CD NEWS 10/10/99 by makoto FURUTA
CD NEWS10月10日号

毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1999年10月10日午後01時15分


Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp

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◎☆☆☆☆「20世紀狂詩曲」聖飢魔||

1.20世紀狂詩曲
2.Revolution has come
3.FROM HERE TO ETERNITY
4.悪魔のメリークリスマス〜完結篇〜
5.20世紀狂詩曲オリジナルカラオケ

 「最終最大小教典」と書いて「ラスト・マキシマム・シングル」と読ませるなんて…。でも、この陽気な悪魔たちの活動も、あともう少しになったのだから、と皆で少々大目に見てやろうじゃありませんか。それにしても、この世から悪魔がいなくなったら住みやすい世界になるかといえばさにあらず。なんだか悪魔がいなくなってしまった後の世界の方が怖いくらいです。そのあたり、デーモン閣下はどう、御考えなのでしょうか。

 へヴィーなリフに、20世紀という時代を悪魔の冷静な目でとらえて振り返る趣向の歌詞に僕らは新たな感慨にふけることでしょう。「ブラウン管じゃ大量虐殺/リモコン一つで簡単黙殺」で始まるこの「20世紀狂詩曲」は、聖飢魔||快心の作品といえそうです。

 別に悪魔という目から見なくても、人間の目から見てもこの20世紀はとんでもない時代だった(まだ続いてますがね)と思います。人間はいつの間にか神の領域まで足を踏み入れようとしているのですから、やっぱりとんでもないことだなぁ、と思います。僕らは本当にこのままでいいのかを冷静に問い直してみる必要がありそうです。それにしても多くの違う意見を持った人たちがたくさんいます。少数の意見も尊重するという民主主義の前提条件すら、この国では忘れられがちです。「多数決の結果は、少数の意見も尊重する」というようなことを僕は確か小学校の頃に習ったのですが、最近は変わったのでしょうか。学級会よりちょっとはマシなはずのコッカイもどうやらそうではないような気がしてきます。そういう原則を無視し続けていると今に僕たちは天に唾することになると思うからです。悪魔はきっとお見通しなのでしょうね。

 「悪魔のクリスマス」はついに完結編。こういうところも変に義理堅いというか、律儀でちゃんとしているところが僕にとっては可愛い悪魔なのです。

 そうそう次回で50回記念になる年末恒例の赤白分かれて歌合戦、話題作りがぜひ必要でしょう。僕はこの悪魔たち「聖飢魔||」をぜひ推薦したいと思います。NHKにもこのあたりのしゃれのわかる人たちがいればいいのですが…。ちょっと大ヒット飛ばした10代の女性シンガーソングライターをすぐに司会に持ってくる程度で視聴率取れる…なんて本気で考えているのでしたら、プロデューサーのプロとしての仕事に恥ずかしくないの?って、とあらかじめ釘を刺しておきましょう。

 なによりもれっきとした放送局です、自前の女性アナウンサーはたくさんいるのですから、彼女たちを使わなければこれは嘘です。もったいない。だいたい数年前の離婚ごときが明るみに出たからといって、視聴者が楽しんでいるレギュラー番組を平気で降ろしてしまうなんてナンセンスもいいところですぞ。この放送局、女性職員を本当に大事にする気はないなあ、と感じる人も多いでしょう。残念です。それよりも本番中に鉛筆投げたり(本番中、横で騒いだスタッフも確かにお馬鹿さん(^^;)\(--#)ですが)、オフにはタクシーのドライバーを酔っぱらって殴っているような今どき時代遅れなマッチョなアナウンサーの方をなんとかしなさい、みっともない、とあえて御進言いたします。こっちの男性アナの方が本当に教育上良くありません。まあ、どうしても番組が気にくわなきゃ受信料を支払わなければいいのですけれど。

 もうすぐ赤白に出演する歌手の発表があります。楽しみだなぁ。

 (BMGファンハウス、BVCR-19009 、1230円)


◎☆☆☆☆「NEVER CRY」高橋克典

1.NEVER CRY
2.涙の夜の数だけ
3.NEVER CRY(instrumental)

 「NEVER CRY」は、東宝映画「サラリーマン金太郎」の挿入歌らしいのですが、僕はこの原作漫画もテレビドラマも映画も見ていないので(おいおい(^^;)\(--#)本当のところはわからないのですが、金太郎と聞くと反射的に「スポーツマン金太郎」(寺田ヒロオ作)を思い出してしまうのです。まさかり担いだ金太郎が熊にまたがってお山を降りてきて、プロ野球選手になってしまう漫画です。パソコンも何もまだなかった時代ですが、あの頃の少年漫画雑誌は、なんだかおおらかで楽しかったような気がします。

 さて、TBS系ドラマ「サラリーマン金太郎」で主演を演じた高橋克典の「NEVER CRY」は、これは別れの歌なのか、これから始まる歌なのか歌詞をじっくりながめても良くわかりません。それとも実は両方で、一度別れそうになったカップルが再起をかけてやり直す、というシチュエーションなのでしょうか。作詞松井五郎、作曲織田哲郎のヒットメーカーによる歌だけに、インパクトがあります。別れの歌にしてはパンチがあり過ぎるので、きっとこれから二人して「ぐゎんばろう」という歌だとmako-rinは解釈いたします。高橋のようなすがすがしくて男の子っぽい歌は最近少ないので稀少価値ものです。

 そしてカップリング「涙の夜の数だけ」は、雰囲気うって変わってバラード。高橋のバラードものはきっと多くのリスナーを引き込むことでしょう。この歌こそ二人でもう一度やり直そうというテーマです。それにしても高橋にこんな感じで歌われたら、誰だって「うん」といってついていきそうな感じがしますね。

 なんと、3曲目に収録のカラオケ版「NEVER CRY(instrumental)」は、バックコーラスに高橋克典といった“ぜいたく”な趣向。本格的に練習したい人にはおすすめ。

 (日本コロムビア、COCA-50172、1050円)


◎☆☆☆☆☆「a day of my life」原田知世

1.シンプルラヴ
2.君の住む星まで
3.Road and Blue Sky
4.a day of my life
5.LOVE*TEARS
6.花と人
7.秘密のキス
8.You can jump into the fire
9.ロマンス(New Version)
10.SECRET ADMIRER
11.Take me to a place in the sun

 原田知世のNew Albumは「a day of my life」。これまでのスウェーデンTore Johansson(トーレ・ヨハンソン)とのコラボレーションにはひとまずピリオドを打ち、原田知世自身による初のセルフプロデュ−ス作品となりました。

 でも前作からの続き具合からいくと、ヨハンソンがいなくてもそんなに唐突ではなくてむしろスムーズな繋がりすら感じます。知世の感じる1970年代サウンドをベースにミクスチャー、ファンク、ディスコ、ボサノバ、アコースティック、カントリーに原田のヴォーカルを吹き込んだ作品になっています。ボーナストラックとしてあの『ロマンス』のボサノババージョン入りの全12曲。

 ゆったりとした時間を過ごしたいあなたにぴったりだと思います。僕は最初に聞いて数曲目で眠りについてしまいました。とっても気持ちいいんです。でもこういう聞き方していると知世ちゃんに叱られるかな?

 (フォーライフ、FLCF-3762 、3059円)


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Coming Soon


<反省>
◎んむ、きょうは日曜日ではありませんか。しかも10月10日大津祭りの日で、あいちゃんの誕生日でもあります。おめでとう。たまに日曜日アップに間に合いますが、取り敢えずh、これは暫定で、アップして月曜日に手直しをいたします。…というのもこれから宿直勤務が待っているのです。なんだか中途半端だけれど、途中まででもお楽しみくださればこれ、幸い。ここんところ本当にちょっと睡眠不足。

◎おっと!! そこへ行くのは、一言評論家のまこりん先生。あの〜、先生。「ご気分は? 」、「ね、ねむい」--あああ、このあいだと同じお言葉、そして、あわわ、立ち去ってしまう。「またまた、いつものごとく一言で片付けられてしまった」。CD聞いたり、テレビ見る時間削ればいいのに。古いDUOを手に入れたとかで整備にきっと眠れない日々でしょうね。

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<今週の一句>なんでぇーか いつのまにやら DUO買い(mako-rin詠める)
木場ちゃん ごめんね許して 2300や(字余り。mako-rin詠める。)

筆者/copy right=フルタマコト
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