐっと大人な雰囲気とどこまでも自由に演奏するかのようなピアノが聞きどころ。川村の楽しさはむしろ、このようなジャズに近い即興的な部分なのかもしれません。このシングル2曲だけではもったいない感じ。早くアルバムが出ないか楽しみにしています。

  (エピック、FSDB-3862、816円)


◎☆☆☆☆「Firecracker」SING LIKE TALKING

  SING LIKE TALKINGのニューシングルは、「あぶない刑事フォーエヴァー」の主題歌。ちなみに「あぶない刑事フォーエヴァー」はテレビ編が8月に放映され、9月12日からは、映画が封切りとなります。

  「Firecracker」は、いきなり出だしから、ヒアリング能力を確かめられたような感じ。「High ground,wonderland」部分がなんと歌っているのか分からないだもん、焦りました。歌詞が書いてあって、ようやく意味が分かって安心したのですが、少しばかり無理があるような…。そこをのぞけば、もう完璧なSING LIKE TALKINGの歌そのものです。そういえば、この「High ground,wonderland」のくり返しも聞いているうちに心地良くなってきました。僕なんかカラオケ行ったらきっとこの部分、「あーでもない、こーでもない」とごまかして歌ってしまいそうですが印象に残る部分です。

  さらにカップリング「Our Dream」は、SING LIKE TALKINGの歌そのものです。曲そのものも彼ららしいのですが、ハーモニー部分の美しさは絶品です。そして歌詞にある二人の夢が結ばれる一致点、というテーマもSING LIKE TALKINGらしいさわやかなものです。

  (FUNHOUSE、FHDFー1691、1020円)


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Coming Soon


 <反省>先週ついにゲットできたAppleのiMac。よせばいいのにいろいろ入れてシステムを壊すこと既に10回以上。おかげで勉強になりました。壊すなっちゅうに。本当によせばいいのにダサ字なんて入れて遊んでおります。読みづらいったら、ありゃしない。でも楽しくってたまりません、つぶしては、にひひと笑い、構築してはまたつぶし、もう砂場遊びしている子どもといっしょですね。キーボード慣れたら違うのでしょうが、キータッチは悪くはないのに、なぜか間違ってタイピングしてしまいます。誤りやすいのかな、このキー配置。それに、キートップに印刷されている文字が早くも消えかかっています。印刷代ケチったか? 

 いくつかののモデルを見て感じたのは、注文がひっきりなしで、アップルは急いで組み立てているようです。というのも、かなりアバウトな出来具合いになっているなあ、と感じるから。デポ前に必ずチェックする体制ができているはずなのに、どうもうまく機能していないような気がします。製造するのにひー、ひー言って、ちゃんと検査せず送り出しているみたい。これではいけません。マシン自体はちゃんとしたものなのだから、最後の手抜きはしないように。詰めを怠ってAppleの製品ってこの程度なのかって思われるのが、古くからのファンのしゃくの種に障るわけでして、このあたりの改善よろしくね、アップルさん。

 それから、近くに販売店がなくて買えない人もいるみたい。従来のMacMastersで買えればユーザーは不便な思いをしなくて済むのですが、アップルはどうもそうは思っていないようです。末端のユーザーのことを考えない販売なんてこれまで聞いたことないのですが、今のままでそれを通そうとしたら、これまでAppleを支えてきたユーザーが本当にそっぽを向きますよ。再考をお願いしたいところです。そんなわけでようやく念願のiMacで原稿が打てました。

簡単メールはここ!手紙マーク!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、一昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。

<今週の一句>iMac さわりまくって 仕事できず(mako-rin詠める)

iMac Nanosaurで 熱また出て(mako-rin詠めるagain)
コオロギも かぜをひきそうな 寒さかな(またmako-rin残すほどないのに詠める)

筆者/copy right=フルタマコト
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