毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=2000年10月01日午後11時55分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
■01. 東京の合唱〜午後のカフェで
featuring 松崎しげる with YOU THE ROCK
■02. 夏休み
a. スタジオ
b. 鎌倉
c. 江ノ島
■03.東京の合唱〜ナイトクラブで
featuring 松崎しげる
新世紀の活動に備えて確か、年内はのんびりしているはずのピチカート・ファイヴがひょっこりシングルをリリースしました。以前、CD NEWSで野宮真貴ちゃんが大阪心斎橋にソロアルバムのPRに来たことをちょっと書きましたが、このシングルはちょうどその日に行なわれたものです。PRイベント終了後、すぐ新幹線に乗って東京に戻り、レコーディング。その翌日にヨーロッパツアーに出かけているのですから、なんとタフな人なんでしょう、感心します。
シングルはあの大声でいつも日焼け顔のいい男、トミ−&マツ(マツとトミ−だっけ?)の刑事役でオールドファンには御存じ。あるいは、最近では高橋克典出演のビールのコマーシャルに突然、何の脈絡もなく麦わら帽子かぶって登場するヴォーカリスト(いつもどういうわけだかCM曲を歌っているおじさん)。うーん、よく考えればなんであんな変な出演のしかたをいつもしているんだろうか、考えると頭が痛い。そのおかしなおじさんこそ顔を口一杯にして歌う松崎しげる、その人なのです。「東京の合唱〜午後のカフェで」では、さらに強力な信州・信濃のラップマシ−ン、YOU THE ROCKをフィーチャ−しています。
このシングル、ジャケットからしてずいぶん変です。なんたってシングルのくせに箱に収まっているんですから。しかも写真は鎌倉の大仏様の前で18人の修学旅行生(いったいどこの学生なのかさっぱり分からないけれど皆、笑顔がとても可愛いくて、実にはっぴいな気持ちにさせてくれる。ひょっとして劇団ひまわりか?)と共に引率の先生(これ、小西康陽クン)とバスガイド(添乗員か?、もち野宮さん)になりすましてきっちりと収まっているのです。
もう一ついえば、このシングルボックス、素直に箱が開かない。フィルム包装を外さないとこの箱は開かない仕組みになっています。無理して破くあわて者が出なければいいのですが…。しかもボックスを分解しない限りは、マッシュルームカットでない小西クンの写真は見られないようになっています。設計ミスなんだか、最初からそんなことどうだっていいんだか。ま、野宮さんさえ見られたら、それでいい、というファンが多いのも事実ですから、この議論はここで止めます。
ボックスのどこを探しても松崎しげるやYOU THE ROCKの写真は見つからない。ファンの人は許されよ、ここは御愛嬌かな。そうそう、なんたってこのプロモーション・ビデオがさらにおもしろい。たぶんロケ場所は浅草で、ここを添乗員服(やっぱりバスガイドかなあ?)を着た野宮さんと書生風の袴姿の松崎クンと学生服にマント姿のYOU THE ROCKが練り歩きます。
野宮さんはいつものことながら実に堂々としていますが、松崎クンはなんだか照れているところがかえってとってもいい味出しています。今回「美しい日本と私」が野宮さんのテーマですが、隅田川の花火であるとか下町の人力車とかこのビデオを見ると東京の観光ってあらためてキャッチ−と見直されるかも。外国からのお客さんがぐっと増えそうなビデオなので、東京都の観光関係者はぜひチェックしてみてください。このまま東京PRビデオになりますよ。
「夏休み」はよくわかりません。なんだろうか、この音は。わからないから書きようがなくパス。「東京の合唱〜ナイトクラブで」は、正統派でDJ、ラップは一切なし。普通の感覚なら、こちらの方が本編になり、「東京の合唱〜午後のカフェで」は、おまけ的扱いになるのに、そうさせないところはさすがにプロデューサーでDJの小西クンだけのことはある。こだわりの一曲。ちなみに元気で体力の余っている時は「東京の合唱〜午後のカフェで」をがんがん聞くけれど、もうバタン、キュー一歩手前なら「東京の合唱〜ナイトクラブで」だけ聞いてそのまま眠りたい。そんな感じ。松崎クンの声、想像していたほど気にならない、いや、それどころか素敵です、これでいいのだ。
(日本コロムビア、COCA-50384 、1260円)
◎☆☆☆☆「慎吾ママのおはロック」慎吾ママ
■01.慎吾ママのおはロック
■02.慎吾ママのおはロック(readymade cliche 524 mix)
■03.慎吾ママのおはロック(music track)
子どもたちの朝のあいさつが変わってきている、と思ったら、香取慎吾扮する慎吾ママの影響だったのですね。フジテレビ系「サタ★スマ」の「慎吾ママのこっそり朝御飯」でおなじみの“慎吾ママ”なのです。慎吾ママ(ちょっとイカツイがママなのです)が流行らせる「おっはー」が今、日本の朝に旋風を巻き起こしつつあります。「おはロック」というジャンルさえできています(ほんまか?)。
このまま子どもの層にアピールして、できることなら年末の赤白歌合戦を狙いたいところでしょう。うまくいくかどうかは知りませんが、「慎吾ママのおはロック」はピチカート・ファイヴの小西康陽クンが作詞・作曲、プロデュースまで引き受けている楽曲ですから、そのクオリティーからいえば、何ら問題はないと思います。
ピチカート・ファイヴ・ファンには「慎吾ママのおはロック(readymade cliche 524 mix)」がお薦めです。readymadeらしさがいっぱいで、一度聞けばreadymadeってすぐにわかるノリです。ひょっとしてこの楽曲聞いて、子どもたちの間でピチカート・ファイヴ・ファンが急激に増えているのかもしれませんね。将来の中核を担う子どもたちのハートを今からゲットしておくなんて小西クン、長期的戦術にも長けているようです。。
「サタ★スマ」自体がピチカート・ファイヴの楽曲が随所にちりばめられていて、ピチカート・ファイヴファンには気持ちいい番組ですから、突然、小西クンがいつものあの女装で番組に出てきても全く驚きません。慣れとはこわいものです。ましてや慎吾くんがママになっても、もうぜ〜んぜん大丈夫です。
「おはロック」は、関係者が本気で流行らせようと、ちゃんと振り付けまで歌詞カードに印刷されている本格派です。こういう振り付け曲ってレコードの「オバQ音頭」を買って以来mako-rinは大好きです(音頭といえば音頭の老舗、日本コロムビアです。ナイアガラ音頭!)。そういえばピチカート・ファイヴの楽曲では「東京は夜の七時」がポンキッキーズに登場したこともありますから、こういう子ども向けノベリティーソングは小西クンの得意とするところでしょう。
ちなみに約1年3ヵ月ぶりのSMAPとしてのニューアルバムが10月14日にリリース!「Smap〜SMAP 014」(ビクターエンタテインメント、VICL-60667、2900円)です。本職も忘れていないってところかな。でも僕は慎吾ママ好きです。
(ビクターエンタテインメント、VICL-35173、933円)
◎☆☆☆☆☆「EXPANSION」小柳ゆき
■01. feel the destiny
■02. Legend of my love<
■03. heaven feelin'
■04. unreliable
■05. 愛情 (album version)
■06. prove my heart (album version)
■07. fortune
■08. can't hold me back (album version)
■09. BRAND NEW WORLD
■10. ア・カ・シ
■11. be alive (album version)
■12. precious time
■13. prove my heart (Hollywood remix)
呼吸音と雄(雌?)叫びで始まる「feel the destiny」。ジャングルのような雄大な自然が立ち現れてきます。とはいうものの、運命の出会う場所は、やっぱりビルが大木のように林立する都会なのでしょう。一気に突っ走る100m疾走のようなドライブ感と、雄(雌?)叫びが印象的。またこのアルバムのトップにふさわしい一曲です。
「愛情」、「prove my heart」、「can't hold me back」、「be alive」をアルバムヴァージョンで収録した小柳ゆき待望のセカンド・アルバム。 ファーストアルバム「FREEDOM」に比較してぐーんと奥行きが出てきてクオリティーが高まったアルバムになっていると思いませんか。
じっくり聞き出すと、他に手が付かなくなるほど強烈なヴォーカルものなのですが、音量をグッと下げて、なんとか他のこともやりながら聞こうとすれば、逆に心地良いBGMにもなるので、不思議なアルバムだなあ、とも思います。とはいっても「愛情」では、ヴォリュ−ムを目一杯上げて一緒に歌うと実に気持ちが良いのは事実なのですが…。
1982年1月26日生まれ、埼玉県出身。1999年9月、17歳現役高校生として「あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜」でデビュー。その高校生離れしたとんでもない歌唱力は、天才シンガーとも評されて話題を呼び、チャート100位以内に45週連続ランクインするロングヒットを記録したのは皆さん、記憶に新しいはずです。
11月にはファースト・アルバム「FREEDOM」を発表。2000年に入って、5月リリースの「KOYANAGI the Covers PRODUCT1」は、洋楽カヴァー・アルバムとして初のオリコン1位を獲得。7月には初のワンマンライヴ開催。さらに5枚目のシングルとなる「be alive」が初のシングルチャート1位になり好調なまま、この秋の初の全国ツアーに突入します。
さてツアーは、10月3日(火)=仙台サンプラザ(問い合わせ)キョードー東北 電話:022-296-8888▽8日(日)=広島郵便貯金ホール(問い合わせ)夢番地 電話:082-249-3571▽10日(火)=福岡サンパレス(問い合わせ)BEA 電話:092-712-4221▽17日(火)=大阪城ホール(問い合わせ)SOGO大阪 電話:06-6344-3326▽19日(木)=北海道厚生年金会館(問い合わせ)WESS 電話:011-614-9999▽23日(月)=名古屋センチュリーホール(問い合わせ)ズームエンタープライズ 電話:052-290-0909▽27日(金)=日本武道館(問い合わせ)SOGO東京 電話:03-3405-9999▽【追加公演 】11月2日(木)=日本武道館(問い合わせ)SOGO東京 電話:03-3405-9999
(ワーナ−ミュージック、HDCA-10046、2913円)
<反省>
◎体重66キログラムを維持。若干風邪ぎみ。のどが腫れていて唾液さえも飲み込むのが辛い。風邪薬もかなり強い効き方をするようで、勤務中、椅子を立っただけでグラッときて、思わず机を抱え込んでしまう。通路を歩いていると(こういう時こそエレベータを使うべきとは思うが、ついダイエットを考えて)突然、グラッときて思わずしゃがみ込んでしまう。誰もいない非常階段なので、倒れていてもしばらく誰も気付かないのでは、と思うとちょっとゾッとして涼しくなる。風邪の時のダイエットは止めた方がいいような…。
◎ドラクエ、一部再開。でもレベルは上がらず、しばらくやってないのでどういう探検だったのか忘れてしまったので、町をぶらぶら歩いている。
◎今朝は、近所のスーパーが創業祭のようで、朝早くから、仮面ライダーショーを大音量でやっている。結構、悪者(今でもショッカーだろうか)が爆弾なんか使うので大音量で近所の話題をさらう、というかちょっと苦情ものである。その昔、田中駒というスーパーがあって、その名もコマストア。今でもPR音楽歌えるくらいインパクト強い大好きなスーパーで、ここでざるそばを食べるのが好きだった。まあ、それはさておき、ウルトラQという番組が子どもらの人気をさらった頃、ここに怪獣が現れる、ということで、学校終わって友達と見に行った。怪獣はただ、店内を練り歩くだけのショースタイルにも何にもなっていなかったが、初めててみる怪獣のコスチュームに感動して、いつまでもどこまでも後を追い掛けて、きっとアルバイトのお兄さんを泣かせていたことだろう。だからこういうショーには僕は寛容だ。着ぐるみに入って頑張っている身になったら文句なんていえない、御苦労様、と子どもに代わってお礼をいいたい。
◎親戚の葬式に。いつも別れは辛いものですが、入院と聞いてお見舞いに行こうとしていた矢先だけの旅立ちに、もっといろんなことをしゃべって聞いておきたいこともたくさんあった、と後悔している。いつものことだが後悔ばかりでいっこうに進歩がない自分にあきれる。年長者の話を聞いておくのはいいことだと思う。それがすぐに役に立つことはなくても、そう速効性はないのだが、ある時に、あの人が言わんとしたことはこういうことか、と時間が立って合点することが多いから。時間が立ってから効いてくる話を大事にしたい。
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<今週の一句>ウ−ロン茶 心に沁みる かぜの時(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
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