CD NEWS10月28日号


毎週日曜発行
   
   mako-rin's CD NEWS     
   
更新日時=2002年02月04日午前00時40分


Presented by Makoto Furuta,1991-2002(c)
  
 
cdnewsjp@yahoo.co.jp  
  

 
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◎☆☆☆☆☆「pizzicato five in the mix A TATSUO SUNAGA LIVE MIX」pizzicato five


■01. Bloopers (introduction)
■02. ベイビィ・ポータブル・ロック〜マイ・ベイビィ・ポータブル・プレイヤー・サウンド
■03. フラワー・ドラム・ソング
■04. ゴーゴーダンサー
■05. ジェット機のハウス
■06. トレイラー・ミュージック
■07. レモンのキッス
■08. 万事快調
■09. 優しい木曜日
■10. そして今でも
■11. 東京の合唱
■12. ロックン・ロール
■13. ボサノヴァ3003
■14. スペルバウンド
■15. アイスクリーム・メルティン・メロウ(SUNAHARA yoshinori remix)
■16. スウィート・ソウル・レヴュー
■17. 悲しい歌
■18. コーダ
■19. T-FMジングル 見えるラジオ篇
■20. イッツ・ア・ビューティフル・デイ
■21. メッセージ・ソング
■22. 大東京
■23. 大都会交響曲
■24. レディメイドFM
■25. 東京は夜の7時
■26. 三月生まれ
■27. トーキョー・モナムール
■28. グッバイ・ベイビイ&エイメン
■+ シークレット・トラック


 新世紀になって一番困ったのは、pizzicato fiveが解散してしまってニ度と新譜が望めなくなったことでしょう。これは本当に困りますよ、野宮さん、小西クン、日本コロムビア殿。mako-rin愛用のMacのほとんどには、インプッドメソッドである「ことえり」の単語登録に「ぴち」と打てば「pizzicato five」と出てくるほどに、mako-rinはpizzicato fiveが大好きでした。

 それゆえ、mako-rinは、つまらない新世紀の最初の年、2001年を送っておりました。でも神は見捨てなかったのですね。年末にリミックスものとして登場しました。一番うれしかったのは、29曲目付近に素晴らしいボーナストラックが仕掛けられていたことです。

 これはどうか皆さん、購入して聞いてほしい。野宮さん、うれしいねぇ。あんたのファンで良かったよ、となぜかまる子の口調でつぶやいてしまうのでございます。

 目下のmako-rinお気に入りアルバムその1でございます。ごぞんじ、Organ barのDJでありProducerの須永辰緒によるハッピーな選曲&ミックスでございます。須永サンかなりのお酒好きとか。ショットはジャック・ダニエル。

 この選曲とリミックス、実に面白いですね。楽曲の時間とか、もう自分で好きなようにしていますが、pizzicato fiveファンとしては全く気になりません。きっと須永サンもpizzicato fiveが大好きだからでしょう。元々の素晴らしさを一切損なわず、さらに一層磨きをかけています。これ聞くとまたオリジナル曲も聞きたくなってくるでしょう。

 (日本コロムビア、COCP-50669、2940円)


◎☆☆☆☆☆「Keynote」K.


■01. 〜Theme of Kappa〜
■02. After the Silence
■03. 空のむこうへ
■04. 〜犯行声明文〜
■05. Water frame
■06. Brittle Clouds
■07. 〜L'aeroport international〜
■08. Uma Estrela
■09. La La La...(Rain or Shine)
■10. 〜I hate sunny days〜
■11. Tepid Rain
■12. Moonchild
■13. Precious World
■14. 〜Who's heart was stolen first?(L.L.P)〜
■15. Echo
■16. 最後のサイダー
■17. 〜The chase〜
■18. Daybreak
■19. 〜The ending〜



 このアルバム、素晴らしい。mako-rinのお気に入りその2でございます。

 冒頭がかっこいいんです。「ルパン3世」の不二子ちゃんを思い浮かべてしまうようなスリルとサスペンスをはらんだ抜群の設定でスタートします。この面白さは最初だけにとどまらず、全編このノリで進みます。

 実にうまくまとまっていると感じるんですね。こういうちょっと風変わりなテーマというか、ネタをうまく進めながら個々の楽曲は非常に聞かせるものがずらりとバランス良く並んでいるところが憎い。

 手間がかかっていると思うのですよ。単にこれまでリリースしたシングルを発売順に並べて「ハイ、最新のアルバムでございます」というCDが結構あふれている中で、リスナーを喜ばそうと心砕いている様子が伝わってきてうれしいのです。

 プロデュースはK.で、副プロデュースとm-floのtakuことタカハシタクがクレジットされています。楽曲がいいのはもちろんのこととして、その選曲もなかなかで、何度聞いても飽きませんね、これが。

 しかもあとから一曲一曲をアトランダムに聞いても十分楽しめます(これは楽曲そのものが優れているからでしょう)。pizzicato fiveのアルバムに共通する素晴らしい仕事がそこにあります。そして当然ながら「〜The ending〜」まで楽しめます。

 (AVEX、CTCR-16040、3059円)


◎☆☆☆☆「果てなく続くストーリー」MISIA



■01. 果てなく続くストーリー Original Mix
■02. 果てなく続くストーリー Disco 2002 Mix
■03. 果てなく続くストーリー Smooth Latin Mix
■04. 果てなく続くストーリー Hex Hector Remix


 そしてMISIAです。なんとシングルではドリ−とやった「I miss you 〜時を越えて〜/MISIA+DCT」(2001年1月1日リリース)以来一年ぶりなんです。

 「果てなく続くストーリー Original Mix」は、まもなくアメリカ・ソルトレークで始まる冬期五輪に関連して「NHK ソルトレークシティーオリンピック放送テーマソング」になっています。

 「果てなく続くストーリー 小さな星を廻し続けてる きっと」というMISIAの歌詞は、冬期五輪で活躍する選手らの生き生きとした表情を映し出しているようです。この地球という星の上で廻す原動力をもっているのは実はこうしたアスリートばかりでなく、あなた自身もその一人なんです。今、この星で生きているもの同士はやっぱり仲良く生きていかなくてはならない、というメッセージが伝わってくるかのようです。

 一緒に収録されているリミックスものもぜひチェックしておきましょう。「Disco 2002Mix」はアレンジはGomiで、MISIAはそのトラックに合わせてどうやら歌い直しているようです。「カルロス菅野&熱帯JAZZ楽団」の生演奏をバックに歌う「Smooth Latin Mix」も御注目を。「Hex Hector Remix」もなんだか聞いているうちに自然に背筋伸ばして歩き回っている自分に気付きます。

 (Rhythmedia、RXCM-21001、1260円)


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Coming Soon


<反省>
◎なんだか話題に事欠かない毎日です。一気に書きます。まず、伏魔殿の全容が日々明かされてきた外務省。皆さん御存じのように今や世界的な日本の恥組織。5流官庁ではありますが、もうどうしようもないところまできていて、自浄作用が全く望めそうもないことが分かってきました。はっきりいってこんな組織解体してNGOに任せた方がいいでしょう。国会議員といえば選良です。国民の代表である人が組織の長なのですから、言うことが聞けないのであれば残された道は自ら辞職するしかありません。だって国民の言うことを聞く気がないのですよ。あきれます。

◎ましてや国民の代表の席である国会の場で平気で嘘をつき通すなんてたいした心臓です。こういう心臓はむしろ外交の場で発揮してほしかったのですが、もはや時既に遅し。直接関係のないスズキクンの言いなりになって嘘を一緒になって考えているのですから始末に終えません。そういえばスズキクンもシュウギインギカイウンエイイインチョウという国会議員の端くれなら、一緒に責任を取って辞職すべきです。NGOを排除する意図がさっぱり理解できない。「だからお上は信用できないんだ」という点を国民の前に益々明らかにしてくれた功績は永遠に残るでしょう。

◎ここまで書いていて、小泉首相が田中外相と野上外務事務次官を更迭するという決断をしたというニュースが飛び込んできました。けんか両成敗なんでしょうが、どう考えても田中外相は外務省改革に力を入れていただけなのに何の罪もないと思うのだが。結局、出来の悪い役人のためにとんだとばっちりをくらったような気がします。これはちょっと納得できませんね。誰が嘘を付いたかハッキリさせず、臭いものに蓋という情けない解決にがっかりです。小泉首相は疑問を明らかにしないまま闇に葬るようなことはすべきではないと思います。どうやら鈴木衆議院議会運営委員会委員長を辞任したそうですが、世界的な会議の席で一部のNGOを排除した責任が一番大きいのですから、委員長の辞任くらいで済む話ではありません。心ある国会議員諸君は議員辞職勧告決議をすべきでしょう。(2002年1月31日記)

◎次、雪印株式会社と雪印食品。この会社グループ、本当に懲りませんねえ。真面目に働いている多くの従業員の人には誠に気の毒(牛だってミルクでミソを付けられ、肉になっても裏切られで大変)ですが、反社会的な行為を日常的に繰り返していたのですから、これは責任をとって雪印グループ全体を即刻解散すべきです。たとえ解散したところで、食品関連産業に与えた影響は図り知れないものがあります。もう食べ物関係全部信用できませんもん。そういう氷山の一角でないことを願うのみなんですが。


<今週気付いたこと>あれ、いつの間にか3カ月分もたまっている。

筆者/copy right=フルタマコト
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