毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2001年11月20日午前00時30分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「宇宙のはるか」松山千春
■01. 宇宙のはるか
■02. です。
なんと松山千春は今年でデビュー25周年だそうです。まずはおめでとう、と言いたいです。実は千春が初めて持ったラジオのパーソナリティー番組が確か、「オールナイトニッポン」だったと記憶しているのですが、mako-rinはたまたま、ラジオの前でその記念すべき放送を聞いていて、千春の歌声がとっても気にいったしまったことを昨日のことのように鮮明に思い出せます。
その千春のデビュー25周年シングルは、千春らしい、肩の力が抜けた、とても心優しくなる2曲が入っています。暗いことが次々に起きる時代だからこそ千春の歌は私たちを勇気付けると同時に、新しい価値観について導いてくれるような気がします。
ちょっと強面(こわもて)のする雰囲気が最近の彼の売りですが、デビュー以来一貫して変わってないのは、実はとってもシャイな心優しき青年であることです。40歳代の人つかまえて青年はないだろう、とは思いますが、この人はいい意味で万年青年であってほしい、と願っています。
「です。」はハウス食品「北海道シチュー」CMイメージソング。実は秋の運動会の賞品はシチューのセットが大当たり。この冬はシチューに困ることは絶対ありません。
人生に疲れた時、嫌な自分に出会ってしまった時、そして何よりもリストラや人生の厳しい局面に当たって、ぐっと落ち込みそうな人にぜひ聞いていただきたい一曲。「何もない事が 幸せなのです」というさりげない歌詞のなんと心和らぐことか。ずっしりと重い肩の荷をさっと降ろしてくれます。「です。」ときっぱりした口調で千春が語る時、僕らは歌によって救われる気がします。
(日本コロムビア、COCD-2004、1050円)
◎☆☆☆☆「Stop ! In the Name of Love」globe
■01. Stop ! In the Name of Love
■02. Stop ! In the Name of Love(tatsumaki club mix)
■03. Stop ! In the Name of Love(tatsumaki remix)
■04. Stop ! In the Name of Love(TV Mix)
11月14日に通算24枚目のシングルにして、グループでは初めてカバー曲「Stop! In the name of love」を発売したglobe。これはコーラスグループ、Diana Ross & The Supremes(ダイアナ・ロス & シュープリムス)の「Stop! In the name of LOVE」が原曲なのはオールディーズファンならずとも先刻承知のネタ。
曲名の「Stop! In the name of Love」は、警察が逃げる(あるいは抵抗する)犯人を逮捕する時に必ず使うお決まり台詞(せりふ)になっている「Stop! In the name of Law(ムダな抵抗はやめろ)」をもじったものだそうです。…ということは、「愛のパワーの前にじたばたするんじゃない」、つまり「黙って(わたしの)愛を受け入れろ」ってことでしょうか。
フジテレビ系ドラマ「スタアの恋」の主題歌でございます。藤原紀香が主演ですが、なぜか帰宅時間が遅くってmako-rinはまだ一度も見ておりませぬ。
globeとしてのニュースを書いておきましょう。12月5日には通算25枚目にあたるシングルとして「genesis of next」「What's the justice」の新曲2曲を発売するとかで、またまた両A面のCDになりそうな雰囲気です。続いて12月8日に東京ベイNKホールでスペシャルライブが開催されることでしょうか。
小室哲哉(Vocal兼PLAYER、1958年11月27日生まれ、東京出身)、MARC PANTHER(RAPPER、1970年2月27日生まれ、仏マルセイユ出身)、KEIKO(Vocal、1972年8月18日生まれ、大分県出身)。最近、小室クンは母校に体育館をプレゼントしたそうです。KEIKOの生家で供されているふぐ料理がおいしい季節になってまいりました(ちょっと無理矢理の情報)。
(エイベックス、AVCD-71027、1050円)
◎☆☆☆☆☆「この世の定め」井上陽水
■01. この世の定め
■02. 毛ガニ
■03. 名古屋食べ物事情
■04. この世の定め (Instrumental)
井上陽水の3年半ぶりの新曲はキリンビバレッジ「聞茶」CMソングにもなっている「この世の定め」。「間違いは この世の定め」で始まるこの楽曲は、陽水節をたっぷり堪能できます。さまざまな世の中のことをこの世の定めと歌っているようで、実際はやっぱりラブソングに重きを置いたものでしょうか。
断片的なジグソーパズルのような情報に戸惑いますが、携帯電話一本がいつまでもあなたを追い掛けてきます。そう考えると恐ろしい道具ではありませんか。歌詞の深さに感心しています。
そうかと思えば「毛ガニ」だって結構歌詞が深いんだろうな、と思えば、陽水の即興的な御当地ソングだったりするんですねえ。でもやっぱり陽水だけのことはあります。しっかり毛ガニに楽曲になっています。
当然、「名古屋食べ物事情」も歌詞が今度こそは深いに違いない、と勝手に思い込んで聞いていると、やっぱり毛ガニ通じる、というか準じた御当地ソングだったりするのね。うーむ。
この方法でいけば「鮒鮨」や「鯖街道に思ふ」とか「味噌煮込みうどん」「たこやき」「ままかり寿司」などの姉妹曲が大いに期待できます。陽水のコンサートが始まったら、大きな声で「今日の御題」を投げかけてみるのもいいかもしれない。ミュージシャンは落語家以上の機転が必要な時代に突入してきました(笑)。
(フォーライフ、FLCF-7001、1020円)
<反省>
◎獅子座流星群を見ました。なにしろmako-rinは獅子座生まれなので…とあんまり関係ないけれど、じっくりと獅子座を見たのはたぶん初めて。本当に獅子に見えます。真夜中というか未明に近い時間なのに流星達が繰り広げるページェントに本当に夢中になってしまいました。こういう時って寒さ忘れているのですが、あとできっちり風邪をひいてしまいました。
<今週の一句>流れ星 願う言葉も 種尽きじ
筆者/copy right=フルタマコト
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