毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年11月15日午後11時15分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「THE BEST"Love Winters"」広瀬香美
今何度も聞いているのが、このアルバムTHE BEST"Love Winters"。冬に近付くと広瀬香美の例のスキー用品(販売全国チェーン)店、AlpenのCMソングが反射神経の指示により思い出してしまう。今年も聞けるのか楽しみだが、その前にこうしてこれまでの香美作品をまとめて聞けるCDが出たのがうれしくて。
カラオケに挑戦しても彼女の歌を歌いこなすのは無茶だと思う。少なくとも僕は音域が広くないので無理。でも歌えたら、こりゃきっと気持ちいいわなぁーと思っています。これだけ歌いこなせたら名人賞じゃないの。そういえば香美ちゃんだって、歌っているとき、めっちゃ気持ち良さそうだもん。わかるよね、きっと「ほれほれ、そこの君、歌ってみい、歌えるなら」なんて思っているのに違いない、うーん、絶対そうに違いない。うらやましい。おおお、一度でいいから高らかに「ロマンスの神様」を歌ってみたいもんです。
さりげなく現代の女性気質を巧みに取り入れながら歌にしているのに驚きますね。あんまり時代の鏡的な題材をそのまま歌にすると、逆に貧相な歌になりがちなのですが、彼女の歌の場合、洗練されていて、嫌味がない。それに女の子の持つ願望(信じていいのかどうかは別問題ですが)もしっかり入っているので、持てない男の子は必聴ものですぞ。ただ、ぼーっと聞いているのではなく、ちゃんと大学ノートにメモ取って勉強しましましょう。そんな男の子はもう絶滅寸前でしょうけれど、それで少しは女の子の気持ちが分かるようになれば前途は明るい。ついでに、この際、より研究してボーイソプラノで香美ソング歌い出せたらもっと最高。
香美ソングなら何でも入っています。「愛があれば大丈夫」のデビュー曲、僕が歌えない「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」そして、一連のAlpenのCMソングがてんこ盛りの12曲入り。もう聞くしかない(歌える人は歌うしかない。練習するなら、忘年会や新年会に間に合いそう)!!
(ビクター、VIDL-60305、3045円)
◎☆☆☆☆「コイヲシテイル」miyuki
香美ちゃんで刺激されたので、今週は女性ヴォ−カル特集でいくことにしましょう。最近CD NEWSERになった方は御存じないかもしれませんが、時々、CD NEWSは思い出したように「なんとか特集」というのを組むのです。どういうわけかそれを知っていて、リクエストしてくる人もいて…「それではリクエスト曲をお書きします」って書かないといけなくなるじゃないの(まあ、それもおもしろくていいか)。
そうそう女性ヴォ−カル特集でございました。二人目は、miyukiなのです。彼女すごいよ、なんと中学1年の時にCBS・ソニー・オーディションに応募しているんだもん。デビューは1994年。僕がよく覚えているのは、中尾ミエちゃんでおなじみの「可愛いベイビー」を、ほら車のヤナセから発売のオペルヴィータにひっかけて「可愛いヴィータ」(1995年)と歌っていたCMソング。もちろんこのシングルも出しています。
甘い声がこの人の持ち味。ローマ字でmiyukiにしているのは、本名の中島美由紀がどうもこの業界ではややこしさの種になりそうなためだろう。別にいいと思うんだけど、レコード店頭でCD探す時、間違えそうだもんね。
カップリングの「もしもし…おやすみ」はなかなか聞かせる失恋の歌です。悲しさが徐々に伝わってきます、電話での親しい女友人との会話というシチュエーションがうまいですね。さりげなくキャッチホーンのイライラなんてのも題材にされていて「そうそう」って思わずうなづいてしまいます。甘い声が逆に非常に愛おしく感じる曲です。なるほどこういう甘い声の妙もあるんだと思いました。
(Epic、ESDBー3866、816円)
◎☆☆☆☆「Let me go!」Favorite Blue
Favorite Blueは今月と来月(12月)続けてシングルを出します。すっごく燃えていますね。11月5日に通算10枚目のシングルとしてリリースされたこの「Let me go!」は、なんとフジテレビ系アニメーション「ドクタースランプ」のエンディングテーマになっているんですね。
ヴォ−カルの松崎麻矢のちょっと早口気味の歌い方が、TMN絶頂期のようなドライブ感あふれるテクノポップ調のこの曲にぴったし(コンポーザ−、アレンジャー木村貴志)です。もう完璧に踊るためのかっこいい曲ですよね。なるほど、だからエイベックス・トラックスからリリースされているんですね。
歌詞は松崎が担当していますが、「ドクタースランプ」の漫画にはちょっともったいない(ホヨ!)ほど、真面目な歌詞なのです。「Let me go & Here we go 瞬間を駆け抜けて/生きてる意味を探そう」って、ヒーローもののRPGなんかのテーマソングでも十分やっていけるでしょう。しかもこの勇ましい曲もほれぼれしますよ。ひょっとして「ドクタースランプ」ってそういうアニメーションだったりしてね。
(エイベックス・トラックス、AVDD-20259、1020円)
<反省>寒くなってきましたね。さっき散髪行ってきたのでよけいに寒さが身にしみます。もっともダウンタウンの松っちゃんほど短くしていませんので大丈夫ですが。日本橋にも最近行ってきましたが、ひところの不景気風も一段落して、動きが出てきていました。なんていってもパソコンって現金商売ですから、ひとたび回復基調に乗ればあっという間という感じがします。
一時はなかなか本物を触ることのできなかったiMacも十分数が出回りデモ機もたくさんあって、小学生くらいの女の子が見事なキーボードさばきで動かしていたのにびっくりしてしまいました。きっと家で毎日Macやってるんだ。Appleの未来は明るいぞ。
先日亡くなった建築家の宮脇檀(まゆみ)さんもMacファンだったんですね。新潮社からの最新刊の本が2冊ありましたので夢中になって読んでいます。単に建築論にとどまらず、私達の生きていく方向についてもヒントを与えてくれる本だと思います。
簡単メールはここ!
!不平不満苦情ごみの収集日の問い合わせ、昨年大晦日に注文したそばの出前の行方などさまざまな疑問は、この簡単メールをお使いになりお知らせ下さい普通のメールはこの下の封筒マークからどうぞ。
<今週の一句>宙返り 何度もできる 無重力
やり過ぎると 気持ち悪くなるぞ(mako-rin詠める)
筆者/copy right=フルタマコト
!メールをください!
cdnewsjp@yahoo.co.jp
前号に戻る
次号に進む
ホームに戻る