毎週日曜発行
mako-rin's CD NEWS
更新日時=1998年12月06日午前00時15分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
cdnewsjp@yahoo.co.jp
◎☆☆☆☆☆「Everlasting」岡本真夜
岡本真夜のニューシングル「Everlasting」は、1996年3月にリリースしたセカンドアルバム「Pureness」のラスト曲「銀色の週末」の続編的楽曲。このところ失恋曲続きだったので、久しぶりに少しあたたかめな音になっています。
2年前に家で待ちきれず改札口で待っていて、あなたに会えて涙ぐんだこの主人公、2回目の冬がめぐってきましたが、まだ交際は続いているようです。時々不安になりながらもずっと二人で一緒に過ごす時間を惜しむような歌がなかなか胸を打つものがあります。「何年たっても泣き虫で、わがままだけど そばにいてね」ーーこんなこと言われて無視できる男性がこの世にいるでしょうか。
ここまできたら、第3弾もぜひ続けて聞いてみたいもの。この冬に出てくるヒロインの行方が気になるではありませんか。蛇足ながらこの歌「クラフトカマンベール入り6Pチーズ」のCMイメージソングとなっています。
ちなみに「銀色の週末」ってどんな歌だったっけ? という疑問がきっとあなたの脳裏をかすめそうですね。この点は、実に心憎いフォローがあるんですね。そう、なんと、カップリング曲が「銀色の週末」で、まあ、まったく同じ曲なら芸がないナと言われそうなので、しっかり「Ambient Version」となっています。サウンドは96年ものよりいくぶんシンプル。でもそれだけに心の中に入ってくるエモーションは大きいものがあります。冬のこの時期なかなかにマッチした曲といえるでしょう。
ポケットの中でつなぐ指のあたたかさ。冬場、男性諸君、ポケットはやや大きめの方が良いようですよ。あとは冷え込んで寒ければシチュエーションはバッチリ。でも彼女が手袋をしてきたからといって、僕や岡本真夜を責めてはいけませんよ。
(徳間ジャパンコミュニケーションズ、TKDAー71500、1020円)
◎☆☆☆☆「ソファ」斉藤和義
斉藤さんちの和義くんの久しぶりの新曲。昨年末にリリースした6枚目のアルバム「Because」以来だからほぼ1年ぶり。それにしてもマキシシングルとなったこの曲「ソファ」は、トータル9分29秒に及ぶ超大作。テレビやラジオで聞きたくても、よほどスポンサー関係に理解ある局か営業度外視したステーションでないときっと途中でカットされるだろうなあ。まあ、NHKのFMくらいがなんとかファンの要望に応えてくれるかもしれませんが、それにしも長い曲ですねえ。でも聞き飽きない。
全編弾き語り。「そんなこんなで結局また同じ」がどうやらキーワード。時に流されているわけじゃないけれど、結局同じ。気が付けば元いたところに立っている。何かをしようとしているんだが、ようやく試行錯誤してやり遂げたと思って気が付いてみたら、実は何もやっていないスタート地点に舞い戻っていたような気がすることが時々ありますね。
なんだか哲学的な意味をも含めて、とても含蓄ある言葉が並ぶ。「でも一生懸命考えたところで、何も考えないのと同じだよ」、そんなことを言われたら、本当に心からむかつきそう。さっぱり世の中のことは分からない。分かったふりをする人より、分からないことが分かっていることの方が実は幸せなのかもしれない。いろんなことを考えさせてくれる歌です。夜は更けていく、ということだけは真実なのかもしれない、そう君の言う通りに。
カップリング曲はいきなりややポップスに戻って、いつヴォーカルが始まるのかと構えると、そんなのまるでなかったりするところが実にあはは、いいですねえ。そう、これもまた長い「Theme of ELEPHANT MOON」というタイトルのインスト曲だったりするのです。【結論】何だか良く分からないけれど、やっぱり来年も斉藤和義から目が離すことはできそうもない。同時に発売されたベスト盤「Golden Delicious」(FUNHOUSE、FHCFー2445、3059円)はポップス系の斉藤が好きな人におすすめ。
(FUNHOUSE、FHCFー2449、1200円)
◎☆☆☆☆☆「BE WITH YOU」GLAY
そんな単純化した世界じゃないよ、と思いながらも時々ブラウン管に映し出されていると見入ってしまうのがフジテレビ系ドラマ「タブロイド」。これならNHKの「やんちゃくれ」の世界も同じくらいファンキーです。
それはともかく、常盤貴子と真田広之が出てくるといきなり流れ出す「タブロイド」の主題歌と説明すればいいのでしょうか。売れてますね、GLAY、もう出すシングル、出すシングルがガバッと売れてしまって笑いが止まらないはずなのに。いつまでたっても素朴さが残っていてビジュアル系バンドでは一番好感のもてるアーティストです。
こういう売れるバンドにはレコード会社も比較的に寛大なようで、このCDシングルのお金のかかっていること。厚紙を存分に使った見開きジャケットはすごいですよ。昔の厚紙めんこ(よくロウや油を塗って強くしたものです)くらいあるもん。シングルの収納の仕方もエアーを上手く使っていてこれはなかなかのアイデアだと思います。プラスティックの収納部分(CDの穴の部分に納まるところ)ってよく壊れますからねえ。
TERUの伸びやかなヴォーカルが緊張感と心地よいドライブ感を生んでいて、気持ちいいですね。カップリングの「毒ロック」「ストロベリーシェイク〜It's dying It's not dying」が付いてなんと1050円。これはもうお買得と言うしかありません。
(ポリドール、PODH-8001、1050円)
<反省>先週、メールマガジン版CD NEWS発行するのをコロッと忘れていました。ホームページ版を更新してすっかり安心していたのがいけなかった。水曜日に気が付いてあわてて出しました。少しいつもと違うのです。今後、気をつけます。
先週、「ことえり」と「8.5」のたぶんバグを報告しましたが、海の向こうでは「8.5.1」のアップデータが用意されるようです。日本語版もよろしくね<アップルさん。先週、アップルに原因究明メールだしました。返事は期待してませんが、改良されることこそ代わりの返事と信じています。
私事ながら、きょう12月6日は妹の誕生日です。おめでとう。子育て頑張ってください。以上、私信でした。でも一番の問題は、彼女はパソコンを持っていないこと。あれだけMacの良さを説明したのに。返事がない。この私信いつ読むのか実に心配です。
今日別のショップでiMacを見つけました。どうやら今日から発売したらしい。後発組だけど、スマートローン効果はまだ生きています。良いものは売れるのが当たり前ですが、だまっていてもダメなんですね。一度手に取って動かしてもらうしかない。パソコンがこんなに簡単だったのかと気付いてもらえれば幸いなのですが。
hideのドキュメント番組を見ていたみんなが涙目になってしまっていました。
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