毎週日曜発行
更新日時=1997年12月15日午前06時32分
Presented by Makoto Furuta,1991-2004(c)
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「オエオエオ」KORN
KORN兄さんのソロシングル第1弾は、なんと驚くことに猿岩石に書き下ろしたヒットシングル曲「オエオエオ!!〜LET'S GET TOGETHER〜」のセルフカバーなんです。それにしても猿岩石恐るべし。二人の送り出すヒット曲の数々。すごいもんです。歌が本当にイケテます。こうなりゃやっぱりあんまり向いていないお笑い方面より、絶対アーティストですよ。きっと、そう、たぶん、KORN兄さんも同じアドバイスをしたに違いないと思います。
KORN兄さんバージョンの「オエオエオ」(こちらの方がオリジナルなんだって!)はさすがにソウルフルでググッと聞かせますなあ。歌詞だって実にググッときます。「もう何にもいらない、おまえとなら…」なんて、うっかりすると危うく演歌の方に行きそうになるのを踏ん張って思いとどまっています。渋いねえ、このあたり。で、このクリスマス宴会などで歌いたい人向きにしっかり練習(?)用のバッキングトラックがついております。(EPIC Sony 、ESDB-3796、1020円)
「L'oiseau Blue」S.E.N.S.
S.E.N.S.の通算23枚目のアルバムはTBS系金曜ドラマ「青い鳥」のオリジナルサウンドトラックです。S.E.N.S.のドラマもののサントラは「YAH YAH YAH」(フジテレビ系ドラマ『振り返れば君がいる』)、「あすなろ白書」(フジテレビ系ドラマ)、「出会った頃の君でいて」(日本テレビ系ドラマ)、「輝く季節の中で」(フジテレビ系ドラマ)、「Flying」(フジテレビ系ドラマ『ミセスシンデレラ』)など数多くあります。「L'oiseau Blue(ロアゾー・ブリュ)」は全11曲で、実にS.E.N.S.らしいアジアを思い起こさせる、懐かしい音と共に非常にきめの細かい作り方が随所にみられ聞き入ってしまいます。また、とても軽快で、わくわくしてくるような「To the Soutrh」のような曲もあって楽しませてくれます。
ドラマ出演者は今や女性の間では人気抜群のトヨエツこと豊川悦司、夏川結衣、佐野史郎、永作博美といった実に多彩な顔触れで、半年間(なんと準備を含めると1年間)という最近のドラマにしては時間という手間をかけ、北海道から九州といったところをロケしている凝った作りです。こうした熱のこもった制作現場にも負けない音がS.E.N.S.の奏でるシンセサイザーから聞こえてくるようです。シングルカットされた「L'oiseau Blue」も発売中。(FUNHOUSE、FHCF-2401、2854円)
「カレって時々ブタ」TSUNAMI
TXテレビ系アニメ「はれときどきぶた」のオープニングテーマがこの「カレって時々ブタ」。作詞はつなみ。この変な曲はあのパッパラー河合その人です。ちょっと訳分かんない系統ですけど、こういう歌って逆にすごく気になって「チェック」してみるのです。結構ノレる作りになっているわけです。うーん、なぜか分かりませんが…。なんだかナンセンスソングでおかしいのにちょっとブルーな雰囲気がある不思議な完成具合なので、聞き終わると本当にだまされたような「なんだ、今のは」という“狐につままれた気分”に陥り、再度聞いてしまう。そうこうするうちにこれはとんでもない曲ではないか、と思い始める自分がこわいのでございます。
そしてカップリングはさらにもう一つ気になる曲です。アニメビデオ「鉄拳」のテーマソング「Hero」なんですけれど、これはそうですね、ヒーローを高らかに歌い上げているのです。でもねえ、「えええ、マジ? マジ?」って何度も聞き返したくなるのはやっぱりタイトル曲「カレって時々ブタ」の大いなる影響? わからん。このカップリングってちょっと変? でもサビ部分のアカペラみたいな「Hero」部分は大好きでございます。(Sony Records、SRDL-4455、1020円)
<反省>
12日から3日間、大阪で開催された「Mac Fan Expo in Kansai '97」に行ってきました。 日を追うごとに人が増え、トータルで約6万人近い人達が集まったそうです。大阪ドームも大きい会場ですが、ここに集うMacファンの数の多さにはびっくり。ますますもって、「Macは少数派」なんていう言葉の怪しさを実感しました。こんなにMacやAppleファンが多いのですから、もう少し本国アメリカのAppleは考えを改めなきゃいけません。また、Macのアプリケーションを開発しているソフトハウスは自信を持てばよいと思いました。これだけの熱いエンドユーザーはそう他にはいないはずです。
そういえば立野康一さんのMac博物館に並んだ40台のコレクションには毎日列をなして見学者が絶えませんでした。古いパソコンがこれだけ熱い視線を浴びて見られることこそ、Macintoshの素晴しさを如実に物語っているではありませんか。これこそ、パソコンの歴史を作ってきて、これからも作り続けるであろうAppleへ注がれた期待でもあると感じました。願わくば恒例化して春は東京、冬は大阪ってな具合で、本家アメリカのボストン、サンフランシスコ並みに年2回の開催になるとうれしいですね。来年開かれたら、立野さんは「絶対展示しているMacの間で『Plus』の形したタコ焼きを売ってやる!」とおっしゃってましたから、世界初のタコ焼きにお目にかかれるのも遠い日のことでないかもしれません。
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<今週の一句>Appleの 前にも後ろにも あるパソ史
筆者/copy right=フルタマコト
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