毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年10月18日午後00時20分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆「KYO→」小泉今日子
インターネット時代(なんか、こう書くのさえ恥ずかしくなりますね、もうとっくにインターネット時代なのに、わざわざ書いてしまうところに気恥ずかしさを感じます)、さまざまなコンテンツが電脳ネットワークに飛び交っています。小泉が2年前に、自分で開いたホームページ「FISH TANK」を昨年8月に「LIVE HOUSE "FISH TANK"」として再開し、「KOIZUMI COMPETITION」としてアマチュアミュージシャンの才能発掘として作品募集をしました。今年1月に締め切るまでに半年間で集まった作品は、3253曲。14歳から50歳までの人たちが、MDやDATで応募してきました。
さらに、ここまできたら、もっと徹底しようと、キョンキョンは、思ったに違いありません。アルバムジャケットも募集して約200点もの作品が集まり、こうして一枚のアルバムができました。全14曲はすべてコンペで選ばれた作品ばかりです。
こういうコンセプトのアルバムっておもしろいですね、しかもプロデューサーであるキョンキョンがみんな歌ってしまう、これがいいじゃないですか。新しい才能が今後どんな活動をしていくのか実に楽しみです。
アレンジャーとしてはキハラ龍太郎、石川鉄男、高浪敬太郎、森俊之、土方隆行、佐橋佳幸、高野寛というさまざまな音づくりの職人が控えているので、各作品の良さを十分引き出していると思います。同時リリースのマキシシングル「Nobody can,but you」には、「午後の紅茶」CF曲の「Nobody can,but you」(CFバージョンのアコースティックバージョンが収録されています)、このほか「A beginning day」は作者のオリジナルバージョンで収録されています。これはDDI「DION」のCFソング。そして、「KYO→」に収録された全4曲の音のカタログともいえそうなメドレーが小泉の借りの歌と共に入っています。アルバムとの違いを味わうのにもってこいかもしれません。
こういう形態のアルバムがもっと登場していくことによって、音楽業界全体がより活性化し、新しい才能にスポットが当たることに期待したいと思います。小泉の投げ掛けた小さな企画が今後さらに大きく発展していくことを楽しみにしています。
(ビクター、VICLー60285、3045円)
◎☆☆☆「アニメタル・マラソン3〜円谷プロ編〜」アニメタル
このアニメタルシリーズついに円谷ものに挑戦で、円谷プロに関する34作品が一挙登場。「ウルトラQメインタイトル」「ウルトラマンの歌」「ウルトラセブンの歌」「ULTRA SEVEN」「マイティジャックの歌」「恐怖の町」「帰ってきたウルトラマン」「MATのテーマ」「ミラーマンの歌」「ウルトラマンA」「 TACの歌」「レッドマン」「トリプルファイターのうた」「緊急指令10-4・10-10」「ファイアーマン」「ジャンボーグA」「戦えウルトラマン9」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」「戦え!ウルトラマンレオ」「星空のバラード」「猿の軍団」「行け!ボーンフリー」「カモン!アステカイザー」「戦え!アイゼンボーグ」「青春の旅立ち」「恐竜戦隊コセイドン」「ザ・ウルトラマン」「ウルトラマン80」「アンドロメロス」「夢のヒーロー」「TAKE ME HIGHER」「ウルトラマンダイナ」「快獣ブースカ」といった具合。ふう〜、タイトル打っているだけでも疲れますが、あなたどれだけ知ってますか? これだけの歌を、正当派ハードロックで歌ってしまうアニメタルの坂本英三はすごい。なかなかこんなふうにかっこよく決められませんよ。
円谷特撮は、どれもエポックメーキングな作品ばかりで僕達の幼い頃の脳裏に焼きつけた映像の数々が素晴らしいと思います。そうした番組を形づくったタイトル曲もイントロを聞くだけで、様々な場面もフラッシュバックしてしまうというのはさすがです。そのテーマ曲が円谷プロの全面的な協力で、こうしてヘヴィメタとして聞けるんだもん、うれしいですね。一緒に歌っていると、元の曲もひょっとして坂本が歌っていたのでは、と勘違いしたりして。ヘヴィメタの特撮ものですよ、これは。ヒーローもののテーマ曲には、ヘヴィメタがぴったりじゃないかな。それにしても快獣ブースカまでなんだか勇ましく思えたりして「バラサのサー」ね、まったく。あのころ、オバQの小池さんとブースカとどっちがたくさんラーメン食べるか?って議論しませんでしたか? ちょっと照れながら歌う坂本がかわいい。
(SME、SRCLー4389、3059円)
◎☆☆☆☆「Fall in' love」パイレーツ
なんだかんだと言っても、パイレーツは98年夏だけ季節限定の人々ではなかったようですね。こうして、シングルリリースでさらに人気を不動のものにしていこうという姿勢が見られます。漫才(コントか?)はもうはっきりいって下手なんだから、こうして次々に別の道を模索していくのは結構なことだと思います。漫才から歌手に転進した人の中には「ぴんから兄弟」「とんねるず」とかいるじゃないですか。
タイトル曲の内容は、ちょっと中学生、高校生向きなのですが、彼女たちのファンってこのへんも多いから、ま、いいか。恋に陥ると「心の鍵」を渡したくなるってあたりのセンス、なんだか初々しくて結構ですね。歌手としては、正直に書くとそれほど上手くないのですね。それにしてもモアーヴォーカルということなのでしょうけれど、ちょっとヴォーカル音が大きいように感じます。お色気路線ではなくて青春ポップス路線で来たのも好感持てます。彼氏にこちらをもっと振り向かせたい女の子の気持ちが伝わってきます。
意外に、良かったのはカップリングの「ラビリンス」。少しテクノが入ってますが、こちらの方が完成度が高いと思いますよ。これからも音楽業界に残っていくとしたら、こちらの方だと思いますが。
(ビクター、VIDLー30367、1020円)
<反省>お知らせ。MacOS 8.5登場によって、Macでウエッブマスターをしている人たちが勝手にMacOS 8.5を応援する「MacOS 8.5スタンプラリー」に水の国CD NEWSも加わりました。詳しいことはホームの下の方にあるスタンプを押してみてください。
そんなわけで、行ってきましたよ、MacOS 8.5の発売カウントダウンに。全世界で一番早く発売される日本(ニュージランドはどないなるねんって細かい突っ込みは「聞きたくない、聞きたくない(by チャンバラトリオ)」。こうなりゃ、大阪日本橋に行かんといかんでしょ! 台風10号接近の雨の中、行きましたね〜。ソフマップ、Tゾーン、ニノミヤの3店でカウントダウンイベントとMacOS 8.5の販売がありました。
実は取材という仕事が半分あったのですが(残り半分は購入か?)、私が到着した16日午後10時45分段階での各店舗の行列人数は、ソフマップMacコレクション2前に約40人、T・ZONE前5人、ニノミヤ前8人でした。特にソフマップMacコレクション2には、午後9時からイス持参の人が陣取り(この方、前回の「MacOS 8」の発売時にも一番乗りで味をしめ(?)、今回も登場されました。
台風10号の影響で、雨が降りしきるという悪条件の中(アップル関連のイベントってなんでいつもこうなの)、時間経過と共に、どこからともなくMacFanが現われて、カウントダウン直前の16日午後11時55分ごろには、ソフマップ前約300人、T・ZONE前約50人(途中で隣のソフマップと行列がクロスしてしまい、正確な数ではない)、ニノミヤ前約100人に一気に膨れあがっていました。これには驚きましたね、映画のシーンを見ているようで感動ものでした。それにしもしっかり数えている僕って一体なにもの?
どんなイベントにでも必ず出没するKNNの神田敏晶さん(サッカーWカップの時に登場したビデオジャーナリスト)が、僕と示し合わせたかのようにレインコート姿で現われて、写真を取りまくってはりました。今回はムービー持ってないのね〜。きっと次々号MAC LIFE 用の取材ですね。
さて、ゲットしたものを明らかにしますと、Tシャツは購入者に先着順で配布されました。ソフマップからはMac OS8.5 風船、青りんご味(Mac OS8.5 のイメージカラーのグリーンと一緒の色)のキャンディー(なめると30分持ちます)、ニノミヤからは並んでいる人皆にkagomeの「100CAN」Appleジュースが配られました。T・ZONEやソフマップでは今後の商品割引券が配られました(ゲゲゲ、しまった。もらうの忘れた! 道原店長ちょうだーい)。で、気が付けば、僕も「MacOS 8」を購入(あああああ〜やってもーた)、さっそく家に帰ろうと思ったけれど、終電は逃し、結局、会社に臨時宿泊となってしまいました。
iMac所有者には2500円で購入できるのですが、なぜかやってしまうのです。あ〜あ! 助けてハラダさん、ウチダさーん。
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<今週の一句>iMac MacOS 8.5 入れたレポート来週ね (mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
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