コアサーバーV2プランご契約でドメイン更新費用が永久無料
  CD NEWS 10/03/99 by makoto FURUTA
CD NEWS10月03日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年10月05日午前09時30分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

CD印の飾り棚線マーク

◎☆☆☆☆☆「TAKE ME TO DISCO」FANTASTIC PLASTIC☆MACHINE

1.TAKE ME TO DISCO(FPM Original Mix)
2.TAKE ME TO DISCO(Legendary Disco All Stars Remix)
3.Bachelor Pad(Version For "The Spy Who Shagged Me")

 シャ乱Qのつんくじゃないかと最初は疑ったほどそっくりなのがオースティン・パワーズ。1960年代のスウィンギンロンドンのもてもてスパイが冷凍保存(種の保存でなくて、人間の身体そのものを冷凍睡眠させてしまう)され、90年代に蘇って宿敵Dr.イーブルと対決する、という007シリーズをパロディー化したハチャメチャストーリー、御存じですか? そう、あの「スターウォーズ」を完全にくってしまった、おバカパワー丸出しの映画が「オースティン・パワーズ:デラックス」(原題「AUSTIN POWERS The Spy Who Shagged Me」、日本ヘラルド映画配給)なのです。

 FANTASTIC PLASTIC MACHINE(田中知之)の「Bachelor Pad」は、この「オースティン・パワーズ:デラックス」のサントラで使われています。ちょうど「つんく」じゃなかった、オースティン・パワーズがカメラマン(本職はカメラマンで実は女王陛下のスパイという設定)としてモデルを撮影している場面で流れています。映画の前作はすでにポニーキャニオンからビデオになってリリースされているので一度御覧ください。Shagとは、…。ちょっとあまりにもお下品な俗語なので意味は書けません(だって最近、若い読者もいるのですから)。気になる人はビデオか映画見てチェックしてくださいね。

 マキシシングル制作にあたり「Bachelor Pad」は、新しいバージョンを収録。このあたり、DJ田中知幸のこだわりが伝わってきそう。スパイ映画(?)らしい躍動感あふれるテンポとちょっとセクシーなヴォーカル、そして「Is Everybody Happy?」と問いかけてくるDJのぬけた感じが実に見事に調和していて、思わず持っていたハンバーガーを落としそうになりました。ちなみにこの「AUSTIN POWERS The Spy Who Shagged Me」のサントラアルバム(ワーナー)には、マドンナやハイポジも使われていてきっと楽しめますよ。映画では、本物のバート・バカラックも出演していて驚きとともにこれでもかのギャグに飽きさせません。

 (日本コロムビア、COCA-50158、1260円)


◎☆☆☆☆「next days→」favorite blue

1.next days→
2.contents
3.PRECIOUS MOMENT(UP LIFTIN MIX)
4.next days→(DJ FLOWER ROCK MIX)
5.PRECIOUS MOMENT(UP LIFTIN MIX:Instrumental)
6.next days→(DJ FLOWER ROCK MIX:Instrumental)
7.next days→(Instrumental)
8.contents(UP LIFTIN MIX)

 favorite blueの14枚目のシングル。なんとfavorite blueにとって初のマキシシングルとか。何枚も出しているような気がしていて意外な感じがしますね。ちなみに最新のアルバムは「solitude」(avex trax、AVCD-11713、3059円)で、夏にはリミックスアルバム「FB in the remix」(avex trax、AVCD-11656、3059円)もリリースしています。

 メンバーの木村貴志(ギター、コンポーザー)は、バート・バカラックをはじめとする1970年代、80年代ポップスから、テクノポップ、ヒップポップなどのダンスミュージックまで幅広い影響を受けて、高校生時代から作曲活動に入り、ハウスユニット「サブソニックファクター」や、J-POPグループ「グルーヴィー・ボーイフレンズ」を経て1996年、favorite blueとして「愛よりも激しく、誰よりも愛しく」でデビューシングルを出しています。バート・バカラックってオースティン・パワーズのみならず、いろんな人に影響を与えています。

 趣味がカラオケという生まれつきの歌うこと好きの松崎麻矢。彼女のヴォーカル(趣味が本業になるなんて素晴らしい)の歯切れの良さが、テクノポップ満載の「next days→」で逆にメロディーラインを際立たせてくれます。ちなみにこの歌「CHINTAI」のCFイメージソングなのでテレビ好きには既にチェック済みの1曲かもしれません。

 インストものがたくさん収録されているとはいえ、このマキシシングルCD、なんと8曲も入って収録時間は合計43分6秒ですから、ある意味でコストパフォーマンスの非常に高い一枚といえそうです。

 (avex trax、AVCD-30046、1260円)


◎☆☆☆☆「Dear Yuming」NOKKOほか

1.COBALT HOUR NOKKO
2.あの日にかえりたい 森高千里
3.静かなまぼろし m-flo
4.情熱に届かない~Don't Let Me Go 松崎ナオ
5.DOWNTOWN BOY 露崎春女
6.スロバヤ通りの妹へ 大江千里
7.Hello,my friend 井手麻理子
8.翳りゆく部屋 椎名林檎
9.恋人がサンタクロース 奥居香
10.A HAPPY NEW YEAR ゴスペラーズ

 10人のアーティストが荒井由実、あるいは松任谷由実に影響され、それぞれに思い入れのある歌を選んで作ったカヴァーアルバム。でも正確にいえば11人のアーティストだ。それはなにも当初「春よ、来い」を歌っていた槇原敬之くんが例の事件で降りちゃった、ということを指すのではなくて「.恋人がサンタクロース」の奥居香のパートで、渡瀬マキがコーラス参加しているから。

 それにしてもレコード会社の枠を越えたこういう企画って楽しい。クレジットをじっくり眺めれば、それぞれのアーティスト所属のレコード会社スタッフらも全面的に応援参加していることもいい雰囲気だと感じてしまいました。現役のアーティストやレコード会社スタッフ、ミュージシャンらにこれだけ影響を与えたユーミンってやっぱりすごいな、と改めて思った次第。アーティストに限らず、青春の思い出の片隅にはきっとユーミンの歌が流れていたという人はきっと多いと思います。

 TBSアナウンサー、林"みどりぶた"義雄のパック・イン・ミュージックでユーミンのレコードを知った僕は次の週には、放送部の部室(正しくは放送班というネーミングで、班室)でかけていた、すごく懐かしい記憶です。

 ロックかフォークしかない時代にこんな歌謡曲っぽい(でも歌謡曲ではない)歌の出現にびっくりし、サウンドのセンスの良さに何度も聞き返したものです。やがてニューミュージックというなんだかわけの分らないジャンルができて、その種類分けにどうにかユーミンものは収まったものの、僕の中では、依然ユーミンはやっぱりユーミンというジャンルだろう、との当時出した結論に今なおこだわっています。あれから何十年もたっているのにまだ昨日のことのようにこれらを思い出し、まだまだこだわっている自分(なんという頑固者でしょうか)に苦笑しています。

 若者の言動をすばやく自分の作品に取り込むために、夜な夜な変装して24時間営業のファミリーレストランの片隅で、若い人たちの会話に耳をそば立てている、なんていう噂を聞きましたが、そんなことをやっていても全くおかしくないほどビビッドなアンテナがユーミンには備わっています。でも、本当にやっていたらちょっとうれしい。そんなユーミンだからこそ常にその時代の人たちに愛され、ずっと歌われ続けているのだろうと思います。

 それにしてもぐっと変わったアレンジでもあるか、と思いきや結構皆さん、オリジナルの雰囲気を大切にしていることに驚きましたね。

 (SME Records、SRCL-4649、3059円)

HR SIZE="5"WIDTH="70%">
音符印の飾り棚線マーク

Coming Soon


<反省>
◎んむ、きょうは火曜日ではありませんか。WEBの更新もメールマガジンも遅れたことをおわび申し上げます。ちょっと睡眠不足。

◎おっと!! そこへ行くのは、一言評論家のまこりん先生。あの~、先生。「ご気分は? 」、「しんどい」--あああ、先週と同じお言葉、そして立ち去ってしまう。「またもやいつものごとく一言で片付けられてしまった」。そうか最近バタバタであんまり眠れないまこりん先生のことだから、本当にしんどそう。CD聞いたり、テレビ見る時間削ればいいのに。

簡単メールはここ!手紙マーク!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。

<今週の一句>ミルク見る 見る見るミルク ミルク見て(mako-rin詠める)
PowerBook 木場ちゃん買うて うらやましけれ(字余り。mako-rin詠める。)

筆者/copy right=フルタマコト
!メールをください!
手紙マーク
cdnewsjp@yahoo.co.jp

前号に戻る戻るマーク ホームに戻る 進むマーク次号に進む
ホームに戻る