毎週日曜発行
更新日時=1997年12月07日午後09時40分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
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「春はまだか」浜田雅功
この人、男性版の篠原涼子みたい。先導者をコムロからオクダに乗り換えたわけですねえ。まあ、この人の場合は、本職がちゃんとあるので、こういうことしていても、周囲からもたぶん何も言われないのでしょうけれど…。正直、ま、自分の番組も最大限生かした処世術とお見受けいたします。さすがですね。
奥田民夫の作詞・作曲のこの曲は、古くからのタクロウファン(あっ、吉田拓郎の方ね、最近タクロウっていうと、GLAY方面のことを指すようなので、難しいですが)なら、にんまりしてしまう出来映えなのです。
これそのまま、拓郎が乗り移っています。
そして、ヴォーカルの浜ちゃんという選択、正にぴったしです。浜ちゃんのヴォーカルは普通の出来で、今までと変わらないのですが、この投げやりな歌い方が実はエレック時代の拓郎を思い起こさせていい具合なのです。ちょっとやんちゃ、でもじっくり話すといいヤツ、そういう雰囲気が伝わってくる歌です。でも奥田民夫の楽曲って、どうして、四畳半からいきなり地球、宇宙的規模になっていくのでしょう、独特の宇宙観持っていておもしろいと思います。(Sony Records、SRDL-4482、816円)
「サヨナラ」岡本真夜
岡本真夜が2年間、あたためてきた作品「サヨナラ」のリリースです。岡本の1997年はアルバム「Smile」のミリオンセラー達成、広末"大スキ娘"涼子へ提供した楽曲「大スキ!」の大ヒットなど恵まれた年でした。年末にさらにずっと大事にしてきたこの「サヨナラ」が出せたのですから、もう何もいうことがないでしょう。
題名通り別れの歌なのですが、途中で「別れなきゃよかった」と何度も思うくらいなら別れるな、とちゃちゃの一つも入れたくなるのですが、この歌最後の下りにいいところがあるのですねえ、なるほど、こうきたか。やっぱこの部分って手品や推理小説のネタばらしになるから書かないっと。非常に淡々とした歌なのですが、最後はぐっと盛り上げます。一途な恋っていうのでしょうか。いいですなあ。さて、来年早々(1月19日予定)にはアルバムがリリースされます。これも真夜ファンには期待できそうですよ(徳間ジャパン・コミュニケーションズ、TKDA-71250、1020円)
「GO SPEAK GO」SPEAK
僕のお気に入りのSPEAKがアルバムを出しております。この間までは「OO Records」からのリリースでしたが、このほどソニーの中のレーベルに変わりましたので、レコード番号などが、既発のものも含めて徐々に変わっています。ナイアガラーは要注意です。
ヴォーカル&ギターの千井塔子とベースの山田直子といった女性ユニットですが、そのパワフルな歌声と、なんだか聞くものの胸にズキンとコタエル歌詞があいまって目が離せない存在になっているのです。ジャケットの中でも随所に出現している彼女たちのトレードマークのカッパ(なんで河童やねん! ちゃんと説明してくれえい。カッパのシール可愛い、ほしい)がJCBのCM以上に目についております。これまで平面でしたが、ついに立体化し、ああちょっと怖くてラブリー。きっと3人目のメンバーなのだと思います(ギターを抱いております、渡り鳥じゃないのに)が、担当はダンスなのでしょうか? 標語というか格言というか、変なパワーのある「ぬかるなパワー」の歌詞もしっかりチェックしておきましょう。カレンダーに書き移すのもとってもいいでしょう。
そうかと思えば、どういう住環境なのか建築家の宮脇壇さんあたりに一度調べてもらいたい「眠れぬ夜の過ごし方」。でもとっても素敵なオチが付いていて、千井ってひょっとして創作落語家か? 計8曲。なんと佐久間正英プロデュース作品。(Sony Records、SRDL-4141、2548円)
<反省>
ああ、もう3週間あまりで正月。いつもこの時期思うのは年賀状。去年あたりから年賀メールも作ってこれに切り替えようと画策したのですが、なんとまだパソコンが普及していなくてダメ。結局電子メールに統一できずに郵便メールと両方を作る羽目に。これはなかなか大変でございます。早く電子メールが各家庭に届く環境になるよう祈るばかりです。それには、もう少しパソコンや PDAも変わらなきゃいけないと思います。なにしろ、面倒くさがりには、覚えることが多くて本当に面倒くさい。でも、待てよ、僕ってかなりの面倒くさがりだったのになんでまた、こんなにのめり込んでいるのでしょう。使えば便利だからなんですねえ。あなたもそう思うでしょう、それなら、最低1人くらいはデジタルを使う人を増やしてください。そうすればもっと便利になるはず(たぶん)でしょうから。
話変わって12日から「Mac Fan Expo in Kansai '97」です。先日機会あって、仕掛け人の滝口直樹Mac Fan編集長にお会いしましたが、Macintoshの話を始めると永遠と続き、とても楽しい時間が過ごせました。よく考えるとこのExpoにはMacの好きな人ばかりが集まるのですから、それを考えるだけでもちょっとうれしくなるではありませんか。こうしたイベントが1回こっきりのもので終わるのではなくて、恒例のものになるように西日本のMacファンは大いに盛り上げてほしいと思います。そうすれば春は東京、冬は大阪ってなって、ボストン、サンフランシスコみたいに年2回になるじゃないですか。今週は本当にエキサイティングな週です。
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<今週の一句>Appleの ファン集うかな 大阪ドーム
筆者/copy right=フルタマコト
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