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  CD NEWS 09/19/99 by makoto FURUTA
CD NEWS09月19日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年09月20日午前00時40分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

CD印の飾り棚線マーク

◎☆☆☆☆☆「FOOL COLOR PRINT」T.V.JESUS

1.シリコン・ブギ
2.W.W.W.
3.マーブル・コースター

 この夏、ドライブのお供によく連れて行ったのは、スーパー・グラム・ロック・デュオ(!)T.V.JESUS(ティー・ヴィー・ジーザス)のマキシシングル「FOOL COLOR PRINT」(これなんて訳すのでしょうか、「アホらしや色のプリント」でしょうか? 「FULL」じゃないところがいいなぁ。)。5月の「SILVER PRINT」(日本コロムビア、COCA-50086、1260円)、6月の「MONO CLONE PRINT」(日本コロムビア、COCA-50108、1260円)に続く連発第3弾という位置付け。

 「シリコン・ブギ」は、T-REXを思い浮かべる楽しさ。ボディーもハートもグラマラスなシリコン・ブギ。うーん、なんだか電脳ワールドに悩ましげに歩く魅力的なサイバーガールを想像してしまいます。架空ながらも、実にリアリティーあふれる最近のテレビゲームなどのヒロインなどには、やがてこういうスーパーアイドルが登場してくるのかもしれません。このギターは、ゲストミュージシャンのROLLYです。頑張れROLLY!

 「W.W.W.」は、やっぱりインターネットやバーチャルな電脳ワールドを意識した1曲。でも、ワイルド・ウェイ(wild way)であっても、この世界、まだまだ得体の知れない奥行きを年々見せています。むむ、ひょっとしたら、T.V.JESUSは無意識のうちにwwwのテーマソングを作ってしまったのかもしれません。得体の知れない奥行きこそは、膨張する宇宙のようで、ひょっとしたら「ここでおしまい」という境界線はないのかもしれませんね。それなのにやたら線をひきたがる人たちがいます。一定の境界線作り(僕にはあまり意味がないという気がするのですが)をついやってしまうのは、この無限の空間を少しでも自分なりに解釈したいという人間の勝手な期待と欲望が込められているような気もします。宇宙であれ、深海であれ、人間の脳であれ、まだまだ人類が知らないことは多いのですから、もっと謙虚に対象を見つめなければ、と思います。なんだかわからないものは、なんだかわからないって正直に言ってくれた方が安心します。wwwの世界って人間の脳の延長線上に位置している渾沌の宇宙だと思うのです。こんなことまで考えさせてくれるインパクトあるグルーヴィーなナンバー。どう、気になるでしょう。

 そして「マーブル・コースター」は、恋愛の始まりの何かにとりつかれたように、誰しも熱の出るイカれた一瞬を歌にしています。そう比喩で使われたジェットコースターのように、だんだんファンというか楽しみやテンションが高まってきて、ぎゃーぎゃー騒いだり、泣いたり、わめいたり、笑ったりしながら、やがて終着点でさめてしまう(時にはしばらく熱が冷めずに、興奮したまま、立ち上がれなくなる人もいますが)あたりまで、実にそっくりですね。

 (日本コロムビア、COCA-50108、1260円)


◎☆☆☆☆「still growin' up」globe

1.still growin' up-Single Edit
2.MISS YOUR BODY-tan line mix
3.still growin' up-Just Backtracks

 KEIKOは、ビール以外にコーラも飲むんだ、と気付かせてくれたありがたい大変シングルCD(^^;)\(--#)。

 こちらのデュオ(時々コムロも入るが)、KEIKOとMarc Pantherの掛け合い(漫才ではない)ラップと高い声がやけにセクシーなKEIKOのヴォーカルがなかなかの聞きもの。でも中には、Marc Pantherの何をしゃべっているか分らない日本語こそが最大の魅力という人もいそう(僕のことなんですがね)。あ、で もMarc Pantherはラッパーだからデュオというのはちょっと無理かな?

 「still growin' up-Single Edit」は、実に実にメリハリの効いた歌。嫌になることが多い日常生活の中で、僕らは思い出してしまってはいけないものと忘れてしまってはいけないものがある、と提言しています(作詞=KEIKO & Marc Panther)。結構、仲間や心許すことのできる恋人に一晩中話し明かすことで、解決することもありそう。

 なにしろ、僕たちはまだまだ、still growin' up(なんていうのかな、まだまだ発展途上?)、いろんな可能性を秘めて生活しているわけで、無限の未来があるわけです。だからこそ、なんでもできるんだと思います。これは単に物理的な若さではなくて、精神的な若さこそが本当の原動力だと思います。未来の可能性に向けて希望を失わずに努力を重ねる(…なんていうと、もう吐きそう。他人が努力ととらえようとそれは勝手ですが、本当は単に好きなだけなのです。好きだからこそずっと継続できるわけ)、ちょっとくじけそうになったり、投げ出したくなりそうになると、さりげなくサポートしたり、励ましてくれる、そんな素敵なパートナーがいれば、僕らはさらにstill growin' upしていけそうですね。

 (avex globe、AVDG-71018、1020円)


◎☆☆☆☆「まゆげの唄」小室等&清水國明

1.まゆげの唄
2.ひとつのドア
3.まゆげの唄(Instrumental)
4.ひとつのドア(Instrumental)

 小室等&清水國明といった異色デュオによる「まゆげの唄」。清水國明って誰? と言いそうな人もいそうですが、名曲(迷曲)「赤とんぼの唄」で一世を風靡したあのねのねのメンバーの一人。あのねのねもデュオなのでもう一人を念のため紹介しておくと原田伸郎。彼の独特のナレーションはCMによく起用されています。実は、この新譜のリリースは、清水にとっては17年ぶりになるとかで、なんとCDのリリースは初体験。そう17年前ならレコードでしたね。一方、小室等さんって哲哉のお兄さん、と信じている人もいそうですが(爆笑)、フォーク界の生き仏みたいな(あー、ありがたい)人です。ほんの少し前まで、小室といえば、「等」が来たものですが、最近では「哲哉」や「みつ子」がやってきます。

 で、「まゆげの唄」は、現在9月度の歌として、NHK「みんなのうた」(ごめん、「みんなの体操」じゃないよ<野田聖子さん)で流れていますね。テレビに流れているアニメーションは、毎日映画コンクール大藤賞などを受賞しているイラストレーターの古川タクさんの作品。ひょうひょうとしたタッチで美しいカラーの画面が素敵です。なによりもいたずらされてまゆげを描かれた犬の可愛さったら、うちのミルクも負けます。(マムシにかまれたミルクに励ましのメールありがとうございました。ミルクの体型は古川さんの描くまゆげ犬のように元々スリムですが、マムシ事件以降、よけいにスリムになったようです。今は長いものを見るのも嫌いで、水道のホースすら怖がっています。ちょっとは懲りたか。

 犬の額にまゆげを描いただけで、これを一目見た人間が笑うので、犬も上機嫌、まんざらではない(まゆげのことは気付いていない)様子、いい気分。なごやかになった、めでたしめでたしといった、赤とんぼとは違ったハッピーエンドな歌。この歌、実は島根県木次町のキャンプ場で起こった実話が元になっています。ほんわかしたサウンドがなごやかな気分にさせてくれます。

 カップリングは、小室等の娘、こむろゆいの「ひとつのドア」。これで小室の次に来るのはさらに「ゆい」が増えることになります。

 (フォーライフレコード、FLDF-1697、1020円)


音符印の飾り棚線マーク

Coming Soon


<反省>
◎CD NEWS本文にも書きましたが、マムシに噛まれたミルクの鼻はその後腫れが退いて元気になりました。激励メール、ありがとうございました。ミルクに伝えておきます。ミルクは直ったけれど、ミルクを犬猫動物病院に運ぶために、だっこして彼に抵抗され、手足を引っ掻かれた傷はまだ直らず、風呂に入ると沁みます。ミルクには腕の傷を見せて反省するように言っているのですが、尻尾を振るだけであんまり懲りていません。もうなんだかその長い尻尾に噛み付いてやりたいような気分ですが、そんなことした日には、また引っ掻かれるので、こちらはおとなしくしております、ワン。

◎iBookの市場調査で、とあるショップに。そこでのカラーリング予約状況。ブルーベリー対タンジェリンの割合は6対4でした。結構タンジェリン、健闘しているようです。これから冬にかけてのシーズン、こたつに合うカラーといえば、みかんそっくりのタンジェリンでしょうね、やっぱり。

◎おっと!! そこへ行くのは、一言評論家のまこりん先生。あの~、先生。「ご気分は? 」、「ねむい」--あああ、そのまま立ち去ってしまう。「またもやいつものごとく一言で片付けられてしまった」。そうか最近バタバタで徹夜続きのまこりん先生のことだから、本当に眠そう。なんか、寝ながら「運転道楽2」やっていたとか。居眠り運転はダメっス。

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<今週の一句>初の黒星 めげずに蜂と戦う ミルクかな(mako-rin詠める)
いや、べつに いいじゃんそれ なにG4か(字余り。mako-rin詠める。)

筆者/copy right=フルタマコト
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